遊ぶ
知り合いのお子様のお母さまに、
『人はこの世に遊びに来ている』というようなことを申し上げたら、そのお母さまは、全身で、わたしの言葉を受け止めくださり、
それはどういうことでしょうか?と問われた。
真っ正面から、自分の発した言葉に質問された経験が、あまりなかったので、
その方の姿勢に感謝するとともに、
人生をあそぶとは、どういうことなのかを
今一度考えてみた。
人の一生は、大海に浮かぶ泡のようなもの。
大海に浮く泡が生で、泡が弾け、波と一体化した状態が、死をあらわす。
万物が、流転していくことを思えば、
死に向かう我らが、避けられない死を
やみくもに恐れ、立ち往生するのは、
もったいない。
人はこの世に遊びに来ていると思えば、自分でOK出せば、何をしてもOKなんじゃないか、
どうせ、死によって、
リセットされるのだから。
死が、全てを帰結し、また、生へと再生されるのだから。
というようなことをわたしは言いたかったのだ。
その方には、以上の内容の手紙を書きたいと思う。
今日が、佳き日であらんことを
以上