【映画】硫黄島からの手紙
戦争に駆り出された人々の映画だ。
舞台は硫黄島。舞台というのは違う気もする。戦地は硫黄島。
彼らは天皇陛下万歳といい、自らの命を投げ出し戦っていた。
俺なら自分の命を大事にして、天皇のために国のために命を差し出すことなんて絶対しない。そう思っていた。
でも、戦争の映画を久しぶりに見たが少し考えや想いは変わっていた。
彼らは普通の生活をしていて、戦争に送り出された身である。おそらく死んでいった兵士のほとんどが家族を残して。
そりゃ生きたいに決まってる。でも、戦争をしている現状、環境がそこにあり戦わなければならなかったのだ。
投降しても殺される、本土からは援軍は来ない、戦いに行けば圧倒的な戦力差で殺される、水も食料もない。そして、負けたと確信したら自決を命じられる、従わないと身内に殺される。
硫黄島はそんな環境だった。
今、平日週5日朝7時に起きて、働いて、帰ってYouTube見て、寝て。休日が2日あって友達と会い、時にはただ寝ているだけという日もある。
そんな環境で"生きている"俺に想像できるわけがないんだよ。
でもそこで終わっちゃだめだと思う。
これは詭弁では無くて、人として。
命に対する考え方が浅いようにも取れるその時代でも、命の重さは今と変わらない。
戦争を美化するつもりは毛頭ないけど、環境が違う中で、生きたいと思いながらも戦っていた人達を忘れてはいけないんだ。
大人になった俺。
戦争を忘れてはいけない、という事の意味を少し理解する。
明日も生きるんだ。
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