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新年度。「自分だけで決める」から「自然と決まっていく」ことを大切に。

せっかく新年度になったのだから新しいサムシングを試してみたい。僕がやりたいのは自分をそこまで信じない、、ということ。最後に信じるのは自分だけど、まずは自分を信じないという自己矛盾。後ろ向きなようで前向きな、そんな話。

僕の会社は12月決算なので本当は関係ないのだけど、ビジネス上で4月は1年の始まりという感覚がある。今年はどんな一年になるのだろうか。飛躍の1年にしたい。僕の仕事は日々、何がしかを「決めていく」ことだ。それが経営者の仕事だというのは僕のような極零細企業でも世界的大企業でも変わらない。小さな決断を毎日積み重ねていく。それが大きな果実を得たり、取り返しのつかない失敗を招いたりする。

何かを決める根拠は自分の経験や勘、思い込み。何人もいる会社だったら同僚や部下の進言や意見をもとに決めることもあるだろう。その場合でも最終的に決めるのは自分だからそんなに変わらないか。でも、僕の会社は自分一人しかいない会社だから当然なのだけど限界も感じる。日々どう決めて良いのかわからない物事が目の前を覆ってくる。それを打開するのが自分の勘とは少々頼りない。自分でできるキャパは当然小さい。すぐに自分というコップは水がこぼれ出てしまう。

今年はもっと「決めていく」と同時に「決まっていく」ことを大切にしたいと思う。自分の経験や勘、思い込みではなく外部環境や状況によって自然と選択されていくこと。起業してから1年以上たったが自分の小さな経験則の中で決めていくことことと同時に周りをよく観察すること、同じような状況だった場合に先輩たちはどう決めてきたかをよく学ぶことを大切にしていきたい。そんな能力を少しづつ手に入れて実践していきたい。

環境によって流れるように柔軟に。大きな流れという抗えないものに従っていきたい。自分が「こうしたい」「ああしたい」だけではほとんど動かない。世の中、自分の都合の良いほうには流れてはくれないのだ。空気感や肌感を大切に臨機応変に対応できる経営者になっていきたい。そして、それを実践したとしても最後は自分自身の能力が必要だ。だって最終的に決めるのはどこまでいっても自分であることには変わらないから。そのためには日々、勉強して勉強して高め続けることが欠かせない。結局、いきつくところは自身の向上であることは変わらないけど考え方を180%改めてみる。そんなことを思う新年度だった。