【macOS】スリープ解除後にOSがフリーズするときの対処法
離席後の、スクリーンセーバーや電源スリープからmacOSを復帰させると、かなりの高確率で立ち上げている画面が固まっており、アプリ終了やシャットダウンまでもが効かない状況になり、Appleのサポートに電話しました。
症状が改善されたので、教わった内容を共有します。
1.セーフモードで起動
電源が切れた状態で、電源ボタンを長押しし、セーフモードで起動させます。
セーフモードで起動すると、もろもろのキャッシュファイル等がすべて削除されるようで、余計な動作をしている原因を取り除けるそうです。
2.ディスクユーティリティ → First Aidを実施
https://support.apple.com/ja-jp/102611
First Aid 操作方法の詳細は上記から。
First Aidとは?
First Aidは、Macのディスク上のファイルシステムをスキャンしてエラーを検出し、これを修復することで不具合が治る可能性があります。例えば、ディスク上のデータ管理構造(カタログファイルやディレクトリ構造)が破損している場合、それによりファイルアクセスやシステムの動作が不安定になることがあります。First Aidは、こうした不整合を検知し、修復することでディスクが正しく動作するようにします。
3.OSのアップデート
アップグレードしても良さそうですが、既存アプリの挙動に不具合があったらいやなので、アップデート(現状のOSの最新バージョンにする)を勧められました。
アップデート方法はこちらより
https://support.apple.com/ja-jp/108382
macOSのアップグレードとアップデートには、明確な違いがあります。
以下はそれぞれの概要と、メリット・デメリットです。
アップグレードは大規模なバージョン変更で、新機能やセキュリティ強化が得られるが、互換性や安定性にリスクが伴う。
アップデートは、同じバージョン内でのバグ修正やセキュリティ向上が主で、リスクが少なく安定性が高い。
アップグレード
アップグレードは、macOSのメジャーバージョンを変更することを指します。例として、「macOS Monterey」から「macOS Ventura」への移行などが該当します。
■メリット
新機能の追加:最新のUIや機能、アプリケーションのアップデートを利用できる。
セキュリティ強化:古いバージョンに比べて、最新のセキュリティプロトコルや脆弱性対策が適用されている。
パフォーマンス向上:新しい機能やシステム最適化による高速化や省電力効果が得られることがある。
■デメリット
互換性の問題:古いアプリケーションやハードウェアが、新しいOSで動作しなくなる可能性がある。
不安定性:リリース直後は、バグやパフォーマンスの不具合が含まれていることがあり、安定性が下がることもある。
システム要件:古いMacでは、ハードウェア要件を満たさないためアップグレードができない場合がある。
アップデート
アップデートは、現在のmacOSのバージョン内で、バグ修正やセキュリティ改善、小規模な機能追加を行うことです。例として、macOS Ventura 13.1から13.2への更新などが該当します。
■メリット
バグ修正と安定性向上:既知のバグが修正され、システムやアプリケーションが安定する。
セキュリティパッチ:脆弱性が修正され、システムがより安全になる。
リスクが少ない:アップグレードほど大きなシステム変更はないため、通常は互換性問題が少なく、動作も安定している。
■デメリット
新機能の少なさ:大きな新機能はほとんど追加されないため、目立った変化がない。
容量と時間の消費:アップデートは比較的小規模ですが、それでもダウンロードやインストールに時間がかかることがあります。
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