十年ぶりに皐月賞観戦。
中山競馬場に行ってきました。
メーンレースは、3歳牡馬の三冠ロードの第一弾、皐月賞。
皐月賞を現地で観戦するのは、イスラボニータが勝った2014年以来、十年ぶりでした。
今日はふたつのサヨナラがありました。
ひとつめのサヨナラは、JRA通算12,373騎乗(967勝)の、勝浦正樹騎手。
今日が最終騎乗日でした。
私、競馬場で名前を”叫ぶ”と気持ち良い騎手が三人いて、田中勝春騎手、武士沢友治騎手、そして勝浦正樹騎手です。
この三人が、去年の暮れから次々と引退してしまいました。寂しい。
勝浦騎手の最後のレース、うっかりソフトクリームの行列に並んでいて見過ごしそうになったものの、「勝浦騎手最後の騎乗となります。」という場内のアナウンスで気づき、列を抜け出て観戦へ。
馬券は買えなかったのですが、しっかりラスト「勝浦ぁぁ〜〜!!」と叫んで応援。
結果は2着でした。惜しい!
勝浦騎手、長い間、お疲れ様でした。
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そしてもうひとつのサヨナラは、先週の落馬事故により逝去された、藤岡康太騎手。
まだ35歳という若さで、お子さんも生まれたばかりというのに・・。
落馬事故が起きてしまったのは阪神競馬場でしたが、各競馬場に献花台、記帳台が用意されました。
私も献花してきました。
「お疲れ様でした。ナミュールの見事な騎乗、忘れません。」というメッセージとともに、お別れをしてきました。
元気に馬に乗っていたあの騎手が、もういない。
多くの競馬ファンが、まだ信じられない気持ちだと思います。
今日も、競馬場で配布されるレーシングプログラムという小冊子に逝去に関する小さなお知らせの文章が掲載されていましたが、まだ全然しっくりきません。
「藤岡康太騎手が逝去」。
ああ、と思ってしまいます。
しかし、藤岡康太騎手の仕事は、確かに引き継がれています。
彼が乗っていた馬、彼が調教した馬が、今日も、これからもレースを走ります。
なんと、今日の皐月賞を勝ったのは、藤岡康太騎手が毎週調教を担当していたジャスティンミラノ号でした。
素晴らしい、直線の伸び脚でした。
レース後、ジャスティンミラノに騎乗した戸崎騎手の勝利ジョッキーインタビューが感動的でした。
(1分ほどの動画、以下貼っておきます。)
素晴らしいレースを見ることができて、良い一日でした。