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監督。

はじめてnoteを書きます。
お手柔らかにお願いします(笑)

ご存知の方も多いと思いますが、2023シーズンを以て情熱ロンリネスFUCHUのトップチーム監督を退任することになりました。
情熱の各SNSやYouTube、僕個人のSNSでも簡単に発信しているので、よかったら見てください!
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タイトルの「監督。」ですが、本当は1回目のnoteは『なぜ監督を辞めたのか?』をテーマに書こうと思っていました。
しかしいざ書き出してみると、社会人チームの監督って何なんだろうな?って壁にぶち当たりました。
なので先に、僕が思う社会人チームの監督をテーマに書いてみることにします。
で、その流れを汲んで第2回あたりで退任理由的なものが書ければな?と思っています。

では。

今東京都には本当にたくさんの社会人フットサルチームがあります。
その中で専任監督がいるチームもあれば、選手を兼任しているチームもあります。
監督がいないチームもあるのかな?
そして監督が代表者のチームもあれば、外から呼んできているチームもあると思います。

一般的に監督の仕事って何でしょう?
戦術の決定・練習の構築・メンバー選考、この辺りでしょうか?
代表者を兼任していたら、そこにコート確保・練習試合の調整などが入ってくるのかな?
大変だ。。

何で監督なんてやるんだろう?
ボール蹴りたくてはじめたのに、プレーしないなんてつまらなくないの?
って、僕もずっと思ってました。
実際選手時代は1ミリも監督に興味なんてありませんでした(笑)
そんな僕が監督になった経緯はYouTubeに出ているので見てくださいね♪♪

これは僕が監督として感じた楽しさの話です。
監督ってね、ずっとピッチに関わってるんです。
練習もそう、試合もそう、ずっとピッチに関わってるんですよ。
ぶっちゃけ選手時代は、交代してベンチに座ってたらオフでした。
練習の順番を待っているとき、紅白戦で呼ばれなかったとき、オフでした。
練習のない日にトレーニングや、動画見たりなんてほぼしてなかったです。
でもね、監督になったらオフないんすよ。
だって試合中や練習中に監督がボーッとしてたら勝てないでしょ?
これって思ったより刺激的でしたね。
仕事中に練習考えるのも面白かったし(狙ったアクションが起こると嬉しい♪)、ずっとピッチと関わりを持つことが、これ楽しいなと。
気づいたら10年やってましたわ(笑)

でもね、想像に易いと思いますが、楽しい反面まぁしんどいです。
責任あるし、勝てないと選手起用でやんや言われるし、メンバー外選ぶのも神経使うし。
ピッチ外でも結構色々とあります。
メンタルの疲労がまぁなかなか。

でね、ある意味ここからが本題なんですが、社会人チームの監督に必要な能力って何だと思います?
チームのコンセプトや方針があるので一概には言えないけど、長く続くチームの監督に必要なのは「負けず嫌いじゃないこと」にいきつきました。
これは決して負けても良いよということではなく、負けることもあるよねと受け入れられる能力のこと。

ピッチ上で戦術的にも戦略的にも優れていることはもちろん大事ですが、それらについて来れる素材やモチベーションが選手たちにありますか?
週1〜2回の練習しかない社会人チームの監督を、Fリーグチームの監督がやったら上手くいくと思いますか?
おそらく温度差についていけない選手の方が多いのではないでしょうか?

社会人チームって本当に色んな人がいます。
情熱だけ見ても、19歳の大学1年生から48歳の初老まで(笑)
仕事だってフリーターから社長、学生まで。
フットサル経験だって、初心者もいれば20年戦士や元関東リーガーや元Fリーガー(情熱にはいませんが)までいます。

・ある選手①
練習休まないし、練習のない日はジムに行ったり動画見たり。
・ある選手②
仕事や家庭の事情で、練習来れたり来れなかったり。
・ある選手③
実力が足りないのに、練習のない日は何もしない。

まぁ③は良いとしても、①が当落線上で②が主力ってパターンは結構あるある。
で、こんな選手たちが練習来て1つの目標に向かってる(風な)のが社会人チーム。
仮にチームの目標が優勝だとして、本当に③の選手が優勝目指してると思う?
『関東リーガー』ってブランドのためだけに所属しているような選手だっているよ?
主力の②の選手は自分を脅かす存在が入団したときに、それを跳ね除けてポジションを守ろうとすると思う?
試合に出れない①の選手の目標が本当にチームの優勝だと思う?
「こんなに頑張ってるのに何で出れないの?あいつ練習来てないじゃん!」って普通思うよね。

