見出し画像

2022/7/19(火) -Day29- インドネシア バリ島

バリ島で自由に観光出来るのは今日で最後。だが金が無い……

早めに起きたがダラダラ宿にいても仕方ないので、10時に近くにあるプリ・ルキサン美術館へ。

毎朝家やお店の前に置くお供え

美術館の入口でお得な昼食付きのチケット(1,100円)があったのでカード決済。

中ではほぼ貸切状態で鑑賞。
大きな庭園の周りを囲む3つの建物にバリ島のアーティストの絵画や彫刻作品の変遷が展示されていて興味深い。
自然や動物、神話や日常の風景をモチーフにした絵画が多い。
全体的にもっとポップな色使いかと思っていたが、割と落ち着いた色彩の作品が多いんだな。時間があるのでじっくりと鑑賞。

プリ・ルキサン美術館入口
パンフレットより 館内は撮影OKだったらしく
色々と撮っておけば良かった

11:20 美術館の脇にあるレストランへ。
ここでは結婚式も出来るそうで眺めも良いレストランで贅沢気分のランチ。ドリンクは別料金なのでアイスティーを注文。

会計時に伝票に税金が載ってて焦る。
そうか、忘れてた!
カードは使えないとのことで恐る恐る財布を覗く。足りますように……
伝票の金額ぴったり170円!危ねっ!!
無事会計を終えると現金0になってしまう。

12:00 近くのATMで試しにカードを入れるとお金を下ろすことができた。良し!!
振込完了から対応が早くて助かる。

宿に戻ってランドリーサービスに洗濯物を預ける。明朝には仕上がっているそうでありがたい。
バイクも宿で借りられて便利。1日600円でガソリン満タンなので非常に良心的だ。

さあ残り半日しかない。早速ここから10km離れたテガラランの棚田へ。
手前の分岐の看板には右へ行くとライステラスのトレッキングコースと書いてあるので行ってみよう。

13:05 しばらく細い山道を進んでいくと入口の看板を発見。食料雑貨屋さんのような店先にバイクを置いて入場料100円でリストバンドを貰って棚田に入る。

急な階段を下ると棚田が見えてきた。
さすがバリ島でも有数の美しい棚田と言われている観光スポット、なかなかの景色だ。
始めは数人の観光客が見えていたが、写真を撮っていて気が付くと田んぼにぽつんと一人きり。
すると目の前のベンチに爺さんが二人。
通り過ぎる時に一人が笛を吹きながらしきりに写真を撮れと、ジェスチャーで猛烈にアピールしてくる。ピロピロピロと出鱈目に笛を吹いているだけ。
構わずに行こうとするがしつこく呼び止められたので、断りきれずに写真を撮ると金をよこせと手を出してくる。
こんなもんカツアゲだよ!小銭があまり無いので100円を手渡す。するともう一人にも渡せと。札しかないので仕方なく200円を手渡すと、後ろで爺さんたちがヒッヒッヒと不気味に笑っててゾッとする。

メチャクチャ怖かった

丘を登って反対側の棚田に向かう。
先ほどの爺さんたちの気味の悪い笑い声が頭から離れず何か精神的に引き摺る……

丘を越えると先ほどよりも広大な棚田が広がっていた。
棚田を整備しているおじちゃんたちに写真を撮ってもらったりして下まで降りていく。

棚田の上を滑空したりチャリンコで渡る人たち

トレッキングコースといっても普通に棚田が続くので決まった道があるわけではない。

始めは何となく谷の向こう側へ行って戻ってこようなどと探り探り進み始めてみたものの、進んでるうちに段々迷路のようになってきた。
気が付けば棚田の真ん中でどうやって戻れば良いのか分からなくなってしまった。
おまけに日陰もなくクソ暑い。
早く戻らなければ。

道を見つけるのも一苦労

結局ほぼ来た道を戻り最初の棚田に戻ってきた。そろそろ次に行きたいがもうちょっといい景色があるかもしれないので少し遠回りしてみる。

道の先で若い女性二人組の一人が田んぼにハマったらしく、親切なお爺さんに靴を洗ってもらっている。ハマった女の子はめちゃくちゃブルー、もう一人の子は笑っている。

その先の小屋では爺さんがジェスチャーで木琴を叩いていけと。何でだよ?また金取るでしょ。
その次の小屋は売店を兼ねていたので水を購入するとペットボトル1本で400円!!
しかも常温。もの凄く足元を見られた。

慎重に進まないと足を踏み外して嵌る

ぐるっと回って戻る途中でおばちゃん二人がいる売店の小屋を通過。
すると直後に白人のおじさんが大きな声で何かを断っているのが聞こえて思わず振り向いた瞬間、バランスを崩して右足が田んぼにズボッとハマる。
ここまで慎重に来たのにやっちまった!

おじさんもさっきハマったそうだが、あんたのせいだよ。
お店のお婆ちゃんが親切に靴と靴下を洗ってくれたのでスプライトを150円で購入。
さっきの店は水が400円だったけど……
娘さんは英語が話せたので休憩しながらおしゃべり。
この棚田は何代も前の世代の人たちが作ってくれた田んぼを家族で大事に守っているけど、実はこんなに広いのに一家族に割り当てられてる面積は小さいので、全体を観光地化することで何とか収益を得ているそうだ。
話の流れで写真を撮ってもらうことに。
言われるがまま編み笠を被り籠を持って畦道に立つ。
なぜか写真を取るおばちゃんの方がはしゃいでいる。お礼を言ってその場を後に。
ハプニングから親切な人たちとお話できて良かった。
そんなこんなで気が付けばこの棚田で2時間が経過。次の目的地に向かおう。
(※今回はたまたまトレッキングコースに来てしまったけど眺めの良いカフェから一望することも出来るので、普通に観光するならそちらの方がおすすめっぽい)

15:45 棚田からバイクで15分、次の目的地ティルタ・ウンプル寺院に到着。
湧き水を引いた沐浴場がある寺院。
ゆっくり40分ほど見学。

沐浴体験が出来る
写真だと分からないがキレイな湧き水が出ている

時刻は16:30、もう今から回れる所はないだろう。宿に戻ることにする。

17:15 無事宿に到着

本当は棚田のもっと先、バトゥール山とその周辺にも行ってみたかったが時間的にちょっと厳しかった。
もしかして明日の早朝に行けるかな。

一旦休憩してから昨夜歩いた時に看板が気になっていた食堂へ。大通りから細い路地を入っていく。店の雰囲気で当たり確定。女性だけでやっているお店のようだ。
ミーゴレン・ソトアヤム・もやしオムレツピーナッツソースがけ(適当)を注文。
そしてここでも旨いライスワインを2杯。
店主らしき女性から「食事はどう?」
「最高!!」
これで700円!!大満足!!

メイン通りの路地を入ってすぐに最高の食堂
というかウブドは旨い食堂がたくさんある

通りを歩いて明日の空港までのシャトルバスを探すが、看板だけで運行してないものが多く結局見つからず。
明日は早めにチェックアウトしよう。

早朝のバトゥール山の日の出を見ることを決めて早めに就寝。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?