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カリフォルニア州司法試験(Cal Bar)受験体験記

○はじめに


Feb 2022のカリフォルニア州司法試験(Cal Bar)に合格しました。Cal BarはNY Barに比べ情報も少ないと思われ、これからチャレンジされる方に少しでもお役に立てればと思い私の体験をまとめてみました。
なお、以下はFeb 2022を前提としたものです。今後試験内容やルール等が変更される可能性があり、以下の記述が妥当しなくなることにご留意ください。また、受験から時間が経過していることもあり記憶違い等により不正確な記述が含まれている可能性があることをご了承ください。

以下、「1日目の感想」の箇所ではEssayの問題のネタバレを含むのでご注意ください。

○プロフィール


法学部→法科大学院→中規模法律事務所(6年ほど。紛争解決やコーポレート案件に従事。)→アメリカ西海岸ロースクール。
ロースクールでは自分の研究分野に関する講義を聴講していました。Bar科目の聴講はしていません。
純ジャパで英語には昔から苦手意識があります。アメリカのロースクール出願時のTOEFLのスコアは100点でした(R28 L25 S22 W25)。業務で英語を使う割合は時期にもよりますがならして20~30%くらいでしょうか。英米系の法律事務所から紹介される外国企業の日本法案件を取り扱っていました。
もともと7月受験の予定でしたが家族の事情等により前倒しして2月に受験しました。

○カリフォルニア州司法試験(Cal Bar)の全体像


①Multistate Bar Examination(MBE)、②Essay、③Performance Test(PT)で構成されます。試験のスケジュールと各試験の特徴は次のとおりです。

試験のスケジュール


1日目
 午前(180分) Essay 3問
 休憩(90分くらい)
 午後(210分) Essay2問+PT1問
2日目
 午前(180分) MBE 100問
 休憩(90分くらい)
 午後(180分) MBE100問

MBE


4択のマークシートの試験です。Essayと異なりラップトップは使用せず紙のマークシートに鉛筆で解答します。科目ごとに問題が配列されているわけではなく、各設問がどの科目なのかも明示されていません。1問あたり1分40~50秒程度で解答する必要があります。

Essay


各法分野の知識を踏まえ事例を分析し論述する形式の試験です。司法試験の論述式試験のようなイメージです。事前に所定の試験用ソフトウェア(Exam Soft)を各自のラップトップにダウンロードし、当日はラップトップ上で起案する受験生が多いと思います。各問題の問題用紙はA4 用紙1枚程度、解答は1000words程度を期待されているようです。科目数は数え方によりますが10科目弱で、試験本番は5問出題されます。1つの問題で複数科目が問われることもあります。

PT


Instruction、File(尋問調書や聴き取りメモなど。事実関係が記載。)、Library(条文や裁判例などが記載。)が配布され、Instructionの指示を踏まえ、必要なルールをLibraryから抽出し、File記載の事実関係に適切にあてはめる試験です。事前の知識は不要です。

○受験の準備(出願、ホテル、持ち物)


出願


The State Bar of CaliforniaでApplicant Portalのアカウントを作成します。Bar Examの申込みとは別の手続です。Attorney Applicantの場合は弁護士会に資格証明書(英文)を発行してもらいState Barに郵送する必要があります。日本にいるうちに済ませておいた方が楽だと思います。
Bar Examの出願はApplicant Portalから行います。出願のタイミングが遅れるとレイトフィーがかかりますので早めに済ませた方がいいと思います。また、出願時の受験場所の選択も基本的には早いもの順だったかと思います。

ホテルの予約


受験場所はオークランドを選択しました。ホテルはCourtyard Oakland Downtown Hotelにしました。Oakland Marriott city Centerは試験会場に直結していて受験生に人気のようですが、Courtyard Oakland Downtown Hotelも会場まで徒歩1分程度で価格はCourtyard Oakland Downtown Hotelの7割程度だったのでこちらにしました。ホテル側もBar受験生に慣れている様子でした。ホテルは静かで特に不自由を感じたことはありませんでした。

