BBTAG師弟杯を終えて
初めに
皆様はじめまして、新規bbtag勢の会長です。
bbtag界隈に少しでも溶け込みたくて今回のアドベントカレンダーに登録し、一筆書いてみようと思った次第です。
拙い文章かつ長文ですがよろしくお願いします。
素直に自分の気持ちを書いてしまった結果なので、長文を読むのが苦痛でなければお付き合い下さい。
当初書こうとしていたものが既に同じく新規プレイヤーのなつはしさんと内容ダダかぶりになりそうな気配だったので、今回の師弟杯のみにスポットを当ててお話していこうと思います。
また、この文章内では本人の許可なく他のプレイヤー様の名前が出てきますが、名前を出している人は例外なくリスペクトしています故、名前を出すことを許していただければ幸いです。
〜自分が師弟杯に出場しようと決意した経緯〜
冒頭にて私は自分のことを新規プレイヤーと表現しましたが、他の師弟杯に出る方々と比べたら実は少し加齢気味でありまして、前回のbbtag師弟杯の直前辺りからスタートしました、よって 5ヶ月ほどです。
さらにもっと言えばゲームをプレイせず、上手い人の動画を見漁る、いわゆる動画勢だった時代を考えれば優に1年半を越えています。
それ故に今回の師弟杯に参加することは、当初かなり消極的でした。
私はニックさんが開設してくださったdiscordのbbtag寺子屋サーバー(端的に言うと初心者サーバー)に属しています。
そのため自分より遅くそのサーバーに入ってこられて、自分よりも努力している人たちを沢山知っています。
だからこそ師弟杯が自分のように初心者というには時間が経ちすぎて、なおかつあまり練習に時間が取れない者にはふさわしくない舞台であることは百も承知でした。
では何故私は師弟杯に出場したのか…
どうしても今の状態からワンステップ上へ行きたかったからなのです
師弟杯に出場を決める数日前、自分は先程名前を挙げたなつはしさんにロビーにてコテンパンにやられました。
勝率自体はギリギリ1試合分負け越し程度のものでしたが、対戦内容があまりにも一方的で自分の弱いメンタルをふらつかせるには十分なものでした。
自分はなつはしさんが今よりもずっと初心者だった頃を知っています。
だからこそその当時一方的に負けたのはかなり衝撃的で、初めて後ろから追い抜かれていく気持ちを身をもって体感しました。
この事件よりも前々からずっと自分がbbtagのプレイ時間を確保できてないことは自覚できており、エンジョイ勢としてこのまま誰にも認知されずに終わるか、キャラ替えなどをして効率よくゲームをするか、そんなことを定期的に考えていました。
そんな時、師弟杯にITOKOさんというプレイヤー、更にはなつはしさんが参戦したことをTwitterで耳にしたのです(ITOKOさんは今回優勝された方です)。
ITOKOさんはニックさんの開くレンタルルームやランクマにて時々顔を合わせるプレイヤーでした。
相手方は恐らく全く意識していなかったでしょうが、自分の中では密かに''ギリギリ手が届きそうで届かない格上プレイヤー''として意識していた人の1人です。
このニュースを聞いて、自分が師弟杯に出ることを考えるようになりました。
本当の初心者の方への罪悪感はありつつも、自分が今まさに追い抜かれようとしているプレイヤーや、自分の少し先を走っているプレイヤーに置いていかれる恐怖がそれを凌駕し、師弟杯に出ることを決断させました。
〜では自分は今どうするべきか〜
自分が成長することと1つの大会に出ること、一見繋がっていないようにも見えるこの文言、こと師弟杯に関しては全く事情が違いました。
この大会では1人だけ自分を手助けしてくれる師匠に師事することができます。
これは先程自分が言った効率の良い練習に該当するもので、独学かつ自分の取れる時間では越えられないハードルを少し下げてくれるものです。
また効率を見る上で自分のキャラを替えるか、ということも考えました。
自分はセトハイドを使っています。
周りの人達のペアと比べると少し火力が見劣りするように感じることはありますが、使っていて楽しい、癖のないお気に入りのペアです。
特にハイドはこのゲームを始めてから使わなかった時期はなく、やはり自分はこのキャラが使いたいと強く思いました。
では師匠を誰にお願いするか?という問題が次に発生します。
今だからこそ言える事なのですが、誰に師事するかは結構迷っていました。
前回大会の前日に出たいと悩んでいた私に声をかけてくれたげどーさん、配信上やオフで面倒を見てくれたピザマヨさん、その他諸々いましたが、その人達に共通して言えることは自キャラが師匠と被っていない、ということなのです。
彼らは非常に優しい人たちなので、別にキャラが被らなくても真面目に研究して、優しく教えてくれるに違いないという確信はありました。
