ロランルート
トライアングルストラテジーのロランルートをクリアした。
一番選んじゃいけない感じのルートだったな〜という感じだけどそれを敢えて用意してるのが良い。
最後の兄妹は幸せそうでよかったね、とは思いつつ、何も知らずに幸福だけを享受するのは真の幸福ではないかもしれない、という塩梅だ。塩だけに。
まあその後どうなっていくかはわからないけど、エグスアムを始め若い力を信じよう、という僅かな希望は残されてた。
女神教のやり方は近いうちに破綻するというのは予見されているしそのときこそセレノア達も自らの本当の信念に従うのかもしれない。
少なくともセレノアは自分の意思を歪めてしまった。フレデリカと対比的に。
セレノアは女神教の下の平和を本気で信じて突き進んだ。狂信は現実に目を瞑ることでもある。現実を知りながらも平和のために自らの意思を歪める。彼らが取ったのはそのような道だったのだろう。
ところでこのルート、ベネディクトはどうしたんだろう。エピローグで一切触れられていない。
ウォルホート領もジーラが治めているようだし。
ただ、一方のセレノアもちゃっかりとグリンブルク執政官という大任に就いている。地位的には王と変わらないと思うしベネディクトもこれでよかったのかもしれない。今頃引退して温泉にでも浸かりに行ってるのだろう。エスフロストの秘湯とかに。
ハイサンド大教国がノゼリアを征服したと言っても広大な土地を一国が治めるのはままならない。セレノアかその子孫かがハイサンドに反旗を翻す未来もあり得なくはないかもしれない。
そのときにはフレデリカの労苦も報われてほしい。大書院が失われてもオルレアの手記とセントラリアの実在まで消えはしない。歴史の証明は未だ不可能ではないのだから。
というふうにノゼリアのその後について色々と思いを馳せてしまうお話だった。一周目は全てを捨てセントラリアにバカンスに行ったのでまた異なる読み味を得られた感覚だ。
面白いぜ、トライアングルストラテジー
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