ゼレンスキー大統領がNATOを批判
ウクライナのゼレンスキー大統領が、NATOが表現をめぐって無駄な時間を費やしている、というような批判をしたそうです。
以前から先進国に対して上から目線のような言い方で支援を要求していたウクライナのゼレンスキー大統領ですが、ここに来てNATOに加盟する条件についてNATOにかみついたようです。
常識的には、お願いして入れてもらう立場の人が、入れるかどうかを決める選考者に対して文句をいう、というのはあり得ません。超非常識と言ってもいいでしょう。
例えば、ある会社に入社したい人がいたとして、その会社の採用基準を批判したらまず門前払いされるでしょう。それはその会社の方針であり、入社試験を受けに来た1人の人のために変えられるようなものではないからです。
ゼレンスキー大統領は、ロシアへの反攻が思うように進まず、イライラしているのでしょう。ウクライナ軍は前進しているというもののそのスピードはとても遅いです。
ロシアの防御が成功しているのでしょう。アメリカが劣化ウラン弾を提供することにしたのも、ウクライナ軍が劣勢であることの証明です。ウクライナが優勢であれば、新たな武器を提供する必要はないですから。
いずれにしても、本来感謝すべき相手に怒りをあらわにして批判したウクライナの立場が、今後の支援疲れに伴って、変わって来るかも知れません。つまり、ウクライナの希望通りでない停戦になる可能性もある、ということです。
メディアによっては、ウクライナ軍が勝っているように報じているところもありますが、実際にはウクライナ軍はほとんど崩壊していて、今闘っているのはポーランド軍とか外人部隊とかだそうです。
ウクライナ軍は負ける、と予想する人も多いです。そんなウクライナに肩入れしてロシアを敵に回した日本も決して戦争とは無縁ではないでしょう。国際情勢を正確に捉えて、場合によっては国外脱出も選択肢の1つに入れておいた方がいいと思います