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ライスと3回目の96傑を目指した軌跡 - 2025年2月LoH編
こんにちは。Bert(バート)です。
ライスシャワー推しのトレーナーで、ライスシャワー入りPTでチャンミ/LoHを走っています。主な実績は以下となります。
○チャンミ
27冠 内、ライスシャワー5冠
○LoH
23年9月 4位
23年11月 43位
24年11月 171位
※いずれも全レースでライスシャワー出走
本記事では、ライスシャワーを軸として中山1200m 2回目のLoHの戦略を構築した記録、および結果などを記載いたします。
中山1200mのコースに関する知識(有効加速など)を、ある程度仕入れている方向けの内容となります。
ライスシャワー推しの方もそうでない方も、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
下記のような構成となります。
事前準備(~1/29までの話)
ライスシャワーを活かすために、大逃げ逃げ先行構成にした経緯
方針転換(1/29~本番までの話)
バレンタインガチャで大幅な方針転換をし、逃げ2先行構成とした経緯
仕上がりと最終戦績
仕上がりはイマイチ、戦績も仕上がり相応のイマイチなモノであった話
振り返りと総括
振り返り、まとめと、実はこんなに大立ち回りしなくても良かったかもしれないという話
1.事前準備
1-1.前回LoHの経験からの仮説立案
前回の2023年7月開催 中山1200mを、私は大逃げ1先行2の編成で挑んでいました。
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ここで、通常衣装の先行ライスシャワー(以下、ライスと表記)が、スタート後に他の先行よりも良い位置取りになりやすい事を確認していました。序盤加速として大海の加護, 盤石, 決意のヒーローを付けていたのですが、これらの序盤加速スキルを積めば、序盤に大きなバ身を稼ぐことが出来るのでは?という仮説の元に、ライスの検証個体を作成しました。
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1-2.検証とパーティ編成
検証個体を色々回した結果の、大まかな傾向が以下になります。
大逃げが居ると、検証個体のライスは序盤に前に出やすい。
大逃げがおらず単逃げ, 複数逃げになると、検証個体のライスは前に出すぎて逆噴射する。
上記から大逃げ入りの編成とすることで、ライスは決意のヒーローによって他のウマ娘より序盤に大きくバ身を稼げそう、と判断しました。
このバ身分は、決意の直滑降の加速+決意のヒーローの現在速度0.15m/sの複合効果となります。他のウマ娘においても、直滑降や海の加護によって加速効果分のバ身が稼げるので、ライスの強みは現在速度分の差となります。
序盤区間における上記の現在速度分は、序盤スキルが乏しい中山1200mにおいて他のウマ娘と差別化出来る点と考え、これを活かすようにパーティを組み始めました。(固有スキルによる最終直線の強さもありますが、本記事では割愛します)
最初は通常衣装の大逃げサイレンススズカ+ライス+先行花嫁カレンチャンで、パーティを組んでいました。
仮組した3人で検証を続けた所、ライスが2位の時には中山1200における強力な加速2種(ヴィクトリーショット, つぼみ、ほころぶ時)が出ないために、逃げ1を挟みたいと思うようになりました。
結果、大逃げサイレンススズカ+逃げ花嫁カレンチャン+ライスの組み合わせが一番感触がよく、この路線で進めることとしました。下記の理由となります。
大逃げ採用により、決意のヒーローが持つ強みが活かせる。ライスが逆噴射しなくなる。
逃げ花嫁カレンチャンの採用により、ライスの順位が3位になりやすくなる。これにより、特にヴィクトリーショットが出やすくなる。
逃げ花嫁カレンチャンが、ライスやサイレンススズカと追い比べしやすい挙動を取る。
1-3.因子構成
ダートローテを走る前提で、以下のように組みました。白因子の話は他の方がすると思いますので、本記事では割愛します。大体みんなと一緒です。
継承表の内、黄色の箇所の因子をレポート期間の1月23日までに作成しました。
祖は全て完成、ライスの片祖は両方レンタルの算段が出来ていて、準備万端のはずでした。
サイレンススズカ
加速を安定させるために、アストンマーチャンを祖に仕込みました。他は普通です。
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良いアストンマーチャンの因子が1日で掘れたため、ウキウキでレポートを投入しました。これが元で後に大きな苦労をする羽目になります。
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ライス
中盤入り直後で出るメジロラモーヌの固有を採用して、決意のヒーローで稼いだ序盤のバ身を維持できるようにしました。また、赤因子の抽選数削減と、風光るによる加速を狙ってヤマニンゼファーを祖に仕込んでいます。
