見出し画像

24/25 Tottenham Hotspur 正念場


1.はじめに

我慢が続く日々です。
「今シーズンは調子が悪い」と思われるかもしれませんが、昨季も年明け18戦8勝3分8敗、ラスト7戦も2勝5敗と昨季から流れは悪い。そしてAnge2シーズン目の今シーズンはここまで22戦7勝3分12敗と大きく負け越してしまっている。現在24ポイントの15位。
今夏はJAPANツアーも行い、日本国内での知名度がアップ。のチャンスも夜中まで起きては不甲斐ない結果の連続。Xも続投派と解任派で争う毎日。
今回は苦しい現状を3つに分けて軽く分析していく。

2.問題点

①過密日程

今シーズン直面している一番の問題は過密日程ではないか?今シーズンからヨーロッパコンペティションのすべてが新フォーマットとなり、従来よりも2試合多く戦わなければならない。昨季は1月31日までカップ戦を含め24試合を消化していたが、今季は36試合と大幅増加。週一回のゲームに備えトーレーニングを行えていた昨季とは異なり、3日に一回のゲーム開催で疲労回復が主になっていると予想され、戦術の修正と積み上げは難しい。
この過密日程問題は今季プレミアリーグの順位にも表れており、フォレストやニューカッスル、ボーンマスが堅守速攻を武器に格上クラブを倒し、上位を維持している一方、一時期調子を崩したシティをはじめヴィラやユナイテッドも過密日程に苦労し本来の順位とは程遠い。
と言い訳をしてみたもののリバプールやアーセナルは好調、チェルシーも巨大戦力を保持し4位につけている。

本領発揮 Djed Spence

②怪我人

過密日程問題と併せて怪我人が続出してしまっていることも原因の一つ。下記表を参考に17節以降からCB一枚体制が続いておりSBも戦力外のレギロンを使わなければならない苦しい台所事情。スペンスとポロの頑丈さに日々感謝。復帰、出場停止、復帰、怪我と苦しいロロ以外は中盤に大きな離脱はないものの、グレイのCB起用により枚数が足りない。オドベールの長期離脱が続くアタッカーもついにソランケが離脱。苦しい。
全体的にシーズン初めからスタメンで出続けているポロやデキを除き、スタメンを入れ替えながらリスクマネジメントをしてはいるものの、いよいよ限界です。

24/25 リーグ稼働表 

③補強

今冬の話をする前に今夏を少しだけ振り返る。
アンジェボールに不向きであったエメルソンやロ・セルソ、ホイビュア、ブライアンヒル、怪我でほぼ出れなかったセセニョンやソロモン、そしてフランス人MFがフリーで退団するなどOUTに関してはかなり思い切った動きを見せた印象。しかしINでは1月時点で決まっていたベリヴァルとグレイ、オドベール、ソランキのみ。今夏は現有戦力の維持と戦術の底上げがテーマだと勝手に決めつけてました。
結果明らかな経験値不足。特にヨーロッパを戦うためにスカッドを厚くすることが明確なテーマであったにもかかわらず、昨季のリーグ戦で起用したFPは24名、今季はここまで23名。試合数が増えている一方起用人数が昨季と大差なし。苦しい台所事情。
明らかな編成ミスだと言わざる負えない。
CBは来夏にヴシュコビッチの帰還、CHはグレイやべリヴァル、サールの出場時間を確保したいから即戦力は獲らない、と勘繰ってしまう。
ワンクラブマンが存在しない現代、将来売却が既定路線の彼らのために(ソニーみたいに長く居てくれることが理想ですが)戦力強化を行わないことに疑問が残る。

ウェステルローでは21試合6得点(CB)と大活躍

 今冬は既にGKのキンスキーを獲得したがまだ足りない。特にLSBとCH、WGは必須である。21/22は1月31日にデキとロロのダブル獲り、22/23は1月25日にダンジュマ、1月31日にポロと比較的遅い傾向であるため、信じて残りのマーケットを見守ることにしよう。

3.最後に

文章の構成上フロント批判に聞こえ、続投派と疑われても仕方がありません。良いときも悪いときも矢面に立たされるのは会長やGM、SDではなく監督であり、前任者のイタリア人と比較して会見の場ではよく耐えている印象です。
確かにフットボールの中身に進歩が見られないのも事実です。信念を曲げずに取り組んできた1年半をすべて台無しにしたエヴァートン戦の前半45分、3バック采配はアンジェの限界が見えた瞬間だったのかもしれません。しかしまだシーズンは終わっていません。まだ半分残っている状態。タイトル獲得の可能性を3つ(EL、FA、カラバオ)残している段階での解任は流石にないと思います。怪我人が復活する2月からのブーストに期待し、残り応援し続けます。
評価はシーズン後にしましょう。


魂が足りない

4.引用


いいなと思ったら応援しよう!