理想は全員が①の選手で試合に臨めることだと思う。
けど現実問題それは絶対無理。
じゃあどうするか?
この処理能力が社会人チームの監督としての技量かと。
トップリーグのチームや育成年代やF下部チームにはない問題。

で、いきついたのは「負けず嫌いじゃないこと」。
しょうがないんだよ。
主力が練習に来れないのも、練習に来てるから試合に出れるわけでもないのも、下手な選手も一緒に活動することも。
自分が選手時代はベンチでオフってたのに、今の選手が全員ベンチで戦ってるなんて都合の良いことないんだよ(笑)
選手なんて勝手なもので、使ってくれたら良い監督、使ってくれなきゃ悪い監督になるんだから。
それを受け入れて、その素材の中で勝てる最善を尽くすのが社会人チームの監督なのよ。

仕事や家庭の事情で練習に来れない選手が肩身の狭い思いをしていたら、チームは持たないよ。
良いんだよ、来れる時に来て一生懸命やれば。
下手くそな若手も、どこかでスイッチが入るかもしれない。
良いんだよ、スイッチが入らなければずーっとメンバー外で。
練習に来てる選手がメンバー外?
しょうがないよ、実力不足なんだから。

だけどね、どんな選手でも1人1人とは“ちゃんと”向き合わないと駄目だよ。
これは絶対。
じゃないとチームは瓦解する。
選手あってこそのチームだからね。
モチベーションの高い選手がストレスを抱えるようなことが、1番あってはいけないこと。

まずチームを存続させること、そしてチームに真剣に向き合うこと、そのためにチームを安売りしないこと。
これを続けていれば、今は勝てなくてもいつか巡り合わせで目標が叶うときが来る!
今勝つことももちろん大事。
でも5年10年先も勝てるチームであることの方がもっと大事。
チームの安売りだけは絶対しちゃ駄目。

社会人チームの監督の皆さま。
色んなプレッシャーがあると思います。
僕もまさか最後に降格争いをするとは思ってもいませんでした(笑)
1人で抱えていてはいつか潰れちゃいます。
そしてそんなチームは潰れても仕方ありません。
監督は御輿に乗ってるくらいがちょうどいいと思います。
情熱では選手がチームを想い、コートを押さえたり、練習試合の相手を探したり、SNSを中の人中心に各自頑張ったり、動画をアップしたり、スカウティングしたりしています。
僕はこれらのことはほぼやっていませんでした。
みんなに支えられ、いざというときに矢面に立つ。
そのために普段みんなから信頼されるような行動や、一貫性のある発言でチームの舵を取る。
それが社会人チームの監督かな?と。
聖人君子であれ!ということではありません。
僕はほど遠いです(笑)
今のチームに合わせたテンションであれ!ということです。

トップリーグのチームにはない悩みだと思います。
それらのチームの監督は「負けず嫌い」じゃなきゃ務まらないでしょう。
だって勝つための集団だから。

ほとんどの社会人チームは、何もしないで人が来る環境ではありません。
だからこそ、チームを長く強く存続させる大事なことは、選手・スタッフみんなのチームへの愛です。
そしてそんなチームへの愛情を育んでくれるのは、オフザピッチです。
以前とある偉大な監督が言っていました。
『飲み会の質はチームの質』だと。
「オレはお酒なんて飲まずにフットサルを真剣にやりたいんだ!」なんて人も楽しめる飲み会を作っていきましょう!
でも、そういう人はそういうチームにいきましょう(笑)
東京都だけでも本当にたくさんのチームがありますので。
自分に合うチームを探し、自分に合ったチームを作っていきましょう!

最後に。
色々書いたけどね、やっぱり『強い』ってのは特別な魅力だと思う。
競技でやってる以上、『強い!勝てる!』ってのは大事なこと。
そこから目を背けちゃいけないよね。

これが10年間社会人チームの監督を務めてきた、普通のおじさんのはじめてのnoteです。
長文駄文失礼いたしました。
まとまらないし疲れたので、第2回はないかも(笑)
ありがとうございました。

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