しかしそれをすると彼らがもしもう1人弟子を取る、となった時にかなりの負担となってしまうとも思いました。
そして何より、彼らに教わった時、自分はキャラ替えした方がいいんじゃないか、という思いが生まれてしまうと思ったからです。
ではせめてセトかハイドを使っている方に師匠をお願いしたいと思い、色々調べたところ普段ピザマヨさんの配信にいるコンボのやり込みが半端ではないハイドの使い手に辿り着いたのです。
〜お師匠コースケさん、ここで登場です〜
〜本格的に練習を始めて〜
実はここからコースケさんにお願いをするまでにコースケさんのTwitterアカウントが見つからない、というアクシデントがありましたが、それはニックさんが教えてくれました、この場で深く御礼申し上げます。
私がコースケさんにお願いした時、''いまいち練習時間が確保できないこと''をまず初めに伝えました。
断られる要素としては十分すぎると自覚していたからです。
結果としてコースケさんは快く引き受けてくださいました。
約束を取り付けた次の日にはセトハイドミラーで対戦して頂き、習得すべき連携などをTwitterのDMにて送ってくださいました。
コースケさんから勧められた練習は以下の通り。
(週に平日2日土日2日間、合計約15時間ほどの練習時間に対して)
1. 平日と土日でそれぞれ1日ずつを対戦にあてる。
2. 時間配分はトレモに重点を置く。
3. 対戦相手がいない時にサバイバルモードをする。
これだけです。最終週1週間以外はこれを1人で行っていました。自分含めた初中級者にとっては若干気になる項目もあるかもしれませんが、上から一つずつお話ししていきます。
1に関しては特に言うこともないと思います。
強いて言えばなぜ毎日対戦ではないのか、というところでしょうが、上述の2のようにトレモに重きを置いて欲しいというコースケさんの思いであると思っています。
2についてですが、初中級者の方々はどれほどトレモに重きを置いていますか?
「そりゃ大事だろ格ゲーだぞ…」と思った皆さんはどのようなことをトレモで行っていますか?
コンボ練習だけで十分なセンス勢の方々もいるでしょうが自分は凡人なので色々トレモで試行錯誤する時間も長いです。幸い嫌いではないので一日全てトレモに割いてるような日もあります。
ではコースケさんは私にどのような課題を与えたでしょうか?
一つだけお手本を置いておきます
↓
https://twitter.com/goldframeexvs/status/1341387086138621960?s=21
これは画面端での攻め継続兼崩しを兼ねた固めです。
当然のようにコマ投げ以外全て連続ガードになっています。
一見簡単に見えるかもしれませんが、自分にとってはかなりの関門でした。以下難所を少々上げてみます。
この連携は自分が使う場合、起き攻めでセトが5Aで触る前にハイド4Pをガードさせてから始動することがあります。
その場合初めの5A連5B連にディレイをかけてやらないと5Bの4段目までにハイドが帰ってきません。これが一つ目です。
次に、ハイド5Pをガードさせている間、本体のセトは空ダJBJAを仕掛けています。
これは本来しゃがんでいる相手に当てるための中段攻撃であるため、セトの高度をかなり落とす必要があるのです。
さらにこのJBJA、使っている方なら容易に気付かれるかと思いますがJBとJAの間にディレイがかかっています。
ディレイをかけずに最速でJBJAと入力してしまうと着地5Aor2Aが間に合わず、相手の暴れを許してしまうからです。
このように初心者がつまずくところが少々散りばめられており、自分もまだ成功率7割といったところです。
このように連携を「作り出す」だけでなく「より成功率を高め」たり、「その状況に持っていきやすい状況を考える」こともトレモの醍醐味です(むしろbbtagではコンボを考えるよりもずっと大事なことかと思われます)。
(ちなみにこのセトの強力な崩しは多段ヒット系のパートナースキルを持つキャラを相方にしていれば比較的容易に行えます。ぜひ参考にしてください。)
3つ目、サバイバルモードは人によっては「一体なんのために…?」と思われるかもしれません。
実は自分もその1人だったのですが、一度やるとその考えはすぐに変わりました。
我々格ゲーマーは普段当たり前のようにコンボを入れたり、そこから起き攻めに入ったりします。
でもそれはある程度始動がわかっていたり、相手の受け身方向の癖をある程度把握していたり、妥協してある程度どの受け身にも対応できる起き攻めをしていたりするからです。
これはいわば自分の慣れと対戦相手への信頼によって成り立っていると私は思っています(いやそれ当たるんかい!!ってびっくりしてコンボを見逃すこと、ありますよね…?)。
ではこれがCPUとなるとどうでしょう?
