見出し画像

ガガミラノの腕時計の電池交換・修理・ベルト交換徹底ガイド

イタリア発の腕時計ブランド「ガガミラノ」は、個性的なデザインと大胆な数字盤で人気を集めています。お洒落な見た目からファッションアイテムとして愛用する人も多いですが、大切な時計を長く使い続けるためには定期的なメンテナンスが欠かせません。特に電池交換や思わぬ故障時の修理、そして使用頻度の高いベルト交換について知っておくことは、初心者の方にとっても重要です。本記事では、ガガミラノの腕時計を末永く愛用するためのメンテナンス方法を詳しく解説します。


ガガミラノの電池交換:必要なタイミングと交換方法

ガガミラノの腕時計のうち、クオーツ(電池式)モデルをお持ちの場合、電池交換は避けて通れないメンテナンスです。一般的に腕時計の電池寿命は約2~3年と言われており、電池が消耗すると次第に時計が止まったり遅れたりするようになります。ガガミラノの時計が秒針の動きが飛び飛びになる(クオーツ時計によっては電池切れが近くなると2秒ごとに動くモデルもあります)あるいは時間が合わなくなってきたと感じたら、電池交換のタイミングです。また、購入から2年以上経過している場合や、中古で入手したガガミラノで前回の電池交換時期が不明な場合も、早めに交換を検討しましょう。電池切れのまま放置すると内部で電池が液漏れし、ムーブメント(時計内部の機械部分)を傷めてしまう恐れがあるため注意が必要です。

電池交換の方法としては、大きく分けて「自分で交換する」か「専門店に依頼する」かの二択になります。時計裏蓋の開け方はモデルによって異なりますが、多くのガガミラノ腕時計は裏蓋をネジやスクリューで固定するタイプです。自分で交換する場合、精密ドライバーや専用のオープナーなど適切な工具を用意し、裏蓋を慎重に開けて古い電池を取り出し、新しい電池と交換します。この際、電池の向き(+と-)を間違えないように注意し、交換後はゴムパッキン(防水用シール)がずれていないか確認してからしっかり蓋を閉めましょう。作業中に内部にホコリが入ったり、部品を傷つけたりしないよう細心の注意が必要です。

しかし、初心者の方には自分での電池交換はあまりおすすめできません。時計内部は非常に繊細で、裏蓋の開閉や電池の取り外しにはコツがいります。工具を誤って滑らせればケースや内部に傷を付けてしまう可能性もありますし、防水性能を持つモデルの場合、素人作業では防水パッキンを正しく復元できないこともあります。結果的に防水性が損なわれ、後々水入りなどのトラブルに繋がることもあります。特にガガミラノは独創的なデザインゆえにケースサイズが大きかったり特殊な構造をしていたりするモデルもあるため、無理に自分で開けようとすると破損の原因になりかねません。安全確実に電池交換を行うなら、やはり専門の時計修理店や正規サービスに依頼するのが安心です。

電池交換の費用や所要時間の目安

いざ電池交換をしようと思ったとき、気になるのが費用所要時間です。ガガミラノの電池交換にかかる費用は、依頼する場所によって多少変わります。一般的な街の時計修理店であれば、電池交換は約1,500~3,000円前後が相場となっています。シンプルなクオーツモデルであればこの範囲で対応してもらえることが多く、料金には新しい電池代や作業料が含まれます。ただし、時計によっては防水性能を維持するために同時に防水パッキンの交換や防水検査を行う場合があります。その場合は追加料金が発生し、合計で5,000円以上になるケースもあります。依頼前に防水検査の有無を確認し、必要なければ電池交換のみお願いすることも可能です。

一方、ガガミラノの直営店や正規サービスセンターに電池交換を依頼する場合、費用はやや高めになる傾向があります。正規店では単なる電池交換であっても、時計の状態によってはオーバーホール(分解掃除)など包括的なメンテナンスを勧められることがあります。例えば、長期間電池を交換していなかった時計は内部の油切れや部品摩耗が進んでいる可能性があるため、正規サービスでは電池交換と同時に内部点検や必要な修理を提案されることがあります。その結果、費用が3万円以上になることもあります。ただし、保証期間内の正規購入品で故障が原因で止まっている場合(電池切れではなく機械不良)は保証修理が適用される場合もあるため、購入時の保証書類を確認すると良いでしょう。

