みるということ
見る・観る・視る
「みる」という漢字には大きく3つの書き方があり、意味が少しずつ異なるようです。
根本的な意義はそれまで意識になかったものの存在を目の働きで知るという事。
[見る]
直接的、間接的に目で対象となるものの存在や、状態を認識する
[観る]
ある対象となるものを理解しようと能動的に見ること
[視る]
ある対象のうちの一点の詳細を集中して見ること
調べてみるとこのように分かれていました。
私は昨年、
色々な美術、芸術を見て
色々な場所へ行き、自然や歴史的建築物を
この目で見てきました。
本の中でも写真や、絵をいくつも見ました。
人生の中で数えきれない程のものを見てきましたが、昨年は特に「観る」という事をより意識的に。知りたいという気持ちから能動的に見てではなく観てきたのではないかと思います。
2025年も美しいものを観て学ぶ事が出来るよう能動的に!
今年初めての展覧会へ行ってきました。
「音を視る 時を聴く」
坂本龍一
東京現代美術館
2024年12月21日(土)-2025年3月30日(日)
私が知っている坂本龍一さんは、
世界的な音楽家であるということ、
環境問題の活動をしておられたということ
読書がお好きということ
有名な方とは知りながらあまり多くを知っている訳ではありませんでした。
展示会のタイトルを見た時に、「音を視る」?とはどういう事だろう?ととても興味を持ち、
アートや、ファッションの展示会で何度も訪れた事のある東京現代美術館でどのような展示が見られるのか?とても楽しみでした。
展示内容は、坂本龍一さんのインスタレーション作品
坂本龍一さんは2000年頃から様々なアーティストと音を展示空間に立体的に設置する試みを積極的に試行、実践されてきたのだそうです。
「音を視る」
音(耳で聞こえる)のひとつひとつが目で見えるカタチ(こちらは是非、視に行って頂きたいです)になっていてそれをじっと注意深く視ていると坂本龍一さんの奥深い思想を少し感じられた様に思いました。
とても深く、私には全てを分かるにはまだまだ知識、経験が足りませんし、一生分からないでしょう…
それでも、今の私が感じられる背一杯を
全身で体感し、こうかな?ああかな?と考える事ができたのは良い経験でした。
ものごとをより深く知る、理解しようとする為には「観る」「視る」がとても大切だということを体感した展示会でした。
また、音楽や音とは、記憶と深く結び付いていていると私は思います。
過去の思い出や、何かのイマジネーションが脳内で映像として浮かぶという事が私には時々あるからです。
昨年から、美しい音楽を聴きたい、お気に入りの曲をもっとみつけたいと思っておりましたので、これを機に今年は能動的に音楽を聴いてみたいと思います。
私は
2023年10月25日より
5.15.25日と月に3回
自分の観た
美術、芸術、について
リメイクやお直しについて
ものづくりについて
その時その時に注目したものごとについてまとめてきました。
昨年は日本の美術芸術が多めだったと思います。
今年も引き続き、日にちは変わらずに更新してまいります。
内容も引き続き、私の観たもの勉強したい事をまとめていきますが、本業であるリメイク、お直しについての実験や実践のまとめも載せていこうと考えています。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
berg yamachi yukari