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ガードレールはどこ?

実は、ベトナムの道路にはほとんどガードレールが無いんですよ。

lan can đường:ガードレール(道路の欄干)

地域によるのかもしれませんが、少なくとも僕の住むハイフォンはそうですし、どちらにしても日本と比べたら極端に少ない。
殆ど無いに等しいかと思います。

大型トレーラーなんかがバンバン走っている幹線道路にさえ無いんです。

幹線道路の脇には商店や民家が並んでいたりするのに、危ない事この上ないなぁ、と思ったので、どうしてガードレールが無いのか一度ベトナム人に聞いたことが有るんですが、返ってきた答えはこれ。

危ないから。

はぁ???

でも、その理由を聞いて納得しました。

実は以前、ハイフォンと隣のハイズオンをつなぐ幹線道路にガードレールが設置されたことがあったそうなんですが、バイクがガードレールと大型車の間に挟まってしまう事故が多発したために、すぐに撤去されてしまったとのこと。

ガードレールと車の間を通り抜けて強引に追い越ししようとするバイクが多かったと言うんですよ。

大型車側も死角が多いから、バイクが横を走っていることに気付かず、うっかりガードレール側に寄ってしまったり ...。

当然、大事故になってしまうわけで、これはもう撤去するしか無いですよね。

ん〜、なんとも言いようがない ...。

はたまた、山道や峠などには落下防止のためのガードレールが設置されることがありますが、よく盗まれたりするんだそうです。
ベトナムでは金属は簡単に売り捌けますから。

人気(ひとけ)も無いし、格好の餌食。

これもまた、ん〜ん〜ん〜。

ちなみに、日本のガードレールの部品はベトナムからも輸入しているらしいです。


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