1番人気嫌いの恐怖
こんにちはこんばんは、競馬の勝ち方を教える馬券師シンジさんのブログです。
いやー内から抜け出せれるとか聞いてないヨ。
いかん、クリソベリルに引っ張られっぱなしなのはもう終わりましょう。
来週のこともう考えましょう。
と思ったのですが、先週のレースですごく気になることがあったので馬券師のことについてお話ししたいと思います。
みなさんは人気馬に対してどう思っていますか。
人気馬と一言でいってもいろんな定義がありますよね。
その中の一つ、単勝オッズ1点台の人気になりそうな「圧倒的人気馬」というものがあります。
それに対して、競馬芸人で有名な雨上がりの蛍原徹という人は「絶対に1番人気は買わない」と発言しております【出典:蛍原競馬倶楽部】。
俗にいう「1番人気嫌い」です。
今私が勝手に名付けました。
しかし、どうでしょうか。1番人気が勝つことも多々あるのが現状。
つまり、1番人気をしっかりと見極める人間にならないといけませんね。
単に1番人気を嫌う人間は考える事を辞めている、すなわち競馬で当たらない人間の特徴が出ていますね。
何度も言っております。
競馬で負ける原因は
・慢心
・思い込み
・勉強不足
・レース欲
今回は「慢心」の特徴に当てはまる「1番人気嫌い」の人たちについてお話ししましょう。
◎12/1中山7Rアイオライトにおける1番人気嫌いの考え方
先週の日曜中山7R、ここには単勝オッズ1点台のアイオライトという馬がいました。
ただでさえ、頭数の少ない2歳1勝クラスダート1200m。
しかも前走は先行して突き放して10馬身差の勝利。そりゃ1点台の単勝オッズになりますよね。
5分前では単勝1.4倍でした。
私もこのレースの情報収集のためにtwitterを見ていたら、そこにはたくさんの「1番人気嫌い」の意見が出ていました。その中の一つを抜粋します。
「アイオライトは強いけど、オッズがつかないからレイテントロアーを本命で」。
(レイテントロアーは同じレースの2番人気の馬)
この発言、普通におかしいでしょ。
だってアイオライトが強いのはわかってるのに、別の馬を買うんですよ。
アイオライトから買っても、オッズつかないからレース自体買わないのなら、別にいいですよ。
でのこの文脈から見ると「アイオライトが勝つのはわかってるけど、別の馬を買う」みたいなこと言ってるんですよ。
負けにいってるようなもんですよ。
カレー食いたいのに、タピオカミルクティー頼む奴いないでしょ。
なんか例えが違うか。
結果的にはアイオライトは快勝。単勝オッズは1.7倍をついていました。レイテントロアーは3着でした。ワイドなんか買ってなさそうですし、たぶんですけど、アイオライトを嫌った人は外してるんでしょうね。と思います。
◎別に1点台の馬が確実に勝つわけではない
私もアホじゃないし、0か1で考える人間ではないので、必ずしも1倍台の人気馬が勝つとは考えていません。
同じ日の中山10R市川Sではレッドフレイという馬が1.7倍の人気をしていましたが、結局2着と負けています。
この馬は先ほど述べたアイオライトとは違い、前走3着で負けている馬で、これまでの実績と鞍上がビュイックってことが影響し、過剰人気気味で1点台のオッズになってしまいました。
別にこのレースの全部の馬が結構拮抗していたような雰囲気はありました。
しかし、その見極めは正直経験でなんとかなるものと天性の勘で決まるものでもあり、私でも百発百中というわけにはいきません。
某元騎手は絶対分かるらしいようですが。
現に1.7倍のオッズの勝率は4割程度です。正直かなり危険であってもおかしくないので、よくよく考えたら「1番人気嫌い」の考え方も悪くないとも思ってしまいます。
◎1番人気嫌いの何がよくないのか
じゃあ1番人気を嫌ってもいーじゃん、という話になるのですが、
半分くらい正解です。
1番人気を嫌ったおかげで当たっている、そして儲けてとかいうのなら、是非とも続けてください。自分に合った買い方だと思われます。私も止める気はないです。
しかし、「何が何でも1番人気は買わない」とか「オッズが安いから買わない」というのは、非常に浅はかな人間です。
何もかも決めつけて生きていませんか?
だから負けるんですよ。
天皇賞秋もアーモンドアイ嫌ってサートゥルナーリア買ってたんでしょ?
あ、ユーキャンスマイルでしたか・・・。
◎1番人気の馬についてどう向き合うのか
じゃあ1番人気についてどう考えるべきなのか。これについて教えます。
答えは、「この馬が勝つ根拠」もしくは「この馬が勝たない可能性がある」という根拠を用意することです。
競馬は勉強です。なんで「この馬がこのオッズをしているのか?」と考える事で、人気馬自体の強さが分かってきます。
アイオライトのように「この馬は前走同じ舞台で強い競馬しているから」とか、
レッドフレイのように「この馬の鞍上が外国人だから」とか
人気になる要素を見つけることで、買うべきか買わないべきか考える事が出来るようになります。
結論をいうと、
何も考えない人間は負けます。
これだけは事実です。
あなたもそうならないように考えましょう。