また、オンラインの電池交換サービスを利用する方法もあります。インターネットで申し込むと郵送キットが送られてきて、時計を送付するだけで電池交換して返送してくれるサービスです。費用は店舗持ち込みと同程度かやや割高(例:約2,000~5,000円程度、送料込み)ですが、自宅にいながら依頼できる利便性があります。近くに時計店がない方や忙しい方でも利用しやすいでしょう。

所要時間についても依頼先によって差があります。街の時計屋さんや修理専門店の場合、店頭で電池交換をお願いすれば即日対応してくれることがほとんどです。早ければ10~30分程度でその場で交換してもらえるでしょう。ただ、お店の混雑状況や時計の構造によっては「後で取りに来てください」と預かり対応になり、数時間から翌日以降の受け取りになることもあります。事前に電話などで問い合わせておくと安心です。

正規サービスセンターに郵送して電池交換(またはオーバーホール)を依頼する場合は、数週間程度の時間を見ておきましょう。受付から見積もり連絡、作業完了まで含めると、通常2~4週間ほどかかるケースが一般的です。特に正規でオーバーホールも行う場合は工程が増えるため、しばらく時計が手元に戻らない点に留意が必要です。

オンラインの郵送サービスの場合、業者に時計が届いてから返送されるまでおおよそ1~2週間程度が目安です(配送にかかる日数含む)。こちらも業者によっては到着後即日で作業し翌日発送してくれるところもあり、比較的スピーディーです。急ぎで時計を使いたい予定がある場合は、事前に納期を確認してから依頼先を決めるようにしましょう。


★東京でガガミラノの腕時計の電池交換・修理・ベルト交換を依頼するなら?

東京でガガミラノの腕時計の電池交換・修理・ベルト交換でお困りの方は「はらじゅく時計宝石修理研究所のお任せ!

国家資格を取得している時計修理技能士による、ロレックス、オメガ、タグホイヤー、セイコー、エルメスの修理を始め、アンティーク時計やどんなブランド時計の修理、電池交換、ベルト調整、オーバーホール・分解掃除を専門で承っている、東京初・創業200有余年スイスの老舗時計工具ブラン「BERGEON」(ベルジョン)とのコンセプトショップです。また、ジュエリーアドバイザーによるジュエリー修理(ネックレス修理、指輪のサイズ直し、ピアス修理、ブレスレット修理、etc)、ジュエリーリフォームなど、お客様の「想い出ストーリー」を蘇らせるプロフェッショナルなサービスを自信をもってご提案致します高級時計、ジュエリー修理専門店で御座います。ご来店お待ちしています。

所在地: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目22−1
電話: 03-3478-8288
はらじゅく時計宝石修理研究所
URL:http://watch-jewelry-repairlab.co.jp/shop/harajuku/


ガガミラノの修理が必要な場合のサインと対応方法

ガガミラノの腕時計を使用している中で、「これは修理に出した方が良いかもしれない」というサインがいくつかあります。大事な時計の異変に早めに気づき対処することで、深刻な故障を防ぎ寿命を延ばすことにも繋がります。以下に、修理が必要となる主な症状とその対応方法を紹介します。

  • 時計が頻繁に止まる・動かない: クオーツ時計の場合、新しい電池に交換してもすぐ止まってしまう、動き出さないといった場合はムーブメント自体の不具合が考えられます。機械式(手巻きや自動巻き)のモデルであれば、ゼンマイを巻いてもすぐに止まる、あるいはフル充電(自動巻きの場合充分に腕に着けて日常使用)しても日常使用に耐えないほど止まる場合、内部の油切れや部品の摩耗・破損が起きている可能性があります。いずれの場合も、無理に使用を続けず専門の修理に出すことを検討しましょう。

  • 時計が大幅に遅れる・進む: 機械式時計で急に日差(1日にズレる時間)が大きく狂うようになった場合、テンプ(時間調整を司る部品)の不調や内部の油劣化、あるいは磁気帯びの可能性があります。特に急に大幅に進み出した場合は磁石の近くに置いたことによる磁気帯びが疑われます。この場合、修理店で磁気抜き(脱磁)をしてもらうことで改善することがあります。逆に大幅に遅れる場合も内部で摩擦が増えているなど不調のサインです。クオーツ時計で時間のズレが顕著な場合は、電池切れ以外に回路不良の可能性もあります。普段数ヶ月に数秒程度しか狂わないクオーツが明らかにズレる場合は、一度専門家に見てもらった方が良いでしょう。

