伝わる手話より、大事な事
もー、2024年も残すトコロあと10ヶ月と半分くらいですが
(私だけタイムスリップしてるんじゃないかと思うくらい時の流れが早い)
書きたい事が溜まりすぎて、パンクしそうな今日この頃。
どんどん書いていかないと、気付きを忘れてしまう!
ってなワケで
いかがお過ごしなんだい?おまんたち(←たっくー好きの挨拶)
画像形式のBlogを諦めるという事で、2024年はどんどん記録とアウトプットをして行こう!
と思って、早1ヶ月ちょっと経ってしまいました。
さて。。。
今回は、常々思っていた事のアウトプットなんですが
テーマは「伝わる手話より大事な事」です。
過去投稿にも至る所にチラホラ書いていますが
「聴者でド素人だった私は、DEAFの中ではマイノリティになった」
「心のバリアフリーってナニよ?」 (←click)
などと思った経緯があります。
また同時に、全く手話に関して無知だった事から
という状態だったので
同じ事を伝えるにも、手話一括りではなく
伝わったり伝わらなかったりする、という事を知って驚きました。
でも、よく考えてみたら、発話だって、そう。
「今日も朝からカツオがワカメを笑わせた」
という内容を伝えたい時に
そのまま発話しても伝わるけど
「今日さ~、まーたカツオが朝っぱらからワカメを笑わせててさ~(笑)」
「今朝も、カツオ君がワカメさんを笑わせてたんですよ」
でも、意味は同じだけど、言い方が違う。
それを沖縄弁と青森弁で言ってもらっても、多分全然、違う表現になる。(手話はそれとはまたちょっと違うんですが、そんなような事が発生する)
なのに、
手話の世界には
「よりネイティブかどうか」の「手話ヒエラルキー」(←click)
があるので
上層が下層に「そんな手話は伝わらない!」とか、やってる。
それは、
「難聴ろう者さんが➡聞こえる手話民に対して」
という事だけではなく
「聞こえる手話民同士」の中でもやってるし
「聞こえないから手話を使っている人同士」でも、そういう事がある。
上記で「手話を使う人の種類に多くのパターンがある」という事を書いたが
手話を母語にする環境によっても違うので
「その手話じゃ伝わらない!」とか、
手話やってる人同士の中でもあるワケで。
(この辺の詳しい事もいずれBlogに書きたいわ~)
で、私は、早々に「万人に伝わる手話はない」と理解した。
また別の話で、
自分の気持ちや思い「自分はどうしたいんだろうな~?」
という事を考えた時に
「手話がベラベラになりたい」とは思わなかった。
なったらなったで楽しいだろうけど。
なのに手話に関わる事をやっている理由はなんだろう?とさらに深堀すると
私は、
聞こえない人に
「聞こえなくても大丈夫、でもあなたとコミュニケーションを取りたい」
という姿勢や意思表示をしたいな
その為の、一つのコミュニケーションツールとして
「挨拶くらいなら手話で出来るトコロを見せたい」
手話でしか会話ができない人が、
悲しいのか楽しいのか、怒っているのか困っているのかくらいは感じ取りたいな
・・・・と思った。
なので、自分は
「手話で自己紹介と簡単な挨拶が出来て、
なんとなーく難聴ろう者さんの気持ちが感じられたら私は100点!」
って事にしている。
ところが、
なぜか手話を勉強し始める人は、学んでいく内にだんだんと
『手話ガチ勢』となっていく。
(その理由はいくつかあるけど、ここでは割愛)
で、いくら勉強しても、
誰かにとっては伝わるけど、誰かにとっては伝わらない!
いくら勉強しても伝わらない人がいる!苦しい!
となっていく。
そういう手話民がたくさんいるのが、残念でならない。
これは、私の個人的な意見だけど
手話って多分、どれだけやっても、完璧になるのは難しい。
一定の資格はあるけど、そこまで辿り着く前に、疲労してしまう。
それが少数派ならいいと思うけど、
手話やってる殆どみんなが同じ壁にぶつかる。
それって、もう仕組みとか、
手話に対する根強いマインドの問題なんじゃないかと思ってる。
「手話はベラベラでなくては。きちんと伝わる手話でなければ!」
みたいな。
どちらにしろ、
ベラベラ、みんなに伝わる、という手話を目指す道は遠く厳しい。
だったら
「手話、伝わらないかもしれない。
でも、難聴ろう者さんとは楽しくやって行きたいの♪」
って、難聴ろう者さんに伝えていくスタンスの方がよくない?
たくさん学んでも伝わらないんだな!と イイ意味で諦めて
(知るを怠ける という事ではなくて)
それよりも
「聞こえようが聞こえまいが、喋れようが喋れまいが、
私はアナタとコミュニケーションを取りたい!」
という思いや姿勢を、手話以外の方法で見せて行けたらいいな~と思って、今年はどんな事をして行こうかな!とワクワクしています♪
今年もぜひ、このBlogやInstagram、YouTubeなどで
私どもを知って頂き、活動を見守ってくださったら嬉しいです♪
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BeOneプロジェクト概要
BeOneプロジェクトは 「音楽で繋ぐ」 をテーマに、
誰でも共に音楽を楽しめるようにと願いを込めて2020年4月に発足。
楽曲 「BeOne~僕らにできる事~」 をきっかけに、
代表作「BeOne手話歌」のほか、
ダンス、歌、演奏、手話歌 等 様々な表現方法で音楽を奏でる
「リモート動画制作」 を行い、
誰でも参加できる、誰とでも音楽で繋がれる場を作っている
SNS上の 音楽サークルです。 (非営利団体/参加費無料)
2023年現在までに 参加者延べ人数700名を越え、動画制作だけでなく、
多様性を認めあうきっかけ作りの交流の場ともなっています。
代表動画 :音楽プロデューサー「UTA」氏による楽曲 BeOne を 手話歌にした「BeOne」僕らにできること 等 多数。
▶ 活動拠点(Instagram)
https://www.instagram.com/miura0824yuka.beone/
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