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花嫁カレンチャン
上記2人の祖因子を流用して、Cacaoとヴィクトリーショットを積めるようにしました。ヴィクトリーショットは、対面の逃げ1先行2を意識して入れることしました。1か所入っているマイルは、カレンチャン育成中にマイルのレースを走れるようにする目的です。
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2.方針転換
2-1.バレンタインガチャ
1月29日のぱかライブによるガチャの発表で、今までのプランはほぼ崩壊し、方針転換を余儀なくされました。
まずはバレンタインアストンマーチャン(以下バレンタインマーチャン)についてです。バレンタインマーチャン自体の性能については、本記事では割愛致します。
バレンタインマーチャン入りの逃げ1先行2と相対した時に、大逃げサイレンススズカが終盤入り前に逃げに1位を取られて加速スキルを出せない、と直感で判断しました。自分で逃げを出す予定であるので、逃げが2人となり逃げ同士で競り合う事も加味した判断です。
次にSSR根性カレンチャンについてです。こちらも性能は割愛します。
最先端の性能に加えカレンチャンであるため花嫁カレンチャンには使用できず、金スキルのコンセントレーションは大逃げサイレンススズカとスキルが重複します。事前準備の構成を更に壊されてしまいました。
途方にくれましたが、進むしかありません。
とりあえずバレンタインマーチャンは強すぎるので採用となります。
因子はサイレンススズカのものを流用・・・しようとしたところ、マーチャンで短距離3の祖を作ったことが災いしました。
もう片親の水着マルゼンスキーを逃げ3で作っていたため、短距離因子がインブリードとなり、相性値0での継承となりました。
また全体の相性値も99とサイレンススズカの156から大幅に減少しました。
それでも、このマーチャンの因子を作り直す時間は無いと判断し、このままで進みました。もっと時間を割くべき因子があったためです。
それは、逃げ2用の、バレンタインマーチャンの新スキル、譲れぬ一歩を組み込んだ因子となります。
逃げをバレンタインマーチャンのみとした場合、事前準備の章で語ったライスの優位性が薄れてしまっています。
そこで苦し紛れにバレンタインマーチャン入りの逃げ2としたところ、ライスの逆噴射が起きづらくなりました。これはバレンタインマーチャンのスタート時加速力により、従来の逃げ2編成よりも序盤の隊列が伸びたことが要因と考えています。
では逃げ2か!となると終盤加速が足りません。そこで譲れぬ一歩を因子化することとなります。
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新スキルであるため、皆がバレンタインマーチャンを本育成している間に必死に因子を作っていく日々となりました。
2-2.最終構築
ではバレンタインマーチャンの相方を誰とするか?と考えた時、逃げのドッジサクラバクシンオー(以下、ドッジバクシンと記載)に辿り着きました。上に倣い詳しい性能は割愛しますが、固有スキルが終盤入りジャストで発動することと、逃げ1先行2と対面した時にも固有スキルが出ること、切れ者イベント持ちであることを評価しての採用でした。
ドッジバクシンの固有スキルは、中盤コーナーで連続して競り合った秒数に応じて性能が上がります。2秒競り合った場合の0.2m/s^2 基準2秒 で十分な性能と判断し、その競り合いが出来るような継承, 個体を目標としました。
因子を設計し、以下のようになりました。相性値が87となった上に片親のバレンタインマーチャンはラークのクラシックダートローテとなり、非常に低い相性値となってしまいました。
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ドッジバクシンの因子が出来たのが2月10日。ギリギリもいいところです。残りの育成に全てを託しました。
3.仕上がりと最終戦績
獲得ptは33420pt, 580欠損でフィニッシュしました。
ライス以外の2人が良くない仕上がりとなり、相応の戦績と受け止めています。
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3-1.ライス
ライスは共通以外の切れ者イベントが無いため、切れ者でない前提のサポートカードで挑みました。
また、ライスはスピード補正が無いため、SPボーナス2のスティルが都合よく編成出来ました。それに、先行用のナリブ, コンセ用マーチャン, カレンを組み合わせて完成です。デッキ強いなぁ。
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仕上がった子がこちらとなります。尻尾上がりが欠けていますが、それ以外は理想的なスキル構成とステータスとなりました。
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最終戦績は、こちらとなります。仕上がりの分、十分満足の行く戦績となりました。着外4はえらいす。