  • 異音や部品の外れ: 振ったときにカタカタと音がする、時計内部で何かが転がる音が聞こえる、リューズ(竜頭)やボタン操作時に引っかかる感じがある、などの異音・違和感は故障の予兆です。例えば、手を動かすと中で部品が外れているような音がする場合、ネジや歯車が外れて遊走しているかもしれません。そのまま使用を続けると、外れた部品が他の機構に噛み込んで二次被害を起こす恐れがあります。すぐに使用を中止し、衝撃を与えないよう慎重に扱って修理店に持ち込みましょう。リューズが空回りして針が動かない、ボタンを押してもクロノグラフが反応しない場合も、内部のパーツ破損や摩耗が考えられるためプロによる点検が必要です。

  • 針のズレや動作不良: 時計の時刻表示の針(時針・分針・秒針)の位置が明らかにおかしい、重なって動いてしまう、あるいはクロノグラフ(ストップウォッチ機能搭載モデル)の針がリセット位置に戻らないといった症状も修理が必要です。針ズレは強い衝撃で針自体が物理的に動いてしまったり、固定が緩んだりしたことが原因で起こります。クロノグラフの針不良は、ゼロ位置の再設定だけで直る場合もありますが、機械式クロノグラフの場合は歯車のずれや破損が起きている可能性もあるため、専門店での点検調整が無難です。

  • ガラス(風防)の破損・内部の曇り: 時計の風防ガラスにヒビが入ったり欠けてしまった場合、そのままでは防水性が失われ、放置すると僅かな隙間からホコリや水分が侵入してしまいます。ガラス破損時は速やかに使用をやめ、適切なサイズ・材質のガラスに交換する修理が必要です。また、ガラスは割れていなくても内部が曇る場合(ガラスの内側が白く霞んだようになる)は、内部に湿気が入っている証拠です。軽度の曇りであれば気温変化で一時的に出ている可能性もありますが、何度も曇る場合や水滴が見えるほど湿気が侵入した場合は、内部の乾燥と清掃、パッキン交換などの処置が急務です。湿気によるサビは放置すると進行して修理代も高額になりがちなので、曇りに気付いたら早めに修理依頼しましょう。

上記のようなサインを感じたら、まずは正規サービスセンターや信頼できる時計修理店に相談することをおすすめします。保証期間内であれば正規店に連絡し、保証が効くか確認すると良いでしょう。保証期間外や並行輸入品(海外からの購入品など正規保証がないもの)の場合は、街の時計修理専門店でも十分対応可能です。不調を抱えたまま使い続けると症状が悪化することが多いため、「おかしいな?」と思った段階で早めにプロに点検してもらうのが結果的に時計を長持ちさせる秘訣です。

ベルト交換のタイミングと交換できる店舗

ガガミラノの時計は個性的な見た目を引き立てる**ベルト(ストラップ)**も魅力の一つです。カラフルなレザーベルトやシリコン素材のものなど、デザインに合わせたベルトが付属しています。しかし、ベルト部分は日々腕に触れる消耗品でもあるため、使い続けるうちに劣化してきます。では、どのようなタイミングでベルトを交換すれば良いのでしょうか。

ベルト交換のタイミングは、素材ごとに異なりますが、一般的には以下のような兆候が見られたら交換を検討してください。

  • レザーベルトの場合: 使用していると汗や皮脂を吸って傷んできます。裏側にひび割れや硬化が見られたり、表面の色艶がなくなって剥げてきたりしたら交換時期です。また、毎日着用していると1~2年ほどで穴の部分が広がったり形崩れしたりします。レザー特有の臭いが強くなってきた場合も、雑菌が繁殖している恐れがあるため新しいベルトに替えると良いでしょう。

