PCオーディオに挑戦⑭:エヴァ、再び
☆昨日の夜、、、
仕事帰りに、秋葉原で降りてオリオスペックに向かった。
駅を出てしばらく、不思議な格好をした女の子たちが道端に立っていて、なんだろうと歩きながら見ていたら、1人の子が私の視線に気付いたのか、手をくるくる動かしながら、何か特別なモーションを繰り出したので、ひどく驚いて、ばっと目を逸せて早足になってしまった。
自分の頭の中はEVA、エヴァ、銀のあの板、アースケーブル付き、電磁波吸収ボードでいっぱいで、突然の外部世界との接触で強烈に混乱した。とても可愛いらしい子だったし、エキセントリックだけれども業務に相応しいオートマチックさで、むしろ微笑むべきであったし、動揺を態度に出したのはよくなかった。
☆電磁波吸収
とにかくEVAだ。今日のEVAはこれ!オリオスペック・オリジナル商品のSoundgenic用小型EVAね。Soundgenicというのは、I-O DATAのNASのこと。
EVA for Soundgenicなんだけど、Soundgenicは持ってない。canarino fils用のやつの1/5くらいの面積だが、これをcanarino fils9 Rev.5に使いたい。何枚使えるか実際に試したくて、オリオスペックの店舗に来た。canarino filsの4本脚の下に敷くなら4枚いける。それは店に行かなくても分かる。しかし脚の下に敷きたくない。なぜならウェルフロートボードの上に直にcanarino filsを設置したいから。ということなので、EVA for canarino filsが品切れであっても、EVA for Soundgenicで前者と同程度の電磁波吸収効果を発揮できる枚数がPCにあてがえればOK。
ということで、オリオスペックの奥で酒井さんに実物のEVAとcanarino fils9を出してもらって確かめたところ、3枚がマックスぽい。で、ルーターにも付けといたら良いのではと酒井氏が言うので、4枚買ってきた。
マニアの中にはオヤイデが商品化しているパルシャットやMWAシリーズでいいんじゃないかと思われる人もいるだろうが、効き方は似ていても度合いが違うよね。少なくとも、筐体の外側からいくなら、パルシャットのシートやロール丸ごとよりも、EVA for canarino filsの方が効果が高い。
それで、EVA for canarino filsをキツネDACの下に敷き、EVA for Soundgenicを3枚PCの下にセットして効果を確かめた。もう一枚は2階に放置した。まずDACとPCでの効果を確かめるべきだから。別の階に置いてきたのは、電磁波吸収材は非接触でも効果があるわけで、実は部屋の中に持って入っただけでも空気が変わる。3枚でいいのか、それとも4枚必要なのか確認するためご退室いただいたってこと。
☆2chの電磁波対策の際に注意すること!
MAY DACのデザインは電磁波対策を進めるには非常に分かりやすい。MAYの左右セパレーション&バランスを損なわないように電磁波対策をするということは、左chの方が電磁波対策が多めで、右chが少なめとかにならないようにすればよい。DACやアンプを対策しようとする場合には、ケーブルであれ機器であれ、アナログ部の左右を完全に均等に対策をする必要があるということに注意してくださいね。電磁波対策で左右バランスを喪ったら、地獄の沼にはまります。私は雑な性格なので、MAY DACが分かりやすいのでDACまでは電磁波対策をしていますが、もし違うDACでしたら、大本の電源からPCまでにして、それより先には対策を進めなかったと思います。
こういうことです。左右の信号が分かれるところからは、つまりアナログ変換後は、どれだけ左右均等にセパレーションを展開して、SPから空気中に放たれる左右別の音が、1つの音楽となるべく融合するようにしなければならなりません。それがステレオ再生の基本ですね。左右は同じではなく別の信号ですよ。別々のものが空気中で<<1>>を形成するように<<合致させる>>のです。よく帯域がフラットであることが重視されて、そういう補正機能の調整に血道を上げている人がいます。帯域に対してフラットであることは重要ですが、それ以前に左右がフラットでなければ、そもそもステレオ再生のシステムになりません。高級機でなくとも、多くの機器は左右のバランスをある程度は大切にしてあります。当たり前のことなので、宣伝文句には採用されないだけです。そのバランスを自ら壊してはいけないということです。
ですから、例えばDACの出力部が機器の左端に集まっており、RCAやXLRの出力端子がいっぱい集まっていたとします。電磁波対策用のEVA for Soundgenicのような機器の全体を包摂するような大きさがないものを使ったとします。あるいはパルシャットを部分的に張り付けたとします。その際に右chと左chとで電磁波吸収の効果が等しくなかったとします。皆さんはEVA for Soundgenicやらパルシャットごときの小品の効果が左右ch上で違っているかどうかを認識できますかね?認識できないんです。ただ再生音のレベルが低下するという残念な結果だけを認識するのです。
電磁波対策はPCオーディオをやる場合にはやったほうが良いです。その際に、パルシャット等の貼り付けて使うものよりも、EVAは素人にも機器にも優しいでしょう。EVA for Soundgenicは、値段も穏当であり、設置しやすいです。機器の下に入れなくとも、上に置くだけでも、ちゃんと効果を持ちます。特に機器の上は設置し易いですよ。ですから、皆さんにEVA for Soundgenicをどんどん使ってみてほしいので、偉そうに注意を喚起しています。
D/A変換以降の左右のセパレーションが始まった回路からは、バランスを考えて使ってくださいね。私はDACで止めときます。DACまではもっとやりますが。(笑)EVAの電磁波対策は簡単にめちゃくちゃ音質が良くなりますよ!