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デッキ構築記録 「社長」
はじめに
はじめて投稿します。べすと申します。
遊戯王でオリジナルデッキを作って、田舎で細々と遊んでいます。
リモートデュエルサークルの摩天楼さんに幽霊部員としてお邪魔しています。もっと活動に参加したいのですがなかなか時間がなく…
普段ネット上であまり人とかかわらない自分ですが、今回初めて記事を書いてみようと思いました。理由は3つあります。
自分のデッキを説明し、言語化することで理解を深め、改良点や改善案を見つけたかったから。
作っているデッキが面白いデッキになりそうだと感じているから。
いろんな人のアイデアがほしいと感じたから。
といった理由で書き始めました。
たくさんの素晴らしいデッキビルダーの方々が構築記事等挙げていらっしゃるのをたまに読むのですがどれもとても素晴らしいデッキだなと感じる毎日です。どうやったらそんなデッキ思いつくのか…。
私のデッキはそんなに自信を持って紹介できるものではないので、今回は構築「記録」としてここに書き記していこうと思います。
長くなりましたが、ここからが本編です。よろしくお願いいたします。
デッキレシピ
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デッキをつくっていった過程
事の発端
ワールドプレミアパック2023が9月に発売されました。その中で、新規テーマ「GP」を使ってみたいなあと考えたのが一番最初です。
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「自分のLPが相手より少ない」という簡単な条件で展開でき、しかもリオンの効果以外では特に縛りもつくことがないので、いろんなカードと組み合わせられそうだと思いました。
そこで、最初に思いついたのが「チキンレース」です。
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1000LP必ず払って発動するため、必然的に相手のLPより自分のLPが少なくなります。これでドローを稼ぎつつ、すぐにGPの展開につなげられます。ただ、テーマカードでもないため、サーチがききません。そのため、フィールド魔法をサーチする手段として今回は「ネコーン」を採用してみました。
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なぜ、「ネコーン」なのかというと、たまたま目についたからです。いろんな手段がたくさんある現代遊戯王。ありすぎて一つ一つ吟味していたら悩んで進まないので、ひとまず「ネコーン」を使うことに決めました。
そして、この「ネコーン」を場に特殊召喚するために、今回は「捕食植物オフリス・スコーピオ」から展開する動きを採用しました。
捕食植物オフリス・スコーピオからネコーンを特殊召喚する展開ルート
「捕食植物オフリス・スコーピオ」を召喚。デッキから「捕食植物ダーリング・コブラ」を特殊召喚。
「捕食植物ダーリング・コブラ」の効果で「簡易融合」を手札に加える。
場の2体のモンスターを使って「アロマセラフィージャスミン」をリンク召喚。
「簡易融合」を発動。EXデッキから「捕食植物アンドロメリドゥス」を融合召喚扱いで特殊召喚。効果で捕食植物のペンデュラムモンスター「捕食植物ブフォリキュラ」か「捕食植物トリアンティス」のどちらかを手札に加える。
「捕食植物アンドロメリドゥス」の効果で場の自身をリリースし、「捕食植物ビブリスプ」をリンク先に特殊召喚。効果で先ほどの2体のペンデュラムモンスターのうち、手札に加えていないほうを加える。
「アロマセラフィージャスミン」の効果でリンク先の「捕食植物ビブリスプ」をリリースして「ネコーン」を特殊召喚。
回りくどいけどチキンレースゲット!