  • ラバーベルト(シリコンやウレタン)の場合: 水や汗に強い素材ですが、年数が経つと素材が劣化してひび割れたり硬くなったりします。装着時に切れたり裂けたりすると時計を落としてしまう危険があります。小さな亀裂や表面のベタつきが出始めたら、早めに交換を考えてください。

  • メタルブレスレットの場合: ガガミラノではレザーやラバーが主流ですが、モデルによっては金属ブレス仕様のものもあります。金属は基本的に長持ちしますが、長年の使用で留め具(バックル)のバネが弱くなったり、ピンが緩んだりすることがあります。部品交換や調整で対応できないほどガタつく場合は、ブレスレット自体の交換を検討します。ただしメタルブレスは高価なため、部品交換や超音波洗浄によるメンテナンスで延命できるケースも多いです。

ベルト交換を行う際、どこで交換できるかも把握しておきましょう。選択肢としては、大きく「正規店(メーカー直営店や正規販売店)」「時計修理店・専門店」「通販やオンラインショップ」の3つがあります。

  • 正規店でのベルト交換: ガガミラノの直営ブティックや正規取扱店では、純正のベルトを取り寄せて交換してもらえます。純正品は時計本来のデザインにマッチし、ロゴ入りのバックルなど細部までオリジナルの雰囲気を損ないません。特に限定モデルの特殊な色柄ベルトや、ケースに合わせた特殊形状のベルトの場合は純正の入手が最も確実です。正規店で依頼する場合、その店舗に在庫がないと取り寄せに時間がかかることがありますが、サイズ違いや不適合の心配がないのは利点です。費用は素材にもよりますが数千円から数万円と幅があり、高級な素材や特殊デザインのものほど高くなります。

  • 時計修理店・専門店でのベルト交換: 一般の時計修理店やベルト専門ショップでもベルト交換は可能です。多くの修理店では様々なブランド汎用のベルトを在庫しており、ガガミラノに合うサイズ(ラグ幅)のベルトを提案してくれます。色や素材も豊富に選べるため、オリジナルとは違った雰囲気を楽しみたい方にはこちらがおすすめです。その場で実物を見ながら選べる利点もあります。価格も比較的リーズナブルで、合皮やナイロンなど手頃な素材であれば数千円以内で購入できるものもあります。交換作業自体もお店でお願いすれば数分~10分程度で済みます。プロが専用工具で確実に装着してくれるので安心です。注意点としては、ガガミラノの純正バックル(美錠)を引き続き使いたい場合、ベルトの幅や厚みがそれに合うものを選ぶ必要があることです。心配な場合は時計本体ごと持参してお店の人に取り付けてもらうと確実でしょう。

  • オンラインショップや通販で購入して交換: インターネット上でもガガミラノ対応のベルトや汎用ベルトが多数販売されています。楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどで「ガガミラノ ベルト交換用」などと検索すると、対応サイズのベルトが見つかります。自分で好みのデザインを探せる反面、実物の質感や色味が写真と異なる場合もあるため、購入時のレビューなどを参考に選ぶと良いでしょう。通販でベルトを購入した場合、自分で取り付け作業を行う必要があります。取り付けには**バネ棒外し(ばね棒というベルトを固定する棒を外す小さな工具)**が必要です。工具があれば自宅でも交換可能ですが、初めての場合はバネ棒が勢いよく飛んで紛失しやすいので注意してください。また、誤ったサイズを買ってしまうと装着できないため、事前にガガミラノ時計のベルト幅(ラグ幅)を計測しておきましょう。難しそうな場合は無理せず時計店に持ち込んで交換だけ依頼することもできます(持ち込みベルトの取り付けに対応してくれる店もありますが、事前に確認すると安心です)。

正規店・時計修理店・オンラインサービスの違い

ガガミラノの時計をメンテナンス(電池交換や修理、オーバーホールなど)する際に、「どこに頼むか」は悩みどころです。主な選択肢である正規店(メーカー公式のサービス)と時計修理店(街の専門業者)、そして昨今増えているオンラインサービスには、それぞれ特徴があります。ここではそれぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。