当日の持ち物


Exam RulesにAllowed Itemsが掲載されています(リンク先が最新かは各自ご確認ください。)。
Allowed Items以外の試験場の部屋への持ち込みは禁止ですが、リュック等を会場の建物内に持って行き、試験場の部屋の外の廊下においておくことは可能です。実際にも、直前まで教科書らしきものを読んでいる受験生は多く、廊下にたくさんの荷物が置かれていました。試験場の部屋の外の廊下には部外者は立ち入りできないはずですので盗難のリスクは小さいと思いますが、間違って持って行かれる可能性は否定できないので、私はスマートフォンや財布等の貴重品はホテルの部屋においておきました。以下では各日程で私が持参したものを記します。
①1日目
ジップロック(パソコン等の大物以外の必要なものを入れます。)、受験票パスポート(運転免許証を持っていないため。)、ホテルのカードキー耳栓ワクチン接種証明書(アメリカで接種した場合は事前に所定のアプリを操作し手続を行うようです。)、マスク(KN95等一定の規格を満たすマスク。普通の白いマスクは不可でした。)、腕時計(アナログ式のものに限られます。)、パソコン(日本から持参のラップトップ)
②2日目
上記太字のもの+鉛筆(消しゴムつきのもの。)。注意が必要なのは、消しゴムは、鉛筆の後ろについているもののみが持ち込み可能です。セパレートタイプの消しゴムの持ち込みはできません。また、シャープペンシル(Mechanical Pencil)も不可です。

○各試験科目の概要


MBE・Essay両方の科目


①Civil Procedure
日本法との隔たりは大きいと思います。裁判所が連邦と州にそれぞれありそれ故に生じる問題等は日本法の実務家にあまり馴染みがないものだと思います。EssayではCA州法が問われることもあります。
②Constitutional Law
アメリカは連邦制のため統治部分は日本国憲法と大きく異なりますが、人権部分(表現の自由、政教分離など)は日本の司法試験で学んだ内容と共通する点が多いと思います。州・連邦政府の立法権限の配分や大統領の権限についての知識はアメリカのニュースを読む上でも役に立ち個人的には最も面白い科目の一つでした。
③Contracts
細かい部分は日本法と異なりますが、日本の民法に馴染みがあれば概ね自然に受け入れられる内容だと思います。EssayではRemediesとのcross -overになることがよくあります。
④Criminal Law and Procedure
細かい部分は日本法と異なりますが、令状主義や違法収集証拠など日本法で学んだ内容が活きる部分が結構あると思います。
⑤Evidence
細かい部分は日本法と異なりますが、伝聞証拠の考え方等日本法で学んだ内容が活きる部分が結構あります。EssayではCA州法も出題されます。Essayで出題される場合、限られた時間で大量の論点を処理するrace-horse examであることが多いです。論点落としがないように(関連性、personal knowledge等)この論点が問題になるときはあれも問題になるといった具合に整理しておくといいと思います。
⑥Real Property
日本法と大きく異なります(所有権を時間的に分割して観念する、Real Covenantsなど)。特にRule against Perpetuities(RAP)は何度調べてもよく分かりませんでした…。個人的に一番苦戦した科目です。
⑦Torts
細かい部分で違いはありますが、日本の不法行為法に馴染みがあれば概ね自然に受け入れられる内容だと思います。Essayでは問題文の事実を使い尽くす(適切な要件にあてはめる)ことがキーとなる科目だと思います。EssayではRemediesとのcross -overになることがよくあります。

Essayのみの科目


⑧Professional Responsibility
ほぼ毎回出題される最重要科目です。細かい部分で違いはありますが、弁護士法・日弁連職務基本規程(利益相反、守秘義務など)についての理解は一定程度役に立つと思います。ただし、日本の弁護士倫理では盛んには議論されていない問題も広く問われうるので入念な勉強が必要です。CAルールも出題されます。
⑨Remedies
ContractsまたはTortsとのcross-overで出題されることが多いです。契約違反があった場合に引渡請求等の特定履行は認められるか、損害賠償の有無・額はどうかといったことが問われます。設問1で責任論(Contracts又はTorts)、設問2でRemediesというパターンが多いと思います。
⑩Business Associations
代理・組合・会社法です。細かい部分で違いはありますが、Duty of CareやDuty of Loyaltyといったよく問われる論点は日本の会社法に馴染みがあれば比較的自然に受け入れられるのではないかと思います。
⑪Community Property
日本法とアプローチが結構異なりますが、問題の解き方はある程度パターン化しやすいと思います(CP、SP、QCP等の規範を冒頭に書く→問題文の事実を踏まえsource of fundingに遡りあてはめる。)。
⑫Wills and Succession
馴染みのない用語が飛び交うので面食らいますが内容自体は日本の考え方に馴染みがあれば比較的受け入れやすいと思います。
⑬Trusts
細かい違いはありますが、信託の基本構造は日本法と共通していると思います。

