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健康維持のためにー姿勢科学の集合研修から学んだこと-(その1)

この三連休(2022/9/17-19)、倉敷で姿勢科学の集合研修がありました。
台風直撃で大変だったのですが、それはさておき...

今回の学びを通じ、改めてもっと発信しなければ!と思ったので、
大事なことの一部をわかりやすく翻訳して
みなさんにお伝えしたいと思います。

<姿勢と健康の関係>
人間の体は建築物と同じです。
五重塔、高層ビル、東京タワーなどを思い浮かべてください。
まっすぐに天に向かって伸び、
揺れを吸収するための柔構造(しなる構造)を持っています。

人間の体も同じ。
足の裏から、膝、腰、肩、頭まで、鉛直線の上に
まっすぐに載っている姿勢が理想です。

そこから少しでもずれると、傾いている塔やビルのように、
倒れないためには特別な力が必要です。

文明以前、人間が一日中野山を走り回っていた時代には、
理想の姿勢を保っていましたが、
座ったまま一日を過ごしたり、
腰をかがめる作業をしだしたことにより、
姿勢のバランスが崩れているのが現代人。

姿勢のバランスが崩れると、当然、
立っているだけで、多くのエネルギーを要します。
歩いたり走ったりすることに、より多くのエネルギーを使います。

もしあなたが、歩いたり走ったりすることに苦痛を感じるようなら、
それは姿勢バランスが崩れている成果も知れません。

そのような姿勢を長い年月続けることで、
そのような姿勢が固定化し、様々な体のトラブルを引き起こします。

<姿勢の歪みを治す方法>
姿勢の歪みが健康上の様々なトラブルを引き起こすことは
ある程度おわかりいただいたと思いますが、
ではその歪みはどうすれば治せるのでしょうか?

詳しいことを語るととても長くなりますので、
ここでは簡単に触れるだけにとどめます。

姿勢改善の方法は科学的にわかっているのですが、
日本では姿勢科学を学んでいる人が少ないため、
一般の方に伝わっていないのが現状。

簡単にいうと、姿勢の歪みは関節のずれを引き起こし、
ずれた関節は可動域が狭くなります。

屈伸で指が地面につかなかったり、
正座するのが辛くなったりというのは典型例。

そして、さらに悪いことには、
そういった姿勢の歪みにより、姿勢をささえる
筋肉のバランスが崩れていきます。

それが、猫背であったり、反り腰の姿勢が
じつは体への負担が大きいのに、
自分では楽に感じ、正しい姿勢をしようとすると
かえってつらい理由です。

したがって、姿勢バランスを回復するには、
狭くなった関節の可動域を回復させ、
そのうえで、筋肉のアンバランスを改善する
エクササイズ(非対称性エクササイズ)を行う必要があります。


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