これによって、場にアロマセラフィージャスミンとネコーン、Pスケール1と8がそろうことになります。ある程度場にいろんなカードをため込んだ状態で、チキンレースをサーチできました。文章に書いたら長いですね。笑
ブフォリキュラとトリアンティスでペンデュラム召喚と融合ができる状態になっています。まだまだ展開ができそうだなあと考えていたら、なんと、レベル3チューナーさえ手札に抱えていたら、「三相魔神コーディウス」が召喚できるルートを見つけました。
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三相魔神コーディウスを出す展開ルート
ペンデュラム召喚をして手札のレベル3チューナーを特殊召喚。そのままレベル3チューナーと「ネコーン」で「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」をシンクロ召喚。②の効果も発動して、フィールドを破壊して「融合再生機構」を場に出す。そのまま手札1枚捨てて「融合」を手札に。(書いているときに気づきましたが、「フュージョンゲート」でもよさそう)
「捕食植物ブフォリキュラ」のP効果で、自身と、「捕食植物トリアンティス」で「捕食植物キメラフレシア」を融合召喚。「捕食植物トリアンティス」の効果で「捕食植物キメラフレシア」に捕食カウンターを1つ乗せ、レベルを1にする。
墓地の「捕食植物ビブリスプ」の②効果により、墓地から自身を特殊召喚。
レベル1になった「捕食植物キメラフレシア」と「捕食植物ビブリスプ」で「竜輝巧-ファフμβ’」をエクシーズ召喚。
「融合」を発動。場の「アロマセラフィージャスミン」「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」「竜輝巧-ファフμβ’」で「三相魔神コーディウス」を融合召喚。
2年越しの悩み、解決
予期せぬところでコーディウスまでの展開ルートを見つけてしまい、テンションが舞い上がってしまいました。頭の中はハッピー。喜んでカードを探して、他にどんなカードを入れようかと考えていたら、ふと冷静になって、こう思ったのです。
「これ、先攻でやっても意味なくね?」
気づきたくなかった…
ここでひとまず展開を回してみたら、できあがった盤面が、攻撃力6000の「三相魔神コーディウス」1体だけ。しかもLPは5000に。現代遊戯王において、こんなしょぼっちい盤面でターン返したら間違いなく負けます。コーディウスさん、どうしてこうなってしまったのか…せめて破壊耐性くらいついていても良かったんじゃないか…
機械族ってすごいね
仕方なしに先攻は「グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンを出してお茶を濁す」という考えに至りました。破壊されたらフィールドのモンスター全破壊。派手でいいじゃないですか。結局開き直ってデッキを作っていると、またしても閃いてしまったのです。
「アウローラドン出せるじゃん。」
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ドライトロンが機械族で、場にモンスターが2体いるので、適当にリンク2機械族にしてしまえばアウローラドンが出ることに気づいてしまったのです。しかも、展開の途中のレベル3チューナーを「レボリューションシンクロン」にしておけばここからまた連続シンクロが可能。なんてこった。対戦相手の表情だけは常に気にかけとかなければならないですね…
ワールドプレミア2023が優秀すぎる件
さて、ここでまた考えることが1つ。「アウローラドンをつかって何を出そうか」ということです。みんな大好きサベージでもいいんですけど、どうせなら面白いことがしたい。そこで注目したのが、今回のワールドプレミア2023で出た「魔螂ディアボランティス」です。
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アウローラドンの効果でオライオンでも出したら、トークン2体とオライオンで出すことができ、昆虫族、植物族のモンスターを2体も墓地に落とすことができます。そこで、スポーアとバルブを落としておけば、チューナーが2体出ます。スポーアは墓地のビブリスプ(エクシーズ素材に1回なるので除外されず、墓地にいます)を除外してレベル2にしておきましょう。アウローラドンを作る前にレボリューションシンクロンを蘇生しておけばチューナーが3体。★1+★1+★2+★8。なんとここから出ちゃうんです。
「スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン」
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遊戯王の可能性って無限大だなあと感じさせられました。この展開までできるなら現代遊戯王にも戦っていけます。むしろ相手のメンタルケアまで必要です。私はここで小休憩しました。面白い展開を思いついたらなんだかうれしいですね。コーディウスが弱いことに気づいたときは絶望でしたが、おかげでさらに素敵な展開も思いつきました。ありがとうコーディウス。
それはいいとして、満足しているときに、ふと思ったのです。
結局、GPは?
