善のカルマを積むことで輪廻転生から抜け出す
人は死んだらどうなるのか?は皆知りたいところですよね?
人はコンピューター付きのロボットみたいなもので、物質的な存在のみだから、死ねば全部無くなる、と考える人もいます。唯物論ですね。
もう一つの考え方として、人は死んでも魂は死なないで永遠に生き続ける、というのがあります。そして、人は何度も輪廻転生する、という考え方もあります。
近年の科学的な考え方では、全て脳内の電気信号の働きで、魂や幽霊はいない、という説の人も多いです。
私も分子生物学を学びましたから、人間は分子の反応で全て説明できる、魂などはない、という考えでした。
ところが、医学の最先端にいるはずの、東京大学医学部教授の矢作直樹教授が、「人は死なない」という本を出していて、それを読みました。
それを読んで、人は死んでも魂は死なずに残る、というのが何となく腑に落ちました。それ以前にも、退行催眠で過去世に戻れる人がいることや、過去世を記憶している子供がいることも知ってはいましたが、本当には信じていませんでした。
しかし、科学の最高峰にいると思われる、東大医学部教授が、魂は死なない、というのを読んで、やはりそうか、という気になりました。
もし、人は死なず、何度も輪廻転生するとしたら、何のためでしょうか?1回限りの物質としての人生ではなく、何度も何度も生まれ変わるのは何のためでしょうか?
そして、その輪廻転生から抜け出すにはどうすればよいのか?
それについては、私は神でも仏でもないので正確なところはわかりません。しかし、想像はできます。人生の目的とは、
気づきを得て、魂のレベルを上げること、だと思います。
そのために、何度も輪廻転生するのでしょう。そして、悪いことをして悪のカルマ(業)を持った魂はそのつぐないをするために何度も生まれ変わって浄化する必要があるのでしょう。
輪廻転生から抜け出せる魂は、いいことをして悪いカルマを解消して魂のレベルを上げたからもう生まれ変わらなくていいよ、と言われるのでしょう。
つまり、輪廻転生から抜け出るには、善のカルマを積むことではないかと思います。それは、小さな虫を助ける、といった些細なことでもいいかも知れません。あるいは、動物の肉を食べない、というのも一つのやり方でしょう。
さらには、医師として直接多くの病気を治したり、画期的な医薬を開発して難病の人を救ったり、大発見をして多くの人の役に立つ発明につなげたり、たくさんの人を雇用して、その家族が幸せに生きられるようにしたりするのも善のカルマだと思います。
商売をして、地域の人達の生活を便利にすることや、学習塾を開いて勉強を教える、スポーツの指導をして教え子の心技体を鍛えるのも善のカルマを積むことにつながるでしょう。
こうした善のカルマを積むためには、自分さえよければいい、という利己的な考え方では足りないと思います。自分が食べていけるだけのお金を稼いで、自分だけが何とか生きて行ければいい、貧乏でいい、という発想では他人を助けることができません。
他人のために使うお金を稼ぎ、他人を助けてこそ善のカルマが積めるように思います。
そういう意味で、他人を救うためにお金を稼ぎ、寄付をする、多額の税金を払うというのが善のカルマを積むことにつながると思います。そういうモチベーションで事業をすればうまく行くように思います。近江商人のいう三方良しみたいな考えですね。