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2022/7/27(水) -Day8- ベトナム ダナン

午前中、ダナンからハノイまでの移動手段を検討。また列車で移動すると17時間かかり、さすがにキツいので明後日の航空券を予約。荷物込で6,200円なので列車移動とそんなに変わらない料金だった。
早朝の便なので空港近くの宿も予約。

12時、宿の1階にランドリーサービスがあったのでフロントに洗濯物を預ける。
デポジット代わりに預けていたパスポートをバイクを借りるのに必要なことを説明して一時的に返してもらうが、代わりに何かしらのIDが必要ということで仕方なく日本の免許証を預ける。
それも本当は国際免許証と一緒に持ち歩くものなんだけど……

宿から歩いてすぐのレンタルバイク屋へ。1日720円。
日焼け止めを塗って、ここから24kmのホイアンに向けて出発。

ベトナムはかつてフランス統治だった影響か右側通行、無意識にやってた交差点の左右の確認も改めて意識すると、あれ?どっちから来るんだ?と始めのうちはちょっとパニック。
だが走り始めると幹線道路は道幅が広く、走りやすくて気持ちがいい。

走り始めて15分、Marble Mountainsの看板を発見してちょっと寄り道することに。
バイクの駐輪場を探していると、土産物屋のおばちゃんたちが一斉にこっちこっちと呼んでいる。
始めは無視していたが公営の駐車場にはバイクを停められなかったので、呼び込みにつられて土産物屋の店先に停めさせてもらう。
後でお茶でも買えばいいだろう。

山の入口にエレベーターがあるが、あっちはタダだよと教えてもらい、奥にある階段を登っていく。
マーブルマウンテンとも呼ばれる五行山は大理石で出来ていて、その名の通り5つの山から構成される。洞窟寺院がたくさんあるので案内図を見ながら進んでいく。

五行山の入口
長い階段を登っていく
今日も暑い!
大理石で出来た仏像が多数

最初の洞窟寺院、中に入って斜め上に続いていく狭い岩穴を手を付きながら慎重に登っていくと岩に囲まれた空間があり、上からは僅かな光が差し込んでいる。
そこから更に続く穴を抜けるとそこも洞窟でコウモリがたくさんいた。

誰もいないとちょっと怖い

次は巨大な洞窟寺院。天井にはベトナム戦争の時の砲弾の跡があり、そこから光が差し込んでいる。

40分ほど見学して山を下りる。喉が渇いたので売店で何か買おう。
バイクを停めていた店に戻ると、早速店のおばちゃんが大理石のお土産を勧めてきた。
何かお茶でも買いたいんだけどと言ったら、飲み物は別の店だそう。
参ったな……
どう切り抜けようか考えながらひとしきり大理石の置物の説明を聞く。
手頃な値段なら買ってもいいかなと思いつつ、比較的小さいやつを手にして値段を聞いてみると1万円とか2万円とかバカ高い。
大理石ってそんなにするのかよ。
ちょっと無理なので駐車場代として数百円置いてくから勘弁してと伝えるが、あちらも何か一つは買っていけと引かない。
一番小さいやつを指して値段を聞くと50万VND(約3,000円)。
これは既製品じゃなくて手彫りだから高いとか言ってるけどホントかよ。
悩む。
駐車場代で千円くらい置いていこうか、せっかくだから記念に買っていこうか。
大理石の小さい象の置物はたしかに可愛いけど。う〜ん……
じゃあこれ、30万(1,800円)にして、お願い!
相手はとんでもないという顔をしながら、45万と言ってきた。
いや〜……それでは厳しい。使える現金は限られてるので粘る。
しばらく粘ったあげく、あちらが仕方ないと40万VND(2,400円)まで下げてこれ以上は無理というのでお買い上げ。
おばちゃんはほとんど売上にならなかったためか、そっけない態度で見送られる。

