今より10倍あなたの話が周りに伝わるようになる「例え話練習法」


あなたは「この人の話はわかりやすくて印象に残るなぁ」と感じたことはありませんか?

例えばスティーブジョブズや他のTEDに出ている方、オリラジのあっちゃんなどスピーチや解説の得意な方は多くいらっしゃいますね。


その方達に共通するのが「例え話をうまく活用していること」なんですね。


例えばスティーブジョブズの有名な言葉で

「死は生命最高の発明だ」

という言葉があります。


「死は辛く悲しいものだろう?どこが最高の発明なんだ??」
おそらく一気に言葉に引き込まれたことでしょう。


スティーブジョブズはこう続けます。

「それは生物を進化させる。古いものを取り去り、新しいものを生み出す。今、あなたたちは新しい存在ですが、いずれは年老いて、消えていくのです。」


なるほど、つまり
「死が今よりも立派で新しい命を紡ぎ、またその命が新たな命につながっていく」
という循環のことを言っているんだな!と気付き、納得することができます。


常に上昇志向で生粋のクリエイティブ気質なスティーブジョブズの性格を非常にわかりやすく説明した例え話であると僕は感じました。



ということで今回はあなたもジョブズのような例え話ができるようになる「メタファートレーニング」を紹介していこうと思います。


この方法を身につけることで伝えたいことを相手にわかりやすく説明することができるようになります。

するとですよ。

・相手があなたの話に引き込まれ、もう退屈な表情を見せることがなくなります。
・コミュニケーションを円滑に進められるようになり、周りがあなたのことを信頼します。
・話し上手はモテます。笑


僕もまだこれから練習していく段階ではありますが、上手くまとめられたので共有していきます!
すぐに今日から実践できるように、実際に僕が行った手順で解説していきますね。



「メタファートレーニング」は全部で4つのステップで進めていきます。

1.テーマブレスト
2.自由連想
3.自由結合
4.表現化


今回は例題として「時間」の例え話を作成していきましょう!


1.テーマブレスト

まずは例え話を作りたいお題のイメージを広げていく作業から始めます。
そのお題から連想されること(特性や機能など)を書き出していきます。

例えば「時間」でいうと
「流れる」「早い」「遅い」「期限」
などが挙げられますね。


この段階では、質を気にする必要はありません。とにかく数を出すことが大切です。

立派な稲を育てる時も、まずはこれでもかってぐらい苗を植えて、大きくなったら間引いて厳選していきますよね。


最初のうちは20〜30個程度書き出しましょう。
後々使えそうな単語をピックアップしていけばOKです!



2.自由連想

書き出した特性を眺め、そこから連想される単語を書き出していきます。
要は「1人マジカルバナナ」をする作業です。笑

「流れる」といえば?
流しそうめん、川

のように、連想ワードを書き出してみましょう。



3.自由結合

今までの作業は料理で言う「材料の買い出し」と「下ごしらえ」です。
ここから実際に料理工程に入っていきます。

つまり例え話の構築が始まります。


いままで出した連想ワードを組み合わせてみましょう。例えば

「時間とは流しそうめんのようなものだ。」
「時間は川と似ている。」

のように繋げます。
例え話の概要の完成です。



4.表現化

さて、料理が終わりましたので味をつけて盛り付けましょう。
出来上がった例え話の概要に解説をつけて「なぜそう例えたか」を明確にします。


今回は
「時間とは流しそうめんのようなものだ。」
を完成させましょう。


僕がこの2つに感じた共通点は、遠い時と目の前の時の体感スピードの違いです。

遠くをそうめんが流れているときは「ゆっくり流れてきているなー」と言う感覚だったものが、目の前に来るとあっという間に流れ去って取り逃してしまう…。
これが時間の流れの感覚に似ているなぁと僕は感じました。


よって

「時間とは流しそうめんのようなものだ。遠くにあるうちは余裕を感じているが、いざ目の前に来ると想像以上に早く流れ、過ぎ去ったものは取り返しがつかないからである。」

となって

「だから余裕を持って準備・行動しなければいけないのです。事前に箸を置いて流れを堰き止めておくようにね。」

と締めることができるわけです。


時間という抽象度が高い概念に対して、僕がどのようなイメージを持っているかがとてもわかりやすく伝わったのではないでしょうか?


まとめ

それでは最後にもう一度「メタファートレーニング」の手順をまとめましょう。

1.まずはお題から連想される特性や機能を書き出す
2.書き出した特性からさらに連想されるワードを書き出す
3.お題と出てきたワードをつなげる
4.完成した例え話に解説を付け加える


この「メタファートレーニング」により例え話を上達させる、つまり「話の中ですぐにわかりやすく例えられるようになる」為には練習あるのみだそうです。


数をこなすことでいずれ紙に書き出さなくても頭の中で広げることができるようになり、瞬時に行えるようになるとのことです。

あとはたくさん作ってストックしておけば、引っ張り出してきて使用することもできますよね。


僕も現在進行形で練習中ですので、あなたも一緒に例え話マスターになりましょう!


いいなと思ったら応援しよう!