土地を放置してはいけない5つの理由
使っていない土地、売れない土地はありませんか?
今回は使っていない、売れない土地を放置してはいけない理由5選をご紹介。
1.土地の管理に手間や費用がかかる
所有している土地を放置していると、雑草が生えて虫が寄ってきます。
近隣に農地などがあって自身の土地が害虫の温床になれば、苦情が出る可能性があります。
また、冬場になって雑草が枯れれば、火災の発生源になる恐れもあります。
自身で草刈りするのは大変な労力を伴うし、専門の会社に除去を依頼すれば、それなりに費用がかかります。
近隣の土地所有者から苦情が出ない状態を維持する必要があるので、放置したまま何もしないというわけにはいかないですね。
2.古家があって近隣トラブルに発展する可能性
土地に住宅などの建物がある場合はさらに注意。
老朽化した木造家屋が立っている場合などは、火災の原因になったり、倒壊の恐れがあったりと、近隣の土地所有者や通行人に迷惑をかけてしまう恐れがあります。
また、荒れた状態の土地や建物は、きちんと管理されていないことが一目瞭然で不法占拠や不法侵入、不法投棄などを誘発しやすくなるという危険もあります。
こうしたリスクを避けるためには、土地上の建物を解体するのが1番ですが、当然、解体するには専門業者に依頼する必要があり、相応の費用がかかります。
さらに、解体した場合でも、1.で触れたリスクが残ります。
また、住宅用地の場合、建物を解体して更地にすると、固定資産税や都市計画税が高くなってしまうというデメリットもあります。
解体費用やその後の管理コストを踏まえても持ち続ける意味があるのか、しっかり確認する必要があるのです。
3.放置している間に土地の価値が下がる可能性
不動産仲介会社に売却を依頼したものの買い手が付かず、結果として長く放置し続けてしまうようなケースもありますが、これは土地の価値を下げることにつながりかねません。
売却を任された不動産仲介会社は、自社サイトや不動産流通機構のネットワークシステムに物件情報を掲載します。
同じ情報が長期間掲載されたままだと、「みんなが購入を避けるような特殊な事情があるのでは」などという疑念を持たれる可能性がある。
そして、売れ残りイメージが定着してしまうと、実際の相場より価格設定を大幅に下げざるを得なくなる事もあります。
4.土地を所有しているだけで税金がかかる
不動産を所有していると、固定資産税や都市計画税などの税金が課せられます。
税額は、土地の立地条件などで変わります。
郊外の山林などはあまり大きな負担にならないが市街地などでは数万円単位で課税されます。
固定資産税の額は、年に一度、立地する自治体から届く納付書に記されているので確認しましょう。
5.先延ばしにしていると家族にとって負の遺産になるかも
土地を所有し続ける上では、管理や納税などの手間・出費が伴います。
売りに出せばすぐに買い手が現れるような土地なら良いですが、売れない土地の対処を先延ばしにしているうちに自身が不慮の死を迎えてしまうと、配偶者や子どもに負の遺産を遺すことになりかねません。
このような可能性にも配慮し、早めに対策を考えましょう。
分かりにくい事が多い不動産。
まずは不動産屋さんに相談する事からしてみてはいかがでしょうか?
ではまた!
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