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日本のダートは衰退しました


こんにちはこんばんは、競馬の勝ち方を教える馬券師シンジさんのブログです。

さて、来週はフェブラリーステークスです。

しかし、私は買う事をしませんね。

フェブラリー負けて騎手にキレるお客さんたちを見下していきましょう。

そんな人情と懐が冷たいシンジさんが今回ダートについてお話します。

現在ダートについて緊急事態になっていますので、改めてダートについて賢いお話をしていきましょう。

フェブラリーステークスの緊急事態

ついに来週今年最初のG1、フェブラリーステークスが開催されます。しかし、その登録馬の中で3頭の地方所属馬が登場します。「地方なんて大したことないでしょ」と思っている人いるでしょ?地方を知らなさすぎですね。

今回登場する「ミューチャリー」「ノンコノユメ」「モジアナフレイバー」、この3頭が賞金上位なんですよね。

つまり

今の中央ダートの馬が弱い。

これを言いたいんですよ私は。

そしてもう一つ問題点があります。それは「レーティング」です。G1というのは「最高峰のレース」という意味のため、平均レーティングが「115」以上である必要があります。しかし、今回のレーティングはインティが117。それ以外の馬は113以下のために正直「G2レベル」であると言えます。これが3年続けばG2降格の審査が始まるようですが、実は昨年も下回っており、現時点でツーアウトです。

これも理由は簡単です。

今の中央ダートの馬が弱い。

これを言いたい(さっき言った)。

なぜこのような事態が起きたのか?どうするのか?について、JRAの腹ん中を深くえぐっていきたいと思います。

なぜダートレースがあるのか?

まず、競馬には芝とダートがあります。

芝がある理由は欧州競馬を踏襲しているためです。

ではダートは何のためにあるの?と思いますよね。

これはアメリカ競馬を踏襲しているからです。

貴族とかが資金源になっていた欧州競馬は芝で行っていたのに対し、アメリカは労働者向けに競馬をさせたために、肥沃な土地を利用してコストのかからないダート競馬が主流になりました。これに参考して、ダートレースを日本で行っていると考えてよいでしょう。

もう一つ、芝の保護目的が理由です。芝は植物ですので、夏に伸びさかり、冬には成長が止まります。そのため芝を刺激したくないという理由でダートレースを作りました。

とはいえ日本のダートは特殊

「日本競馬=ガラパゴス競馬」というのは芝でよく言われる話ではありますが、実はダートもなのです。

「ダート」とは「土」という意味であり、アメリカ競馬は農業で扱われた粘着質な土を使っており、要はやわらかいんです。

一方で日本のダートは「土」ではなく「砂」でして、要するにベツモノです。

なぜ「砂」なのか?それは日本の気候が原因です。

雨量の多い日本では水はけの悪い土ではレースにすらなりません。

ちなみに今のアメリカ競馬およびイギリス競馬ではダートに代わる「オールウェザー」という新素材での競馬場もあります。日本も調教で使われる「ポリトラック」も「オールウェザー」の一種です。なお今回のテーマにはまったく関係ないんで以上。

ダート軽視の中央競馬

さて、本題に戻りましょう。日本の競馬は芝重視ダート軽視なのは見て明らかです。芝G1は腐るほどあるのにダートG1はたった2つ。ましてやダートG2なんて東海Sしかありません。

これは明らかにダート軽視です。

理由は一つ、日本のガラパゴス馬場のせいで、世界から疎遠になったからです。

そもそもアメリカ競馬を踏襲してダート競争をまねて、「ジャパンカップ・ダート」というG1レースを立ち上げました。これは芝の「ジャパンカップ」と同じ、海外の馬を招待して日本の競馬のレベルアップを図ろうというのが目的でした。しかし、日本のダートはアメリカとかと全く違う馬場だということがばれてしまい、結果的に海外から1頭も参戦することが無くなり、結果「自国の競馬は世界一」という理論で「チャンピオンズカップ」と名前を変更してG1を続行させました。

なんか、去年の芝のジャパンカップと同じ道歩んでるよね。名前代わるのかな?

ダートレースのレベル低下

外国から呼ばれなくなったことにより、JRAは地方競馬展開へシフトチェンジし、JRA交流競走などを作り、地方競馬の売り上げ(というかJRAの売り上げ)を増やしていきました。そのせいかもともとレベルの低い地方競馬に慣れてしまっているせいか中央競馬のレベル下がり、「芝で走れないならダートを使う」というように芝>ダートということになってしまい、全体のダートレベルの低下につながりました。

今後ダートはどうするのか

JRAさんは「あたりざわりのない対策」をよくやる団体です。まるで今の政治家みたいですね。「対策を出す(具体的な案なし)」といえば信じてもらえるアホな人間がたくさんいるからね。実に汚い団体だ。

今、JRAでは「ロードトゥケンタッキー」という名前を付けて3歳OPのダート競争の着順ポイント上位にアメリカのケンタッキーダービーへの特別招待をするという制度を設けて、日本のダートレベルを上げようと図りました。

結果どうなったでしょうか。

ほとんどの馬がアメリカへ行くのを嫌がりました。これが現実ですね。

唯一マスターフェンサーという馬だけが行きましたが、帰国後散々な結果で帰ってきています。

今のJRAにはダートの改革は厳しいでしょう、というかやる気ないでしょうね。

シンジ的ダートについて

さて、この緊急事態に私シンジはどう思っているのか。ほとんどの人が興味ないですね、分かります。

まあJRAを批判している人間はJRAへの改善策をつらつら述べたりしています。

述べたところで、何の意味が?

馬券師はJRAの売り上げを上げることを第一にやってるわけちゃうんやから、正直どうだっていい。

JRAが潰れない程度に落ちぶれるまで落ちぶれたらいい。

でも、このままだと俺はフェブラリーをしばらく買えない。買いたくない。

ま、馬券の購入は個人の自由。「勝手にしろ」というなら勝手にさせてくれ。

最後に。

シンジさんは地方馬を応援しています。中央競馬をぶっ壊す。

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