インサイド・ヘッド2を見た
過去一くらいに良かった映画だと思う。
one of the best moviesって感じかな。
ネタバレしないように書いてみる。
感情に振り回されがちな僕だからこそ、すごく良かった。
数々の感情たちがありのままの自分の思考を受け入れてくれるシーン、これグッときたね〜。
そして、心配っていう感情は「自分を守ろうとしているだけなんだ」っていうところも、心をふっと軽くするような力があると思ったなぁ。
最後、嫌な思い出も良い思い出も全部受け入れて、全部が自分を形成しているんだっていうところも良かったなぁ。
未熟な時は「自分のいいところ」だけを見てそれを自分っていうことにしてたけど、成熟していくにつれて自分のダメなところばかりが目についちゃう。
そんなことも何だかんだあって、最終的には、
「いいところも悪いところもあるのが自分っていうもの」
「自分の感情は自分のいいところも悪いところも全部包み込んでくれる味方なんだ」
…っていう、そんなメッセージを受け取ったよ。
僕も度々思う。
「こんな感情無くなっちまえ」って。
でも、感情っていうのは過剰に動きすぎて病的な作用を及ぼさない限りは、僕らの味方ってこと。
そして、楽しいポジティブな感情が消え失せるような辛い時期も、その楽しい感情はなんとかして僕の脳みその司令部に辿り着こうと頑張っているところなのだ。
辛い時は、彼らの帰りをひたすら耐えて待つ。
そんな感じかな。
あと、映画の最後のシーンが2通りの解釈ができるんだよね。
共通解釈としては、「2通りの解釈の、どちらに転んでも主人公はこういう表情を作り出せるような精神的な成長を遂げている」っていうことかな。
「下人の行方は誰も知らない」じゃないけど、最後はどうとでも解釈できるのが個人的に好きだったな。
どっちにしたって主人公は「良いも悪いも受け入れて、ありのままを受容する自分を愛せる健全な心」を獲得するという、精神的成長を表していた。
あと、エンディングのセカオワの曲もめっちゃいいやん。
「ほんま人生なんやねん?何がおもろいんや?」って思うことは度々あるけど、好きに生きていい権利って考えたらめっちゃいいな。
逃げるも戦うも自分の選択だしね。
そして逃げるも戦うも、自分の脳の中にいる感情たちが僕のためを思って練ってくれた作戦の一つだから、大事にしたいなって。
そんな映画でしたね。
うん、いい映画やったよ。
あ、僕ずっと国語の先生やりたいと思いつつも、先生はブラック&副業ができない、っていうことで全然諦めてるんですけど、
僕が国語の先生になったら映画見せて、映画の感想を班で共有する授業ってのをしたいな〜なんて度々妄想するんですよね。
そんな時に、この映画を垂れ流したいな〜って思いましたね。
めずらしくこれは二回目見てもいいなって思った。
でも、人がお勧めした映画って意外と面白くなかったりするからこんな自信満々に言っといてなんだけど、面白くない可能性もある(当たり前)。
僕にはハマったよ、っていう。そんな感じ。
ごめんなさい、めっちゃ徒然なるまますぎて、徒然草が生え散らかってしまいました。