数ヶ月振りに店頭でCDを買った日。(『THE LAST ANTHEMS』発売に寄せて)
昨日、4月17日に『THE LAST ANTHEMS』のCDを買った。locofrankとdustboxとHAWAIIAN6の3バンドによる11年振りのスプリット・アルバム。
前日の16日にはYouTubeに「A FILM THE LAST ANTHEMS」と題したドキュメンタリー映像もアップされた。
40分ほどとそれなりの尺の長さの中に、今作を作るに至った経緯や、互いのバンドの存在に対してなど赤裸々に語られている。個人的には、途中途中で出てくるライブ映像が、札幌KLUB COUNTER ACTIONでの映像やPOWER STOCKの映像が使われてて嬉しい。多分昨年12月のものだと思われるが、時期が良かったのだろうか。
昨日、仕事を終えてタワーレコードに向かった。新譜が出てもCDショップに行くことも本当に少なくなり、サブスクで聴いて満足したり、はたまたネットで購入を済ませたり(DVDとか付くと店頭より安く買えたりすることがあるので)と、すっかり今の世の中に染まってしまっているのが少し寂しくも感じる。大学生の頃までは、新譜が出るなら、必ずCDショップ店頭で予約をして、フラゲ日に、遅くても発売日には受け取りに行っていたのに。CDショップのスタンプカードは、いつも財布の一番取り出しやすいところに収納していたのに、気がつけば、アプリになり、カードそのものが不要になった。
それでもCDショップに行って沢山のCDを目の当たりにするとテンションがあがる。
今ジャケ買いするなら何を買うんだろう、なんてふと思った。ちなみにジャケ買いきっかけでどっぷりハマりはじめた一番のバンドが、今では愛してやまないCOUNTRY YARDで、その時買ったアルバムが「Modern Sounds」(最近バンドの生存確認できなさすぎて心配な今日この頃)。
CDショップでCDを買ったのは、昨年リリースのHEY-SMITHのアルバム「Rest In Punk」以来。
帰宅して、CDを開封する。外側のビニールを残しておく派なので、最初の開封は慎重になる。……あまりうまくいかなかった。
そして歌詞カードを見ながら通して聴いた。
昨日Xでも書いたが、「CDショップでCD買って家で歌詞カード見ながら曲を聴く」って行為、必要だ。
ちゃんと曲を聴くんだってモードになるし、早送りなんかしないし、何より自分の中で曲を吸収する感覚が、サブスクで聴くことと比べものにならない。おまけに、ほんの少し幸福度もあがる。そして、家という環境が落ち着く。
あと、Xには書かなかったが、「発売日に」っていうのも大事なポイントだと思う。
後に伸ばせば伸ばすほど、熱が冷めるのはnoteを書いてても同じ。ライブから日が経てば経つほど、ライブのnoteを書く気力がなくなってくる。
だから、出来立てホカホカなうちに接することがどれほど大切かってことを今回また改めて感じた。
こうなるとライブに行きたくなる。
昨年12月に行われたHAWAIIAN6のシングル「Rusted」のリリースツアー札幌KLUB COUNTER ACTION公演。POWER STOCKの翌日ということもあり、ゲストにdustbox、locofrankとロコダスト6が集結。勿論チケットは即完だった。やっぱりこの3バンドが集まると化学反応のような何かが起こる予感がする。HAWAIIAN6のライブ中、MCで畑野さんもこの3バンドでライブをすることの意味を語っていたのを覚えている。
音源が発売される前から、ライブが発表された時点で「ライブに行く」って決めるのも勿論良いけど、音源聴いてから「ライブに行きたい」って思うのも良い。
今まさにそんな感覚になってる。