  • 正規店(メーカー公式サービス): ガガミラノの場合、日本国内ではガガミラノジャパンのテクニカルセンターが正規メンテナンスを一括して担当しています。正規サービスに依頼する最大のメリットは、純正部品を用いた確実な修理と、メーカー基準での品質管理です。技術者もブランドの時計に精通しており、細かな仕様や改善点も把握しています。また、正規店で修理・オーバーホールを行うと、通常作業後に**保証書(修理保証)**が発行され一定期間内の再不具合に対応してもらえる安心感があります。新品購入時のメーカー保証期間内であれば、不具合内容によっては無償修理になるケースもあります(ただし電池切れや消耗部品は保証対象外が一般的です)。
    デメリットとしては、費用が高くなりがちな点と、時間がかかる点が挙げられます。前述のように電池交換ひとつ取っても、正規ではオーバーホール込みの提案になることもあり、費用がかさみます。また、メーカーに時計を送って修理するため、完了までに数週間以上待つ必要があります。加えて、国内正規品でない時計(並行輸入品)は受付不可とされる場合があります。ガガミラノジャパンでは正規保証書の提示を求められるため、並行輸入品の場合は正規サービスを利用できず、結果的に街の修理店に頼ることになります。こうした制約も踏まえて、保証期間内や品質重視の場合は正規店、それ以外の場合は他の選択肢も検討すると良いでしょう。

  • 時計修理店(街の専門業者): 街中の時計修理専門店や工房、デパート内の時計修理コーナーなど、公認ではないもののプロの職人が在籍するサービスです。メリットは何と言っても手軽さとコスト面の安さです。電池交換や簡単な修理であればその場で対応してくれる店舗も多く、料金も正規に比べると良心的です。また、並行輸入品や古いモデルでも基本的に断られることはなく、どんな時計でも一度診てもらえる気軽さがあります。腕利きの職人がいる店では、オーバーホールなど高度な修理もメーカーに出すより安価に、しかも同等の品質で行ってくれることもあります。
    デメリットとしては、部品入手の制限が挙げられます。ガガミラノに限らずブランド時計の専用部品(特にケースや文字盤、特殊な針など)はメーカーから供給を受けられないため、交換が必要になった際に純正部品での修理が難しい場合があります。ただし、クオーツのムーブメント自体は汎用品を使っていることも多く、その場合は同じ型のムーブメント丸ごと交換で対応できることもあります。また店選びによって技術や対応品質に差があるのも注意点です。信頼できる実績のある店を選ぶことが大切で、事前に口コミを調べたり、見積もり時に対応の丁寧さを確認すると安心です。正規のような修理後の保証制度はお店独自のものになるため、その点も確認しておきましょう。

  • オンラインサービス(郵送修理): 最近ではインターネットで申し込み、時計を郵送してメンテナンスを受けるオンラインサービスも増えてきました。これは実際の作業は時計修理工房等で行われますが、窓口がウェブサイトになっており全国対応可能な点が特徴です。メリットは、遠方からでも依頼できる利便性と、事前にWEB上で概算費用がわかる透明性です。近くに時計店が無くても、宅配便で送るだけでプロのメンテナンスが受けられるため、地方在住の方や忙しい方でも利用しやすいでしょう。費用も店頭利用と大きく変わらない場合が多く、送料込みのお得なパック料金を用意している業者もあります。自宅にいながら相談できるよう、メールやLINEで気軽に問い合わせができるサービスを提供している会社もあります。
    デメリットは、やはり発送の手間と時間です。梱包して送付し、戻ってくるまで待つ必要があるため、目の前ですぐに直してほしいというニーズには応えられません。また、現物を直接見て相談できない分、症状の伝達に齟齬が出る可能性もあります。送り返された後に「思っていた仕上がりと違う」といったことを防ぐために、気になる点は事前によくやり取りしておくことが大切です。加えて、配送中の紛失・破損リスクはゼロではありませんので、保険付きの配送や、実績ある業者の選択が安心です。とはいえ、大半のオンライン業者は安全に配慮しており、便利に利用できる選択肢として定着しつつあります。

以上のように、正規店・修理専門店・オンラインサービスはそれぞれ一長一短があります。ガガミラノの時計をどこに任せるかは、状況や優先したいポイントによって決めると良いでしょう。例えば、「保証期間内で安心を買いたい」「大切な限定モデルなので純正部品で直したい」場合は正規店へ、一方で「費用を抑えたい」「並行輸入品なので正規では断られた」「すぐに直したい」場合は信頼できる修理店やオンラインサービスに依頼する、という具合です。それぞれを上手に使い分けて、大事な愛用時計をベストな形でメンテナンスしましょう。

