お元気ですか?
ふと、昔働いていた派遣先を検索します。
あの人元気かな、どうしてるかな?という気持ちと、もう10数年たっているのでそこであったことが現実なのかちょっと分からなくなってきた。
でもおそらく現実であったことなんだろう。
だって今の職場から見えるところだから。
でもこのご時世、一社員のことなんて載ってないし検索したところで昔の話過ぎて特に何か情報があるわけでもない。
当時の同じ職場の人の連絡先なんてもう消しちゃったから完全に縁を切ってしまった。
だけどなぜか気になってしょうがないときがある。
それがたまたま今日で。
検索したらホームページがリニューアルされていた。
そして採用ページに当時同じフロアにいた社員が2人載っていた。
写真を見てすぐ名前を思い出したしあれから時が経ってそれなりに年を重ねているけどあんまり変わりない。
そりゃ採用ページに載ってるくらいだからキラキラの写真ですよ。
本当はもう1人、どうしてるか気になってる人はいたんだけどね。
でも2人見つけただけですごくうれしい。
なんでうれしいのかはよくわからない。
当時の思い出でよかったことってあんまりないし、ストレスがたまるようなことが多かった。
それでも今になって、他の人に「昔こんなことがあってね」って話すのは笑い話ばかり。
非正規の不安やくだらないことで悪い噂が一気に広まるパートさんたち特有の職場環境とか、派閥みたいな人間関係とかそんなこともたくさんあった。
そんな嫌なことも10数年経つとそんなことあったような無かったような、もしかしたら夢か幻だったんじゃないかと思うこともある。
でも今のオフィスビルから外を見るとその会社が小さく見えるから、やっぱり現実だったのか、なんてちょっと混乱する。
今日やっと、あれは現実だったし私はエプロンつけて黙々と検品してる派遣社員だったと思い出した。
あの時のエプロンつけてる自分と今オフィスビルでセットアップでパンプス履いてる自分は同じ人なんだ。
胸を張れるキャリアじゃないし、今の自分は出来過ぎだと思う。
非正規のころは自分の給料が低いなんて思わないようにしてた。
そんなにもらっても使わないし…ってよくわからない意地を張ってた。
あのままそこにいたら今でも同じこと思って暮らしてたと思う。
現にそういう友達がいて「私はこれでいいから」と財布のヒモが固いのは、ちょっとその気持ちがわかる。
これで満足なんだと自分を納得させないとやっていけない。
お金に余裕がないのは人それぞれの状況も違うし、収入がたくさんあっても自由に使えるお金が無いこともある。
本人が悪いわけじゃないし、お金がたくさんあるからエライわけでもない。
そんなことはわかっていてもお金は無いよりあったほうがいいので定期的に昔の自分を振り返るのは私にとってすごく重要なことで、二度とあんな思いはするかと気合を入れなおす。
今日は本当は忙しかったんだけど、どうにも私の虫の居所が悪く(生理前のPMS)、人に迷惑かける前に退勤した。
ちょっと調子悪くて・・・で「いいよいいよー」で心配して帰してくれる。
(フレックスだから)
ほら、やっぱり今の私は恵まれてるんだ。
明日もまたがんばれる。