戦績は優秀ですが、ライスは自分が追い比べで連れてきた欠損を隠してそうです。かわいい奴め。
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3-2.バレンタインマーチャン
バレンタインマーチャンは追加の切れ者イベント持ちとなります。よって切れ者を狙いつつ最悪無くてもいいように、SPを盛るスティル入り構成としました。それ以外は逃げ特化のファルコ, ダスカに根カレンといつものを添えて完成です。
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個体は・・仕上がりませんでした・・・
唯一のチャンスで未完3・・・・(´;ω;`) 相性値97、インブリード部分で短距離となっている影響が大きく出ていそうです。
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仕方ないので、別途行っていた逃げ3編成の検証個体作成時に、うっかり切れた個体で最後まで走りました。
その時は盤石の検証も兼ねていたためトプラン抜き、更にSP盛りを考慮していないオルフェーヴル入り根2で作ってしまっていました。アオ賢も尻尾上がりも道程も無い。。
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最終戦績は、こちらとなります。
後述するドッジバクシンとの嚙み合わせに問題があり、上手く追い比べや競り合いが出来ない事がありました。それによる欠損が結構発生しています。
また、トプラン, Cacao, 尻尾上がりが無い事に起因する、ハナを取られた欠損が目立ちました。
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3-3.ドッジバクシン
ドッジバクシンも追加の切れ者イベント持ちとなります。なのでバレンタインマーチャンと同様の構成としました。序盤加速分を合わせて、競り合いやすくする意図もあります・・となったのですが。
とりあえず作った個体を回したところ、更新出来なかった盤石入りのバレンタインマーチャンが序盤に前へ出すぎてしまい、まったく競り合わない!固有が弱くなるしバ群も伸びない!!!!
これはイカンとなって、慌ててドッジバクシンを盤石入りにして作成し直ししました。
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仕上がった子はこちら。
特に根性とSPについて、物足りない仕上がりです。
仕上がり切らなかった要因として、やはり相性値の低さが挙げられると思います。
あとスキル取りについて、粘り腰, 押切は取得判断ミスだと思います。もうちょい切るものを増やして道程を取るべきでした。
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最終戦績は、こちらとなります。チケット5枚分は、盤石型でないドッジバクシンを使用していたため、125戦の成績となります。
仕上がり相応の戦績です。根性と終盤力が無い分をモロに咎められました。
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4.振り返りと総括
今回を振り返った反省点として、ダートローテだからと低い相性値のままで進んでしまったことが挙げられます。流石に2桁は良くないですね。
また、実はバレンタインマーチャン+ライス+先行で良かった、という可能性もあります。
私より高いポイントである、33610pt(390欠損)を取った方が、上記の構成であるためです。
最終戦績〜 pic.twitter.com/eaJEvCxVGN
— きゃら (@chara_22_22) February 21, 2025
上記のライス、ケイエスミラクルは切れ者個体であると伺っています。
序盤出れなくても切れ者で解決すればいい、シンプルですね!
全体としては、時間が足りるかどうかのイチかバチかで逃げ2の選択を取って、時間が足りなくなってしまった感じでした。
仕上がりの割には欠損が少ない(と思っている)ため、パーティ構成はとても満足のいくものでした。仕上げる時間が無かったこと、限られた時間で仕上げられなかったことが悔やまれます。
5.最後に
今回の自分の取り組みをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
こんな考えの人も居たんだよということでどうにか。
色々考えるうえで、相談したり意見を交えることが、LoHの醍醐味だと自分は考えています。LoHは一人でやるものではなく、仲間と共に楽しく取り組めるもの、最近はそう考えて楽しみながらLoHライフを満喫しています。
次のレギュレーションはどうなるのか、楽しみですね!!
自分は次のレギュレーションもライスと駆けていくと思います。またこうやって記事を出した場合は、お読み頂ければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!