長年の病
らっきょうの季節が来た。
5月のゴールデンウィークあたりから、6月上旬あたりまで、土付きのらっきょうが出回る時期だ。
私が最も好きな野菜、ラッキョウ。
らっきょうは野菜では無いという人は、同じ球根系を食べるタマネギやニンジンも野菜では無い豪語するとよい。
土付きのらっきょうが出回るこの1月間、時間とスーパーの品揃えにも依るが、3キロから6キロらっきょうを消費する。
出端に1キロ、浅漬けと塩漬けにする。
漬けて数日で食べられるようになる。
これを食べ始めると、らっきょうの季節だと体が目覚める。
次の週末とか少し時間がある日に2キロ。
本命の長期保存用に味噌漬けにする。
サイズや容器の都合で余った分は浅漬けにする。
さらに時間に余裕があると、キムチ漬けを作る。
これも時間と冷蔵庫の容量と相談になるが、半キロ~1キロ仕込む。
こうして二週間~三週間すると最初の浅漬け&塩漬けが食べ終わる。
その頃になってもらっきょうが売っていると、追加でまた塩漬けと浅漬けを漬ける。
5月のGW以降、だいたい毎週末らっきょうの皮剥きをする1ヶ月だ。
ひたすら、らっきょうの皮をむいて、漬けて、食べて、を繰り返す。
最近は手軽に使える、皮剥きが終わった洗い(むき)らっきょう等もあるが、アレは保存液に塩と酢が混ざっているので、酢漬けにはよいが、私の用途には使えなかった。
らっきょうを貪り食うこの習慣、高校生の頃に始まり約20年続いている。
親には「らっきょうという名の病」と云われている。
自分でも、中毒症の強い病気か発作の類いだと思う。
理解されなくてもいい。
自分が幸せなのだ、それでいい。