自分でできるメンテナンス方法と注意点

プロに任せるべき修理や専門的な作業がある一方で、日常的に自分でできるメンテナンスもあります。毎日のちょっとしたケアが、ガガミラノの時計を美しく保ち、故障を防ぐことに繋がります。ここでは初心者でも実践できるお手入れ方法と、その際の注意点を紹介します。

  • 日常の清掃(外装ケア): 時計の表面についた指紋や汗は、こまめに拭き取る習慣をつけましょう。柔らかい布(メガネ拭きやマイクロファイバークロスが最適)でケースやガラス、ベルト表面を優しく乾拭きするだけでも違います。金属部分は皮脂でくすんできますので、定期的に拭くことで輝きを保てます。防水仕様の時計であれば、水に濡らして硬く絞った柔らかい布で拭き、その後乾いた布で水気を取ると、汗や汚れがきれいに落とせます。ただし革ベルトは水に弱いので、革部分は乾拭きに留め、陰干しして湿気を飛ばすようにしてください。アルコールや溶剤はコーティングや素材を痛めることがあるので使用しないよう注意します。

  • 革ベルトのケア: ガガミラノ純正の革ベルトをお使いの場合、長持ちさせるためにお手入れも大切です。着用後は柔らかい布でベルト表面の汗や汚れを軽く拭き取り、風通しの良い場所で陰干しして乾燥させましょう。必要に応じて革用の保湿クリームやオイルを少量塗ると柔軟性が保たれますが、塗りすぎるとシミになったりベタついたりするので控えめにします。また、毎日同じベルトを使うよりも、複数のベルトをローテーションして使うと一つ一つのベルトの負担が減り長持ちします。

  • 定期的な時間合わせ: クオーツ時計の場合、基本的には正確に動きますが、月日により数十秒程度の誤差が出ることがあります。ときどき電波時計やスマートフォンの時計と時刻を照らし合わせ、ズレがあれば時刻合わせをしましょう。機械式時計の場合は日差が発生しますので、毎日同じ条件で使ってみて大きく進み過ぎたり遅れ過ぎたりしないか確認します。数十秒程度のズレであれば正常範囲内ですが、著しいズレが出る場合は前述のように磁気帯びなどの可能性があるため、放置せずに調整を検討してください。

  • ゼンマイのケア(機械式時計の場合): ガガミラノの中には手巻きや自動巻きのモデルも存在します。機械式の場合、長期間動かさずに放置すると内部の油が固まりやすくなったり、潤滑不良を起こすことがあります。毎日身につけるのが理想ですが、コレクションとしてたまにしか使わない場合でも、月に一度は動かすようにしましょう。手巻き式なら月に一度フルにゼンマイを巻き上げて動かし、数日稼働させます。自動巻きでも、静置していたものは時々腕に着けて日中動き回るか、ゆっくり振って稼働状態にします。これにより油が行き渡り、内部のコンディション維持に役立ちます。

  • 磁気に注意: 時計にとって見えない脅威となるのが磁気です。スマートフォンやスピーカー、バッグの留め具(磁石式のボタン)など、身の回りには磁気を帯びた製品が多く存在します。機械式時計は強い磁気にさらされると内部のヒゲゼンマイがくっついて本来の精度を失ってしまいますし、クオーツ時計も磁気によって一時的に止まったり狂ったりする場合があります。普段から時計を磁石に近づけないよう意識し、保管場所もスピーカーの上など磁気が強い場所は避けてください。心配な場合は、1000円程度で市販されている簡易脱磁器を購入して自宅で磁気をリセットすることもできますが、使い方を誤ると逆に磁気を帯びさせてしまうこともあるため注意が必要です。不安な場合は修理店で磁気抜きを依頼すると安全です。

