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見えない壁、それはコミュニケーションバリア(その1)
コミュニケーションバリア、それは、会話などを行うときに、上手く言いたいことが伝わらないときに、存在すると考えられるバリアです。例えば、話し相手の状況や立場の理解不足が原因で起こります。
いくつかケースがあるのですが、今回はその1つを紹介したいと思います。
聞こえない人・聞こえにくい人の聞こえ方をイメージするとこのようなイメージです。声を大きくすれば伝わると思っている人が多いようですが、それは必ずしも正しくはありません。
聞こえない人・聞こえにくい人の中には上記のように、所々に単語にならない部分が分かるだけで、大部分が分からない状態です。全く分からない人もいます。そして、全体の情報量が分からないので、どのぐらい分からないかも分からない状態です。その中で、【穴埋めパズル】のように想像で文を推測する作業が必要になります。
聞こえない人・聞こえにくい人は、かろうじて聞き取れる情報や、口の形を見て理解する情報をつなぎ合わせて、話全体を理解しようとしますが、聞こえ方や口の形の読み取る力は一人一人違います。また、話し手の声の聞こえやすさ(滑舌やスピードなど)や口の形の読み取りやすさも一人一人違います。
想像してみてください。このような作業を毎日365日しなくてはならないとしたらとても大変なことです。
自分が言ったことが、どうすれば相手に十分に伝わるのかを意識してコミュニケーションすることはとても大事です。今日から、あなたも相手のことを意識して、コミュニケーションすることで、すべての人とコミュニケーションができる豊かな社会を目指しましょう。
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