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べてるの家のメールマガジン「ホップステップだうん!」 Vol.220

今号の内容
・巻頭写真 江連麻紀
・続「技法以前」190 向谷地生良 「身体の絶対音感」
・「夜明け前のうた」 宮西勝子
・ これからも誤作動(3) 「自分との共生」 とっとこ
・福祉職のための<経営学> 082 向谷地宣明 「暗黙知 その2」
・ ぱぴぷぺぽ通信 すずきゆうこ 「体調改善法」


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最近、べてるのメンバーのMさんから毎日のように電話もらいます。

「爆発して疲れちゃった。もう、やんなっちゃう。」

「ちょっと聞いてー。幻覚妄想大会の賞が取れなかったのが、今頃になってショックなの。」

「ケンカしたのー。腹たっちゃった。」

「今日のSさん(スタッフ)の夜ご飯パスタらしいよー。」

「東京は晴れてるの?東京行きたいなー。」

毎日話題が豊富で3分くらい話してます。メルマガに書いてもいい?と聞くと、ちょっと恥ずかしいからMさんにしてね、と言われました。今日は電話代を気にしてたようで、すぐに切りました。


(写真・文/江連麻紀)

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続「技法以前」190 向谷地生良

「身体の絶対音感」

東田直樹さんが綴った『自閉症の僕が跳びはねる理由』は、自閉症の人が生きる独特の世界をダイナミックに描き出し、センセーションを巻き起こし、海外でも大きな反響を呼び、各国で翻訳され、同名の映画もつくられています。

その中に、古い記憶や感情が、時系列を失って、ごちゃまぜになって渦をまき、戸惑う現実が語られています。私たちは、過去の記憶と現在の記憶を年表のように記憶し、単なる出来事の記憶だけではなく、エピソードに“意味付け”を行い、自らの生きた足跡を一つの「物語」として語ることで自分が生きた時間を肯定することが出来ます。

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