  • 防水性能の維持: ガガミラノの時計でも日常生活防水や数気圧程度の防水性能を持つモデルがあります。防水時計でも経年で防水パッキンが劣化すると徐々に防水性は低下します。普段から水仕事や雨の際に必要以上に時計を濡らさないようにする、極端な温度差(寒い屋外から暖房の効いた室内に急に入るなど)で結露を発生させない、といった注意を払いましょう。もし防水性能が心配な場合は、電池交換やオーバーホールの際に一緒にパッキン交換と防水テストを依頼すると安心です。なお、防水ではない革ベルトは水に濡れるとシミや劣化の原因になりますので、手洗い時や夏場の汗にも気を配り、濡れたら早めに拭き取って乾かすようにします。

  • 保管方法: 時計を使わないときの保管もメンテナンスの一つです。コレクションとして複数の時計をお持ちなら、専用のウォッチケースやケース付きのウォッチスタンドに収納すると埃をかぶらず安心です。直射日光の当たる場所や極端に湿度の高い場所は避け、風通しの良いところで保管しましょう。湿気対策にシリカゲル(乾燥剤)を近くに置いておくのも効果的です。また、長期間(数年単位)しまい込む場合、クオーツ時計であれば電池を抜いておくことも検討してください。電池を入れっぱなしで放置すると前述のように液漏れのリスクがあるためです。機械式時計の場合はゼンマイを完全にほどいた(止まった)状態にしておけば特に問題なく保管できます。

  • 自分で分解はしない: 最後に注意点として、時計の裏蓋を開けて内部を触る作業は基本的に避けましょう。興味から自分でオーバーホールを試みたり、油を差そうとしたりするのは故障の元です。プロは適切な工具とクリーンな環境で行っていますが、家庭で同じように行うのは困難です。結果的に部品を紛失したり壊してしまい、修理代がかさんでしまうケースもあるので注意してください。どうしても自分で作業したい場合は、せいぜい前述の電池交換やベルト交換程度に留め、無理はしないことが大切です。

よくあるトラブルとその対処法

最後に、ガガミラノの腕時計で初心者が遭遇しやすいよくあるトラブルと、その対処法についてまとめます。突然のトラブルにも落ち着いて対処できるよう、事前にチェックしておきましょう。

  • 時計が止まってしまった: 愛用の時計が急に止まると慌ててしまいますが、まずは落ち着いて原因を考えます。クオーツ式なら真っ先に電池切れを疑いましょう。前回の電池交換から2年以上経っている場合や、秒針が飛び飛びになる前兆を見逃していた可能性があります。この場合は新しい電池に交換すれば再び動き出すでしょう。機械式時計(自動巻き・手巻き)の場合は、ゼンマイの巻き不足が原因かもしれません。まずリューズを巻いてみたり、腕に着けてしばらく動かしてみてください。それでも動かない場合は故障の可能性があるので修理店に相談します。なお、長期間動かずに放置していた時計が止まっている場合、電池切れなら交換、機械式なら油切れの疑いがあるため、いずれにしても専門メンテナンスを検討しましょう。

  • 時間が狂ってしまう: 時計の時間が合わなくなるトラブルもよくあります。数分程度のズレであれば手動で合わせれば済みますが、短期間で何十分もずれるようなら異常です。クオーツ時計で急激に遅れたり進んだりする場合、前述の磁気帯びや回路不良、もしくは電池電圧の低下が考えられます。まずは新しい電池に替えて様子を見て、それでも改善しなければ修理店で内部を点検してもらいましょう。機械式時計の場合も、急な精度不良は磁気帯びか部品不良の可能性があります。簡易的な対処として、スマホアプリなどで磁気を帯びていないかチェックする方法もあります(磁気を帯びているとスマホの磁力計が反応します)が、いずれにせよ確実に直すにはプロの手による調整やオーバーホールが必要になるでしょう。

  • 日付や曜日が切り替わらない: 日付表示付きのモデルで、カレンダー表示が正しく切り替わらなくなることがあります。例えば本来午前0時前後に変わるはずの日付が昼頃になっても前日のまま、あるいは中途半端に動いて止まっている、といった症状です。これは日付送りの機構不良か、ユーザーが誤った操作をしてしまった場合に起こります。機械式時計の場合、夜9時~深夜3時頃は内部で日付変更の準備が行われている時間帯のため、この時間帯に無理に日付を早送りすると噛み合い不良を起こすことがあります。対処法としては、まずリューズで針を正しい日付に切り替わる時間帯(多くは夜中の0時過ぎ)までゆっくり進め、それから正しい日付を再設定します。これで直らない場合は歯車の破損などが考えられるため、修理が必要です。無理に操作し続けず、専門店に相談しましょう。