そう、このデッキ。作り始めた当初は「GP使いたいなー」から始まっていたのですが、気づけばGPが1体もでないデッキを考えていたのです。正直、もういらないかなあとも考えていたのですが、初動があまりにも細いので、「ついでだし、少しGP入れるか」という気持ちで空いたデッキの枠にGPを詰め込みました。最悪、スターリオンだけ出して相手にターンを渡しても何とかしてくれそうだと感じています。別にGPのこと忘れていたわけではありません。違いますからね!笑
あと、「GP-Nヘッド」が都合よくレベル8なので、返しのターンで特殊召喚、さらにレベル3チューナーを召喚したらレベル11ができるので、「サイコ・エンド・パニッシャー」を高打点で特殊召喚し、一気に勝負を決められるなあといったことも考えてはいました。
デッキ名について
デッキ名は「社長」です。LPという名の金をたくさんつぎ込んで、社長(大型モンスターたち)に成り上がっていくため、この名前にしました。スリーブは社長つながりで最近出た海馬のスリーブにしています。
主なカードの採用枚数について
総デッキ枚数について
デッキ枚数は40枚にしています。これは展開の初動が「捕食植物オフリス・スコーピオ」の1枚、「ローンファイアブロッサム」が3枚、さらに条件つきで「冷薔薇の抱香」の1枚の、計5枚だけしかないからです。ドローソースはそこそこ豊富なので引けないことは少ないのですが、少しでも事故を減らしたいのでこうしています。
捕食植物まわりの採用枚数
「捕食植物ダーリング・コブラ」は絶対にデッキに眠っておいてほしいカードのため、2枚採用にしました。「捕食植物ビブリスプ」については、絶対初手に欲しいカードというわけではないのですが、あれば便利に立ち回れることがあるので、2枚の採用です。
誘発娘について
レベル3チューナーと言えば、で思いついたのが誘発娘でした。1枚ずつ、5枚入れることでいろんな面倒ごとをごまかしています。笑
ネコーン、オライオンについて
手札にあっても、最悪ペンデュラム召喚して呼び出せるので、1枚ずつの採用です。
チキンレースについて
家に3枚ありませんでした。
サーチしてこれること、そしてあまり使いすぎたらLPがなくなりすぎちゃうことから、2枚採用にしています。
(と言っていますが、本当は3枚なかっただけです。)
GPについて
「GP-Nヘッド」に関しては、レベル8が欲しいので3枚、「GP-リオン」「GP-キャプテン・キャリー」はそれぞれ1枚ずつでの採用です。リオンは縛りさえなければ3積みでしたね。
課題について
初動が薄い問題
一番のゴールを「スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン」にしたとしたら、初手に「捕食植物オフリス・スコーピオ」or「ローンファイアブロッサム」+「レボリューションシンクロン」+モンスターカード1枚の、合計3枚初動になります。そこから、手札次第で妥協点を、展開しながらみつけていかなければなりません。安定は望めません。
後攻どうするの?
後攻をとったとき、初手の「捕食植物オフリス・スコーピオ」を止められたら何もできずにターンを返すことになります。GPを手札に握っていたとしても、中途半端に返して終わりになりそうな…
後攻とっても展開を通しやすくするための誘発娘ではあるのですが、そう何回も都合よく後攻の時に引き込めるわけではないですからね…
最後に
ここまでつたない文章を読んでいただき、ありがとうございました。こんなに書いておいてなんですが、このデッキ、まだ一回も対戦で回していません!笑
本当は今日友達と遊ぶときに使う予定だったのですが、ドタキャンされてしまったので、せっかくだから記事を書いてみようと思ってこうして書いてみたところでした。遊戯王が好きなたくさんの人に読んでもらって、いろんなアイデアをもらうことでもっとこのデッキを改良し、よくしていきたいと思っているので、いろいろ教えていただけると嬉しいです。自分から話しかけるのは苦手ですが、話しかけられたらべらべらしゃべるタイプの厄介オタクですので、そんなオタクでも面倒に思われない人は、リプなりコメントなりしていただけると嬉しいです。もし次も書く機会がありましたら、またぜひ読んでください!それでは、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。