バスでユパ様ごっこ〜一人遊び〜

バスを利用する際に、私が人知れず楽しんでいる一人遊びをご紹介します。
「ユパ様ごっこ」です。

ユパ様とは、日本にお住まいの大半の方がたぶんご存知だとは思いますが、スタジオジブリの長編アニメーション作品「風の谷のナウシカ」に出てくる強くて優しくてかっこいいおじ様、ユパ・ミラルダ様の事です。みんな大好きですよね。私も大好きです。カレーが嫌いな人は会ったことあるけど、ユパ様が嫌いという人に会ったことがない。

このユパ様ごっこは、ユパ様を知らなかったり名前を聞いたことあるけどちゃんと風の谷のナウシカを見たことがない方には取り立てて楽しくはありません。もしこの記事を読んでいただいて、是非やりたい！と思われた方はまずはナウシカを見ることから始めてください。

そして、バスに乗ればいつでもできるものではありません。しかし、チャンスがあれば試していただきたい。なんかちょっと楽しいから(私調べ)。

準備するもの
・リュック(あんまり小さくないやつ)
　なかったら普通の鞄でもいいです。
　最悪、何もなくてもいいです。

ユパ様ごっこのやり方

①まずはバスに乗る
ここで言うバスは基本的に路線バスのことを指します。高速バスとか観光バスはそんなに向かないと思います。私はその辺りで試したことはないので、もし試された方がいらしたら感想を頂ければ幸いです。

②バスの１番前の席に座る
バスによっては座席の位置が違うと思いますが、ここで言う一番前の席とは運転手さんと反対側の１人がけの席です。タイヤの関係などで少し高い位置にあるあの席です。

・目の前に運転席などがなく視界が開けていること。
・タイヤの関係で他の座席より少し足が高い位置になる

この2つがポイントです。どこの席でもできるといえばできるんですが、臨場感が違うのでこの席をオススメします。

③座るときはリュックを胸の前で抱える
手の位置はリュックを抱き抱えるようにクロスにするのがベストです。ちなみに、想像力が逞しい方ならリュックじゃなくても大丈夫です。大きめのトートバッグとか。
女性用のリュックは小さいものがたくさん流通してますが、A4サイズの書類とか女性誌とかを入れても大丈夫なサイズをオススメします。膝の上に置いても、胸元までリュックがくるようなサイズ感ですね。
これはとても大切なポイントです。何故なら、そんな荷物でもないと、胸の前で手をクロスさせる必要がないからです。まぁ、やっても良いんですけど割と恥ずかしいです。

④バスが発車したらナウシカのワンシーンを脳内で再生
もちろん、ご自身の頭の中でです。ナウシカがペジテのに捕らえられ、トルメキアのコルベットが襲って来たところです。思い出してください。あなたのナウシカはメーヴェに乗って船を飛び出しましたか？飛び出しましたね？そこにガンシップが助けにきましたね？ユパ様がかっこよくガンシップで助けにきますね？ナウシカとガンシップが合流しましたね？はい！そこから！
そこからがこのユパ様ごっこのモチーフです！

⑤ユパ様になりきる
トルメキアの兵士が叫びます「船だ！風の谷のガンシップ！」「なにぃ！？」私たちはユパ様となりガンシップからペジテの船に飛び移ります（頭の中で）。本当に飛び出してはいけません、危ないですから。クロスにした手の先には王蟲の体から切り出したセラミックス装甲をも破るナイフを持っています。襲い来るトルメキア兵を華麗に倒していきましょう。あなたはユパ様だからできます。

司令官のようなトルメキア兵が叫びます「ユパだ！討ち取って名を上げろ！」。目の前の階段をひとっ飛びにし、司令官らしき奴を追い詰めましょう。そして言うのです（心の中で）「降伏しろ。コルベットはもはや戻らん」。司令官「つ、強い…！」

以上が、私がみなさんにオススメしたいユパ様ごっこの全てです。どうです、何言ってんだコイツって思ってますか？そんなのは私が一番思っているので大丈夫ですよ、正気ですよ。

この遊びを発明してからというもの、バスに乗りチャンスがあればやっています。何が良いって誰にも知られることなくいつでも1人でできるんです。すごい発明じゃないですか？

そして、バスを降りた際には颯爽とした気持ちで歩き出せること間違いありません。なにせトルメキア兵を倒していますからね。

ユパ様ごっこをもっと楽しくするポイント

①晴れの日のお昼にする
青空がベストですね。快晴じゃなくてもいいですが、あのシーンは晴れています。雲の上ですし、晴れて青空が見える日がベストです。

②ちょっと下り道みたいな場所が欲しい
ユパ様がガンシップからペジテの船に飛び移る際や、階段を飛び越える感じがとても盛り上がるのでちょっとでも下り坂になってたらベストです。平坦な道じゃなくて、ちょっとだけでも大丈夫です。

③あとはあなたの想像力
できるだけリアルにユパ様になりきってください。恥ずかしくありません。心の中でやってるだけなので、誰もあなたがユパ様ごっこをしているなんて気づきません。

慣れて来たら再生するシーンを伸ばしてもいいですね。ペジテの船内の最後の部屋の扉が破られそうなあたりも良いです。バスの振動がトルメキア兵が扉を壊そうとしている振動に感じられるかもしれません、怖い。ナウシカと服を交換してくれたお嬢さんの「何かしら…鳥？」なんて、晴れた日に最高です。お空を見上げて（見下ろしたいですけど地面になっちゃうので）鳥の影を探しましょう。

私はこの記事を書くためにナウシカを全部見直しました。忘れていたシーンやそんなに細かく描かれていたのか！と感じることもたくさんありました。ユパ様ごっこに関しては、やってもやらなくても良いんですが、ナウシカをこの数年見ていないな、という方はこの記事をきっかけに久しぶりに見て見ませんか、ナウシカ。やっぱり面白いですよ。ストーリーもだけど演出というか、すごいから大人になって見てない人は今一度見直してみてください。私はメーヴェに乗れるチャンスが来た時のために、腹筋をちゃんと鍛えようと思いました。プランクから始めよう。

ちょっと何を言いたかったのか見失って来たのでそろそろ終わりますね。もしユパ様ごっこを試されたら、私のこの記事を思い出してぜひコメントをください。やったんだ、ふふっ（μωμ）と思うので。よろしくお願いします。