Photo by アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック / メトロポリタン美術館 超短縮まとめ5:FC類はどこかに通報したら対処してもらえるのか? 3 ベル邸 2023年2月22日 06:50 FC問題(「あかさたな話法」も含む)の『解決方法』に関して、過去の自分のツイートを並べてみました。「FC問題って、どこかに通報したら対処してもらえないものなの?」と自然な疑問を持つ方もいると思うので、私が今まで色々と問い合わせしたり調べたりした経験から考えたことを少し書いておこうかと思う。もちろんケースバイケースではあるので、絶対の答えではない。1/n— ベル邸 (@berutei) July 19, 2022 結論から言うと、第三者がFC問題について「なんかヤバいんですよ!」と問題化することはなかなか難しい。これは例え話だけど、ご近所に赤ちゃんがいたとして、「あの子なんだか怪しい食品を飲まされてる!?」と感じたとしても、その食品が明らかな毒とかでない限り通報しにくいのと似ている。2/n— ベル邸 (@berutei) July 19, 2022 (これもあくまで例え話だけど)一応所轄のお役所などに情報提供することは可能だが、言われた方も「うーん、それだけで動くのは難しいですね…」となってしまうし、なんなら「その赤ちゃんに被害届を出してもらえればあるいは…」と一休さんの屏風みたいな話に陥ったりもする。3/n— ベル邸 (@berutei) July 19, 2022 世界的に見ても、FCが公的に問題化されるケースは少ない。過去の例を見ると、(1)FCを通じての誤った告発により虐待の冤罪事件が発生した場合 (2)障害者の家族がFCに関係する虐待に気付いた場合 (3)死者が出た場合 …といった特殊な事態に限られる。4/n— ベル邸 (@berutei) July 19, 2022 アンナ・スタブルフィールド(Anna Stubblefield)の事件などが(2)にあたるが、一般にFCの使用は障害者の家族も信用・許可していることが多いため、これが問題化したのは非常に特殊な状況の重なりによるものだった。(それでさえ裁判はどうも消化不良な形で終わっている)5/n— ベル邸 (@berutei) July 19, 2022 (3)はジジ・ジョーダンの事件だが、はっきり言ってFCで殺人にまで事態が悪化するケースはめったにないと考えられる。しかし逆に言うと、そこまでの圧倒的な悲劇が起こらない限り、問題が公的に対処されることは少ないことの証左であるとも言える。6/n— ベル邸 (@berutei) July 19, 2022 ただし、上に挙げた(1)~(3)のほかにも、FC問題が社会の議論に発展するケースがないわけではない。そのケースの至る結果が(4)テレビなどを通じて「炎上」し、なんとなく表舞台からは消えていく …というパターンである。ロム・ホーベンや本邦の『奇跡の詩人』がそれであった。7/n— ベル邸 (@berutei) July 19, 2022 だが(4)のパターンは本質的な解決には至ったとは言いがたい。例えば『奇跡の詩人』の氏は、確認できる範囲でも2021年6月の時点で尚ご活躍中のようだ。(いわゆるスピリチュアル界隈で) NHKで問題の番組が放映されたのが2002年4月であるから、実に20年近く。8/n— ベル邸 (@berutei) July 19, 2022 それに、仮に家族らが「FCは間違っていた」と後から気付いたとしても、当然ながらそれまでに失った時間や、起きてしまったことへの後悔は消えないだろう。相当な覚悟の上で使うならまだしも、あたかも正当な支援であるかのように教えられてそうなってしまうのは、あまりにも悲しすぎる。9/n— ベル邸 (@berutei) July 19, 2022 少し話が逸れてしまったが、とにかくFCは、一度信じて使い始めてしまったら問題化される機会も少なく、近しい家族らが早めに気づかないと、円満な解決が不能な事態に発展してしまうこともあるのだ。(もちろん、少し使って違和感に気づくご家族も多いとは思う)10/n— ベル邸 (@berutei) July 19, 2022 (4)の事態になったとき、それまで持ち上げてきたメディアや市民は途端に素知らぬふりをすることが多い。それはちょっとやめてほしい。「そうとは知らずに信じてしまった…」と仰るなら、少なくとも私は全力で擁護するので、事態にちゃんと反応してあげてほしい。次の悲劇を防ぐためにも。11/n— ベル邸 (@berutei) July 19, 2022 そんなわけで私は、問題化が難しいとは知りつつも、仮に運良く問題化したとて一時の「炎上」沙汰で済まされてしまうかもしれないとしても、一番効果的であると体感した「速攻で問い合わせ」「ネットで意見を公開」「可能なら現場へGO」を続けている。12/n— ベル邸 (@berutei) July 19, 2022 ぶっちゃけ私がこれをできているのは、失うものが何もないというか、肩書もないし関係する業界との繋がりも何もない、というのが大きいと思う。(もちろん、障害者の方のその周囲の方々に可能な限りの配慮はする) しかし、肩書がないということは影響力も小さいということである。13/n— ベル邸 (@berutei) July 19, 2022 本当は誰か凄い人がバーッと解決してくれないかなと夢想しながら、同時にそんな都合のいい話はないなぁ…と思って問い合わせメールを書き続ける。そうやって問題を直視するのが結局は解決に至る最良の道なのかな、というのが私の考えです。なんかボヤキみたいになってしまいましたが以上。14/n— ベル邸 (@berutei) July 19, 2022 ダウンロード copy #障害者 #人権 #れいわ新選組 #天畠大輔 #あかさたな話法 3