  • クロノグラフ機能の不具合: クロノグラフ付き(ストップウォッチ機能)モデルで、リセットボタンを押しても針が12時の位置に戻らない、ボタンが押せなくなった、といったトラブルも起こり得ます。クオーツのクロノグラフの場合、取扱説明書に記載の方法で針位置の再校正(ゼロリセット調整)が可能なことがあります。一度説明書を確認し、正しい操作で針をリセット位置に合わせてみてください。それでも直らない場合や、機械式クロノグラフでボタンが動かない場合は、内部のレバーや歯車が故障している可能性が高いです。その際は分解修理が必要になるため、自分では触らず修理に出しましょう。

  • ケースやブレスの破損: 落下など強い衝撃でケース(本体)やブレスレットが壊れてしまうこともまれにあります。ケースに深い傷やへこみができた場合、防水性や内部構造に影響を及ぼすことがありますので、気になる傷は研磨修理や部品交換で対処します。ブレスレットの金具が外れてしまった場合、ピンの付け直しや部品交換で直ることが多いです。革ベルトが切れて時計が落下した場合は、運悪く時計自体にダメージが及ぶ可能性もあります。幸い時計本体が無事なら、新しいベルトを用意すればまた使えます。いずれにせよ、破損個所がある状態で使い続けるのは危険ですので、早めに修理や交換対応を行ってください。

  • 電池の液漏れ: 繰り返しになりますが、電池式時計で怖いのが電池の液漏れです。長期間電池を交換せず放置していると、電池内部からアルカリ性の液体が漏れ出し、ムーブメントを腐食させます。もし「そういえば最近動かしていないな」というガガミラノが手元にある場合、一度裏蓋を開けてチェックするか、時計店で見てもらうと安心です。液漏れの兆候(緑青のようなサビ汚れ)が見られた場合、すぐに電池を抜き取り中和洗浄の処置が必要です。液漏れが酷いとムーブメント交換になることもありますので、やはり定期的な電池交換が大切と言えるでしょう。

以上、ガガミラノの腕時計に関する代表的なトラブルと対処法を挙げました。困ったときは自己判断で無理をせず、専門家の力を借りることが結果的には安全で確実です。

まとめ: ガガミラノの時計は、そのユニークなデザインからつい見た目に目を奪われがちですが、長く楽しむためには適切なメンテナンスが不可欠です。電池交換のタイミングを把握し、必要に応じて速やかに対処すること、異常の兆候を見逃さず早めに修理に出す判断をすること、そして定期的なベルト交換や日々のお手入れを怠らないことが、愛用の一本を末永く愛し続けるポイントです。初心者の方でも、基本的なケアさえ押さえておけば時計のコンディションを良好に保つことができます。ぜひ本記事の内容を参考に、大切なガガミラノウォッチのメンテナンスに役立ててください。


★東京でガガミラノの腕時計の電池交換・修理・ベルト交換を依頼するなら?

東京でガガミラノの腕時計の電池交換・修理・ベルト交換でお困りの方は「はらじゅく時計宝石修理研究所のお任せ!

国家資格を取得している時計修理技能士による、ロレックス、オメガ、タグホイヤー、セイコー、エルメスの修理を始め、アンティーク時計やどんなブランド時計の修理、電池交換、ベルト調整、オーバーホール・分解掃除を専門で承っている、東京初・創業200有余年スイスの老舗時計工具ブラン「BERGEON」(ベルジョン)とのコンセプトショップです。また、ジュエリーアドバイザーによるジュエリー修理(ネックレス修理、指輪のサイズ直し、ピアス修理、ブレスレット修理、etc)、ジュエリーリフォームなど、お客様の「想い出ストーリー」を蘇らせるプロフェッショナルなサービスを自信をもってご提案致します高級時計、ジュエリー修理専門店で御座います。ご来店お待ちしています。

所在地: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目22−1
電話: 03-3478-8288
はらじゅく時計宝石修理研究所
URL:http://watch-jewelry-repairlab.co.jp/shop/harajuku/



いいなと思ったら応援しよう!