当然相手は一定の方向に受け身など取ってくれませんし、詐欺飛び連携をされているのに平気でリバーサルアクションを出しますし、暴れ潰しに平気で引っかかりもします。
そのような時に受け身の方向確認を怠ったり、詐欺飛びを甘えて実は詐欺れてなかったり、普段の相手の上手さに甘えてカウンター確認をサボったりすると、起き攻めミス、リバーサルアクション被弾、コンボの見逃しを引き起こします。
これは新しいキャラを開拓したり、今回の私のように新しい選択肢を唐突に与えられた際に頻発すると思います。
そのようなことを引き起こさないためにサバイバルモードで自分のやりたいことの精度、判断力を引き上げ、より無意識下でそれらが遂行できるようにすることは間違いなく漫然と対戦をするより有意義であると私は結論づけています。
実際の練習対人戦についてはここでは言及しません。
リプレイを見て反省したり知り合いに添削をお願いしたり、やりようはさまざまだと思います。
ただ強いて一言私から言うことがあるとすれば「意識の高いことに意識的にトライすること、意識を高く保つこと」でしょうか?
自分の意識を高めることで成長速度は早まり、実際に対戦する際に甘えた行動が減る気がします。
〜師弟杯を終えて〜
ここまで粘り強くこの記事を読んでくださった皆様、師弟杯はいかがだったでしょうか?
当の私は3回戦敗退という少し情けない結果で大会を終えてしまいました。
自分の中で意識を高く持って挑みました故、完全に後悔だけが残った、という訳ではありませんが普段と違って明確に自分を応援してくれる師の期待に添えなかったのが本当に悲しい、そんな想いがあります。
それでもそれを強引にポジティブに考えるならば、それほどまでにこの大会に熱を込めることが出来ていた、ということなんだと思います。
今回の大会でダブルエリミ形式の楽しさやオンライン大会の難しさ、その他多くのものを身につけられたと思っています。
今回師弟杯に出るにあたって密かな目標としてなつはしさんとITOKOさんに当たり、そして勝つ、というものがあったのですが、そのどちらも達成する機会すらないまま終幕となりました。
自分は本番というものに何一つ例外なく弱いため、これを絶好の機会としていたのですが、これは後々まで持ち越すこととなりそうです(笑)
〜最後に〜
これらのことを踏まえた上で自分が今後どのようにこのゲームを取り組むか、究極的に言えば楽しむか、そこはまだ決めかねています。
公式の大きな大会に出られるほどの実力でもありませんしね。
それでも間違いなく言えることがあるとすれば、自分は現時点でこのゲームをかなり楽しめているし、この想いは現状全く萎える気がしない、ということです。
私は元々、画面の向こう側にいるキャメイさん、小路KOGさん、ピザマヨさんやげどーさんに憧れてこの世界に来ました。
かつて眺めていることしかできなかった憧れの上手い人たちの対戦に混ぜてもらって、彼らにとっては些細なことでも褒めてもらえて嬉しくなって、それで次の日もbbtag頑張ろう!って素直に思っています。
きっとしばらくはまたトレモで自分のメインタッグを仕上げる傍ら色んなキャラに触れて「このキャラ面白いやん!!」って毎日言っているでしょう。
本当の最後に、このような機会を与えてくれたbbtag界隈に、多大な感謝を。
自分は普段別の界隈に住んでいますが、この界隈は本当に優しくてあったかいです。
また、今回の師弟杯で面倒を見てくれたコースケさんには特に多大な感謝の気持ちで一杯です。
師弟杯に出ることを悩んでいた時にbbtagから背を向けたくなっていた気持ちは、今となっては微塵も自分の心の中には存在しません。
大会の結果という形にはできなかったですが、今自分がこんなにもbbtagに打ち込めているという事自体が、コースケさんが俺に与えてくれた宝物だと思っています。
このような形でしか謝辞を述べられないのはとても情けないのですが、これで勘弁していただけると幸いです。
それでは乱筆乱文失礼致しました。
noteのシステムに慣れておれず、非常に読みづらかったかとは思いますが、付き合っていただき、ありがとうございました。
これにて失礼させていただきます。