「アシュトン教授のご冥福をお祈りいたします」
https://ameblo.jp/benzoinfo/entry-12532127004.html
~ベンゾニュースカテゴリーより ~2019年9月29日 ~女性
ジェラルディン「ヘザー・アシュトン教授の死を、深い悲しみとともにお伝えします。アシュトン教授の息子さんであるジョンより頂いた手紙の内容を載せます。そして、わたしたちがベンゾジアゼピンの危険性について啓蒙するためにこれからも戦い続ける旨、彼に返事を書きました。
『親愛なるジェラルディン
とても悲しいお知らせだが、母が亡くなりました。
9月15日の真夜中に、母の死は穏やかにやって来ました。実際、深海を漂うさざ波のように、超越的な穏やかをもって母は息を引き取りました。母は死が近いことをわかっていて、まったく恐れもせず気持ちはその瞬間を迎える用意ができているようでした。
母は自分の冥福を祈るのなら、あなた方が強く闘い続けていられるよう、そして苦痛の人生を背負う多くのみなさんの苦しみがやわらぐよう、祈ってほしいと願うはずです。
母が自身に課した目標を達成するために、あなたがしてくれたあらゆる協力にとても感謝してます。わたし達の目的、それは、ベンゾの無謀な処方を終わらせること。すでに離脱の苦しみにある人々の苦痛を和らげること。特に、アシュトンマニュアル作成の支援、そしてそれを世界中の人々が自由に利用できるように取り計らってくれましたね、本当にありがとう。
多くの人が、母が亡くなったことを知りたいと思うでしょう。そして冥福を祈る言葉を送りたいと思うでしょう。ぜひ母の死をお気軽にシェアしてください。でもご想像のとおり、私たち家族にとっては非常に悲しい出来事です。ですので私たち家族にあまり負荷にならないように、ただこの事実だけをお伝えしていただければと思います。
母はきっとこう言うと思います。ベンゾの惨劇を終わらせるために、その戦いの最中に背筋をまっすぐ伸ばして立ち続けていられるように私の事を思い出してもらえればそれだけでいいと。
温かい祝福と深い感謝を込めて
ジョン』」
クワイエット「わたしはずっと全公開であらゆる人々に啓蒙してきたものですから、いくつかの怪しい方々のコネクションもありまして。これからこのことを書くにあたって、もしわたしが間違っているか、道徳から外れているかしたら遠慮なくご指摘ください。よろしくお願いいたします。
ベンゾジアゼピンの臨床医であり研究者でもある先駆者ヘザー・アシュトン教授が亡くなってから2週間が経ちますが、アメリカのメディアではまだ一言の報道もありません。ベンゾの危険性について一般に広く知らしめるためには、まだまだ大きな山が残されているようです。
ある日、アシュトン教授はとある被害者の手記を読みました。そしてそれをきっかけにベンゾ離脱の極度の苦しみで衰弱した人々のケアと治療を専門にした最初の、そしていまだに歴史上唯一の専門クリニックを12年間運営しました。
彼女の研究と臨床から、教授は「アシュトンマニュアル」を作成しました。患者も医師も長年にわたってそれに注目し、救われた命の数は計り知れません。
アシュトン教授は250を超える医療記事を発表し、ベンゾおよび他の向精神薬の過剰処方の危険性を常に警告していました。彼女の業績はしばしば科学的というより、臨床的、現実的な指標や手法であるため過小評価されがちです。
アシュトン教授がアメリカでも祝福される日はきっと来るでしょうが、その日は彼女の言葉に耳を傾けることを我々が学んだときだけでしょう。ベンゾジアゼピンがもたらすリスクを誰もが理解するその日がくるまでは、アシュトン教授がメディアに登場することはないでしょう。」