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2022/7/25(月) -Day6- ベトナム ホーチミン〜ダナン

9:20 ホテルをチェックアウト。
GRABタクシーで15分、サイゴン駅に到着。
駅構内にカフェがあったのでバインミーとアイスコーヒーで朝食。

10:00 券売機でチケットをプリントして改札を通る。

列車に乗り込むと1等寝台車が思ってたよりかなりしょぼくてガッカリ……
両脇3段ベッドの真ん中の段。電源もWi-Fiもなくとても狭い。
マジかぁ〜……今回は今までで最長の19時間半の移動。
タイではボックス席で長距離移動したが、この体勢で居続けるのも寝る以外では厳しいのでは。

とりあえず途中まで誰も乗ってこなければ、当分ゆっくり出来るかなと思っていたら、すぐに3人家族が下段と向かいのベッドへ。
出発直前にも上段2つに親子が乗ってきたので6人部屋は満員。
中段のベッドに横になり、列車は定刻の10:25に出発。

ここで19時間半……痺れるな〜
足を掛けて上がる

ホーチミンからベトナム中部ダナンへ、19時間半の列車移動は修行だな。
しばらくは横になりながら車窓からの景色を眺める。こうしてたまに寝たりまた起きたりしてれば無事に到着するか。

昨日のメコンデルタツアーは楽しかったが一日中厳しい日差しを受けてどっと疲れが溜まり、お腹の調子もあまり良くない。横になっているとすぐにうつらうつらし始めて午前中から何度か寝る。

サイゴン駅を出発して数時間経つと田舎の風景になる。
ふと向かいの若者から、「どっから来たの?下に電源があるから必要だったら使って」と話しかけられる。
何だ始めは強面な男だと思っていたらなかなか良い奴じゃないか。

昨日買ったココナッツキャンディーを食い過ぎたせいかお腹の調子が悪い。
とはいえ、夜になる前にそろそろ何か食っておきたい。

17時、二度目の車内販売が回ってきたので弁当を一つ注文。チキンかポークでチキンを選ぶと、その場で容器にご飯をよそって、上に肉とゆでたキャベツを乗せたものが出てきた。シンプルな弁当で400円くらい。
ちょい高めに感じたが、こんなもんか。
みんな狭い廊下で立って食べてるので後で食おうと思っていると、先ほどの向かいの若者が下で家族と一緒に食べようと声を掛けてくれた。
優しいな。ありがたく下段のベッドの端にお邪魔して弁当を食べる。

彼らは持参したカップ麺にどこからかお湯を入れてきて食べている。
まずはお互いに自己紹介。
「俺はフー、カンフーのフー!」
なかなか明るい男だ。彼は33歳で妻の出産を控えて母親と3人で実家に帰るところらしい。
お母さんからバナナチップもいただいたりして、その後もフーさんと諸々の世間話。
日本の製品や勤勉な国民性が素晴らしいと思って憧れてるのでいつか行ってみたいとか、安倍はフレンドリーな首相だったのに残念だなどなど……
確かに日本の製品は素晴らしく、バイクのシェアもすごいけど、技能実習生の問題やベトナムの発展のスピードを見ると、日本はもう憧れる国じゃなくなっていくだろうなあと思いつつ……
ベトナムも食べ物は美味しいし親切な人も多くて素晴らしい。
1時間ほどお話しして自分のベッドに戻る。

日が暮れると外は真っ暗。再び寝る。

深夜ふと目が覚めると猛烈な寒気と乾燥。
口の中がカラカラでだるい。これはヤバい。
しかも狭いスペースと硬い床で身体が固まり動けない。
しばらくじっと回復を待ちゆっくりと体勢を立て直して水を含む。
時間が経つと落ち着いてきた。

深夜3時、気が付くとフーさんの家族が下りていくところだった。
寝ぼけ眼でお別れ。
ダナンまであと少し……

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