競馬ファンも知るべき有馬記念について~有馬ってなに?~
こんにちはこんばんは、
あたおか系単勝馬券師、シンジです。
さて、2週間前となりました、有馬記念。
1年の集大成となるレースだと思いますけど・・・
そもそも有馬記念って何なの?
競馬を最近始めた人に向けて、また、競馬の奥深いところを知りたい人に向けてお話していこうかなと思います。
日本一早い有馬展望とかやりたいんですけど、もう先駆者いたんでね・・・諦めます・・・。
では、みなさんに質問。
有馬記念の「有馬」って何?
それは人名です。
私は以前、阪急梅田駅の構内とかで有馬記念の宣伝してる人から有馬温泉の入浴剤をもらったんですよね・・・。
関西人って意外と有馬を地名のことだと思ってると思いますよ。
有馬は人名です。覚えましょう。
有馬頼寧(アリマヨリヤス)。
明治時代に生まれた名代有馬家の当主。まぁ要するにめっちゃ貴族です。そんな感じで昭和時代には議員になりました。戦時中にも大臣をやっていたために、終戦後にはGHQにA級戦犯としてとらえられましたが、大臣やってただけなんで公職追放で終わりました。でもこの顔怖そうやから捕まるんかも。
1955年に農林省より日本中央競馬会、すなわち今のJRAの2代目理事長になります。ちなみに初代は安田伊左衛門、安田記念ってこの人のことですよ。そして就任後、中継の強化など競馬の発展に尽力しました。
この有馬さんの最大の功績は「暮れの中山に大きなレースを設けた」ことです。
暮れの中山の一番大きなレースは中山大障害だったんですけど、日本ダービーほどの盛り上がりではありませんでした。せっかくの年末なんだしもっと競馬を盛り上げたいということなので、プロ野球のオールスターのように人気投票を行って、上位の馬が出場できるというシステムを取り込み、レース名を「中山グランプリ」と題しました。
結果中山グランプリは大成功したのですが、それからほどなくして残念なことが起きます。
それは有馬頼寧が肺炎で急死したのです。
そして競走会は次の年の開催に功績をたたえて「有馬記念」と改称して現在に至ります。
まー、有馬記念の人気投票というのが今もなお現在まで続いているというのは本当にすごいですよね。
ということで今年の有馬記念。
50万勝負しないといけないですよね(あたおか)。
みんなしよ。