飛島
何年前だろうか。たぶん15年位前だろう。
これが初めての離島となる。
次に行くことになる粟島と記憶がごっちゃになってしまっている。だからお盆に実家に帰ったときに写真を見て思い出してきた。
というわけで、詳しくは記憶からすっ飛んでしまっている。
断片的な記憶をたどっていこうと思う。
記憶① 穏やかなビーチでの海水浴
俺家族と山形に住んでいる祖父母、そしてじいちゃんの弟で旅行に行った。
10年も昔のことを今でも覚えているのは何か不思議だ。
でもそれだけいい経験ができたってことなんだよね。じいちゃんばあちゃん連れて行ってくれてありがとう。
このビーチでの記憶は脳内に移った一枚の写真のような光景の記憶のみである。
幼き頃の俺はゴーグルをつけて、きれいで波のあまりない海で遊んでたような記憶がうっすらとあるだけだ。
だけど、なにか淡く穏やかなメモリーとして刻まれているんだな。
記憶② サザエ捕獲
結構記憶に残っている。
入江みたいなところだったかな。結構深いところまで行って海水浴をしていた。
青いウミウシがいたんだけど、毒ありそうで遠くから眺めていたんだけど、波のせいでめちゃちかくまでいっちゃって焦ったのを覚えてる。
そこで、どんな流れでかは思い出せないが、じいちゃんとじいちゃんの弟とと俺でサザエをとったんだよね。
俺も素潜りして一緒になってとった。
楽しかったなあ。
浜辺にサザエをとったら、罰金やら懲役やらって書かれた看板があってやばいことだということは幼心をもった俺でも感じたね。
でも、じいちゃん兄弟は若い時はこんなことばっかやってたよ、って話をされてすげえなと思ったね。いい兄弟だ。
島から帰ってから食べたんだけど味は覚えてないんだよな。
今ならビールと共に勝利できる自信がある。
ふと思うが、こんなにも昔の記憶があるってすごいし、さっきも言ったけどこんな経験をさせてくれた山形の祖父母には心から感謝の気持ちでいっぱいである。
じいちゃんはガンだし、いついなくなるかわからない。
悲しいけどそろそろ考えていかないと。
まだ身内がなくなった場面には遭遇していない。
おそらく落ち込むどころじゃないとおもうけどね。
って暗い話はこんくらいで。
こーいう大切な思思い出をかみしめていきたいな。
そんなことを思いながら、俺は記憶のメモとして筆を執る。