IR/CR-1ビザ申請からグリーンカード取得まで#2 弁護士をつけるべきか問題
さて、今回は第1弾のIR/CR-1ビザ申請からグリーンカード取得まで#1 IR/CR-1ビザと引き続き、第2弾の弁護士をつけるべきか問題です。
アメリカの移民ビザ申請の最初の壁は弁護士をつけるべきかというところだと思います。
実は私もビザ申請にあたり弁護士つけるべきか悩みました。
しかし、調べるうちに弁護士をつけなくても申請することが可能と分かり、弁護士をつけずに1人でグリーンカードを取得までやり遂げることが出来ました。
ちなみに、書類仕事が全くできない夫は本当に何もしていません(私の指示で夫しか集められない書類は送ってもらったりしましたが)。
全て非ネイティブの私が調べ書類を集めプロセスを進めました。
今回は、私が弁護士なしでプロセスすることを決めた理由をシェアさせてください。
調べるのが結構得意
私は日ごろから情報収集が得意です。
今回も最初の段階で、ある程度USCISのホームページを見て全容をざっくりと把握するところから入りました。
もちろん全て英語となりますので、英語力がボロボロの私にとってこの時点でちんぷんかんぷんでした。何をどうすればいいのか、何がどうなっているのか全く理解できませんでした。
おそらく多くの日本人がこの時点で諦めて弁護士を使うのではないでしょうか。
私はこの調べるプロセスにとても時間を使いました。
調べるという行為は非常にエネルギーを使いますので根気よくやるしかありません。
大使館、USCISウェブサイト、ナショナルビザセンターのウェブサイトなどなど、徹底的に調べ上げ、英語の分からないところはグーグル翻訳を使ったり、日本人のブログを調べたりYoutubeを観たりして、とにかくネットの情報をかき集めてどの時点でどのフォームを記入して提出する必要があるのか、どの書類を集める必要があるのかなどを確認しました。
そこで、細かいところ、例えば、ビザ申請には翻訳した戸籍謄本や住民票が必要になるけど弁護士に翻訳してもらう必要があるのか、グリーンカード目的で結婚したことを疑われないように証拠を出す必要があるけど例えばどういう証拠をどのように提出するのか、などのネットには載っていない細かいところを確認するために弁護士の1時間相談にお金を出して質問することにしました。
弁護士の1時間相談を利用したら弁護士よりも私のほうが知識があることが判明
私が利用したのは日本にいるアメリカ人の米国移民弁護士の1時間相談でした。正確な金額は覚えていませんが3万円くらい払った記憶があります。
なぜこの弁護士事務所を選んだかというと、本当になんとなくですが、アメリカ人弁護士の方が自国のビザの手続きについて知っているのではないかと勝手に思い込んでいたからです。
1時間という限られた時間の中で質問をするために要点をまとめて挑みました。
まず弁護士から、私がこのビザのプロセスについてどこまで知っているのか聞かれました。
専門用語やフォームの名前などを聞かれて、全て答えられました。
その他、私は自分が調べた限りの内容を話しました。
すると、驚いたのが、ビザの申請方法のアップデートされた内容を弁護士は知らなかったのです。
ビザのプロセスは毎年ちょっとずつ変わるため、弁護士たちも日々アップデートを追わないといけないのですが、今回面談した弁護士よりも私の方が最新の情報を得ている状態だと分かりました。
そして逆に弁護士に最新の方法はこうだよと教えてあげるかたちとなりました(笑)
その時点で、「もう全部知っているから弁護士なしで手続きできるじゃん」となり終了しました。
結局、ネットに載っていない書類の作成方法を再確認させてもらい、例文やひな型なども親切に送っていただきました。
しかし、結局頂いたものに関しては使用しませんでした。
弁護士費用が高すぎる
1時間の弁護士相談の最後に、全てのプロセスを弁護士に依頼すると70万円くらいかかると言われました。
他の弁護士事務所を見ると30万円くらいでやっているところもあったので、なぜこんなに高かったのか不思議ですが、どちらにせよ30万円でも私にとっては非常に高額でした。
その弁護士費用を払うなら移住用の貯金に充てたいと思いました。
また、弁護士を利用すれば流れや翻訳作業などは彼らが全てやってくれるのかもしれませんが、申請者やスポンサー本人が記載しなければいけないフォームや、弁護士の指示のもと必要書類を集めるのは自分自身ですし、トリッキーな問題(過去入国で別室送りにされたとか、強制送還されたとか)が無い限り高いお金を出して依頼する意味を私は見出せませんでした。
自分のペースで進めたかった
ビザのプロセスというのは非常に長期戦でストレスのたまるものです。
この間、私たちは普通に働き生活しながらもビザの申請と渡米準備をしなければなりません。
このような状態の中で、弁護士を使うことによって、必要書類や追加書類を弁護士のタイミングに合わせながら集めて用意していくのは少なからず私の性格上ストレスになると思いました。
もちろん弁護士に煽られるわけでないのは知っていますが、誰かに依頼している以上、迷惑をかけないように急がないといけないという無言のプレッシャーがあります。
私は基本的にマイペースな性格なので自分のタイミングで誰の事も気にすることなくビザの申請をしたいと考えていました。
単純に自分でやってみたかった
これは私の完全な主観ですが、グリーンカードはアメリカ生活で必要不可欠な大切な生命線です。
これがないとアメリカで生活していけませんから、私はどうしてもそんな大切なものなら自分で取得したいという思いがとても強くありました。
逆に、ビザのプロセスもまともに出来ないなら私はアメリカで生きていけないかもしれないという恐怖もありました。
最後に
これらが私が弁護士を使わずにグリーンカード取得を決意した大きな理由です。
弁護士を使うのが一番確実な申請方法ではありますが、私のように弁護士を使わないと決めたみなさん、私ができたならあなたにも必ずできるはずです。
決めたらあとは根気強く頑張るのみです。
次回からは具体的なビザのプロセスについてシェアします。
また、質問なども受け付けており、できる限り答えさせていただきます。
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