こちらはこちらでちょっと痛い出費になったが、お土産らしいお土産はこれまで何も買ってないし、まあいっかと無理やり自分を納得させてその場を後にする。

5つの山で様々な色の大理石が採れる
手頃な値段ならいいんだけど

改めてホイアンに向けて出発。
土産物屋のすぐ先には空き地も多い。その辺にバイク停めりゃ良かった。

道中ものどかな景色が続く

14:30 Google Mapと看板を頼りに進んでいくと30分でホイアンの入口に到着。

駐輪場もすぐに見つかった。歩道の一角が堂々と駐輪スペースになっていて1日100円と良心的。
バイクを置いてまずは付近を散策。
腹も減ってきたがその前にさっきの大理石の買い物で現金がほぼ無くなった。
近くのお店の人にATMの場所を聞くが、意外と英語が通じない。何人かあたって通りの突き当りにあると教えてもらいひたすら歩く。

無事現金を引き出し、マンゴーシェイクとバインミーで腹ごしらえ。
屋台でチャチャッと作ってくれたこのバインミーがメチャクチャ旨い!これまでで1番かも。安くて旨いバインミー最高。

さあ、いよいよ街の中へ。
ホイアンは中国人街を中心に古い建物が残り、1999年に世界文化遺産に登録されている。半日もあれば歩ける大きさらしい。

街を歩いているとふと、大理石の土産物屋を発見。ん?
さっき買ったやつと同じでもっと大きな置物が10万VND(600円)とかで売ってる!
ショック!おいおい、全然安いじゃん。
でもあのおばちゃん、値引きを相当渋っていたけど……
ひょっとして物が違うのか?自分が買ったやつの方が透明感とか光沢とか質が良いんじゃないか……
いや、やっぱりボラれたか……
多分ボラれたな。
ショックを引き摺りしばらく呆然と街を歩く。買ったやつは下手すりゃ300円くらいの代物かも。

気を取り直してカフェで休憩。
その後は夜まで街を散策。
歩いているだけで楽しい街並みなので、気付くとこの日は300枚以上の写真を撮りまくっていた。

朱印船貿易により17世紀には日本人街があって
300人以上の日本人が住んでいたらしい
御朱印船のレプリカ

寺小屋の看板を発見。
中を覗くとホントに寺小屋だった。

黒板に日本語の文字
日本語の教科書を撮らせてもらった
普通に人が住んでいる
お洒落な本屋で映画ポスター集の本が
半額だったので2冊1,200円で購入
来遠橋(通称 日本橋)

日が落ちてくると大分過ごしやすく、街並みもライトアップされて印象が全然変わる。
大きな川には色とりどりの明かりを灯した舟と灯籠が流れ、一気に幻想的な風景が出現。
橋を渡った先にもナイトマーケットが開かれて多くの人で賑わってきた。

川に流す灯籠を売っている
ナイトマーケット
楽しいけど観光客相手のお土産も多く
ここでも店員にしつこく絡まれた

夕飯は川沿いに並ぶレストランに入って、まずは久々の白ワイン。キンキンに冷えてて旨い!
そしてホイアン名物というカオラウという麺料理を注文。日本の伊勢うどんがルーツといわれるコシのある麺が旨い。

食事の後も何だか名残惜しい気持ちでブラブラと街を歩く。

20:35 ホテルに向けて出発。
夜道だから慎重に。

21:10 前の方で軽い渋滞。何事だ?と思っていると道の真ん中に牛!
バスとかお構いなしで歩いている。
すぐにバイクを停めて近づくと仔牛に授乳している。何この平和な光景。

その後も計5,6頭の牛がガソリンスタンドに入っていったり自由に散歩している。またどこかの牧場に帰っていくのかな。
車が素通りしているところを見るとこれがダナンの日常風景なんだな。

一日の終りに良いものを見た。
22時過ぎに無事宿に到着。
コンビニでビールを買ってネット見て24時過ぎに就寝。

五行山で買った手彫りの象
大量生産の既製品?
いや、高いんだから職人による手彫りに違いない

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