イヌの台詞28 ~お留守番の巻~
イヌやネコを飼うときに問題になるのは、留守の時にどうするか、ということですね。ウチのべりーの場合は、いつも「K」というペットホテルに預けることにしています。経費の問題はありますが、何よりここを嫌がらないことが、その一番の理由です。
預けている間は、ホテルの方から毎日ラインで写真が送られてきます。私たちは、これを見て「元気でやってるね」と安心するのです。
その中の1枚、ぼんやりと外を見ている姿の写真がありました。スタッフの人とも顔なじみになり、店内を自由に歩き回って、何の問題もないように見えますが、「いつになったら迎えにくるの?」と思っているのでしょうか。
慣れた場所とはいえ、いつもと違う人に餌をもらい、違う人と散歩に行き、違う場所で寝る、ということを、必死にガマンしているのでしょうね。
今回私たちの4日間の旅行のために、ベリーはここで6泊。今回は、少し長かったですから、その分辛かったのかもしれません。
そして、もう1枚の迎えを待つ前の記念写真。これも無理して「いい顔」を取り繕って、写してもらっているという表情ですね。決してホントに喜んでいないというのは、見て取れます。これは外へ出ると無理して取り繕って、「いい子」になるというコイツの習性なのですよ。
二人で迎えに行くと、ベリーはまず最初に私の所へ。これは明らかに一番の主人であるカミさんへの「当てつけ」ですね。「行ってやるもんか!」と、明らかに怒っているのですよ。
そして帰路の車の中では、カミさんの膝の上に乗って、「ワンワン」と吠えっぱなし。この吠え方は、文句を言っているに間違いありません。
「長いこと放っておいて、許さへんで!」という感じですかね。コーギーの「抗議」(コーギ)というわけです。
家に帰ると子供のように甘えてくるのですがね。
コイツはホンマに寂しがり屋なんですよ。
イヌっていうのは、いつまでも成長しない子供、それが可愛さでもあり、
魅力なんですね。