政治家をバンドマンとして考えると
安倍さん亡くなったね。
きっと教科書に載る出来事だろう。
今までずっと、政治家は政治家という生き物で、
私とは違う生き物だと思ってた。
でも、涙を堪えて話す政治家さんを見てるとさ、
バンドマンとも変わらないのかもなって思ったよ。
親しくなくても、
バンドマンが死ぬとすごいショックなんだよ。
ましてや事故とか、そういうのだとなおさら、
すごく気持ちが落ち込む。
ジャンルが違うバンドマン、活動地域が違うバンドマン、
なんなら、考え方が全然違うバンドマン、
それでも、
もし、ライブ中、熱心に歌ってる最中、
わけわからんやつに撃たれたら、
悔しいよ。
そいつのこと、よく知らないとしても、
バンドマンが殺されたら悔しい。
政治家のおじさんたちも、
きっと普通に、
日本のことだけでなく、家族や趣味や、
そういうさ、どうでもいい話をすることもあったと思うんだよな。
敵対することはあっただろうし、
掴み合いくらいにはなったりするかもしれない。
よくあるじゃん。
バンドマンも、打ち上げで殴り合いになる夜。
政治家も人間なんだよな。
叩かれて当然の職業だとはおもう。
お金たくさん持ってるしさ。
だけど、人間で、
仲間が死ねば、こんなふうにころされたら、
悔しいよ。
あんまり付き合いがなくて、
ちょっと打ち上げで喋ったくらいのやつ、
思い浮かべてみて、
そいつがライブに殺されたって知ったら、
やっぱ、悔しいだろうな。
もっとライブやりたかっただろうな、って思うから、
想像が付くから。
選挙は行こうね。
安倍さんが可哀想だからここに入れようじゃなくて、
こんな世界がいい、こんな世界はいやだ、自由に。