 
 

○勉強法


先輩方や合格者のブログ・Noteの情報を参考に次のように勉強しました。なお、Barbri等の予備校、日本人ノートは使用していません。

MBE


①Smart Bar Prep(MBE Smart Sheets)
・MBE Smart Sheetsはざっと一読し、MBEの問題を解き復習しながらインプットしていきました。Civil Procedure等日本法とかなり異なる科目についてはアウトラインを読んだだけでは頭に残りませんでした。問題を解きながら見返すと「そういうことだったのか」と理解できることが多く自分にはこのアプローチが合っていました。
②Strategies & Tactics for the MBE(いわゆるEmanuel)
・MBEの代表的な教材だと思います。私はKindle版を購入しました。Civil ProcedureとConstitutionのインプットはMBE Smart Sheetsだけでは不十分と感じたので、Emanuel(後述)のアウトライン部分を読み、適宜MBE Smart Sheetsにコピペし一元化に努めていました(Kindle版はコピペできて便利です。)。
・MBEの問題演習はAdaptibarのみで行っており、Emanuelは使いませんでした。
③AdaptiBar
・MBEの過去問が2000問ほど収録されている教材です。アプリ又はブラウザ上から勉強できます。スマートフォン上で利用できるため通学中やちょっと空いた時間などの隙間時間に勉強できるのが便利でした。解説がコンパクト版と詳細版の両方あるのもありがたいです。また、設問に回答すると、選択肢ごとの正答率が表示されます。落としていけない問題かどうか判別できるのも便利です。
・1日20~30問くらい解きました(それより多く解く日もあれば全くやらない日もありました。)。復習時にはMBE Smart Sheetsをチェックし、正答率がある程度あるものの(目安として50%以上)、MBE Smart Sheetsに記載がない知識についてはMBE Smart Sheetsに追記するようにしました。
・記憶の定着のために、前の日に解いた問題もざっと見返すようにしていました(Adaptibarでは期間等を特定して過去に解いた問題を表示させる機能があります。)。本当は1週間前に解いたものも復習できればと思っていましたがそこまでは手が回りませんでした。
・12月上旬頃から問題を解きはじめ、1500~1600問程度解き最終的な正答率は70%程度だったと思います。最初はさっぱり分からず、語彙力不足もあり問題文の意味すら理解できないことがかなりありましたが、復習しながら進めていくことにより少しずつ正答率を伸ばすことができました。少なくとも最初のうちは正答率を気にせず、復習しながらどんどん進めるのが効果的だと思います。
・ある程度慣れてから、解く時間・ペースを意識するようにしました。本番は15分9問、30分17問、1時間34問を目標としたので演習時にも時間を計りこのペースを意識するようにしました。

Essay


①Smart Bar Prep(主にEssay Priority Outline)
・まずはざっと一読し、問題を解きながら復習し理解していくようにしました。Essay Priority Outlineには、論点ごとに過去の出題回数と重要度ランク(High-Med-Low)が記載されています。High-Medはルール部分の暗記に努め、Lowはざっと見ておくのにとどめました。Smart Bar PrepのCA Essay Frequency Chart(科目横断で過去の出題回数が記載された資料)も直前にざっと見ました。
・Essay Priority Outlineの論証は冗長なものが多く、自分はタイピング速度が遅くそのままでは使えない(書き切れない)と思ったので、適宜、余白に簡略化した論証を書き込んでいました。” Contract is formed if【要件1、要件2…】”といった具合に”【効果】 if 【要件】 ”とパターン化するのが自分には合っていました。
②Essay Exam Writing for the California Bar Exam(通称「青本」)
・kindle版を購入しました。Introductionと問題・答案構成部分のみを使い、アウトライン部分は使っていません。こちらも、Cal Bar Essayの定番教材だと思います。全ての問題に答案構成がついており、論点・ルール・あてはめが整理されています。参考答案は各科目2問分のみですが、答案構成が非常によくまとめられているので復習に困ることはないと思います(参考答案より答案構成の方が使い勝手がいいと思います。)。各科目冒頭のIntroductionにはそれぞれの出題傾向等がまとめられており、全体像や検討の仕方を学ぶ上で役立ちます。
・Essayは1月からはじめました。MBEの出来が不十分な状態でEssayの勉強をはじめるかは悩みましたが、MBEに時間を費やしすぎEssayに手が回らず不合格だったという話を結構耳にしたことから早めに着手することにしました。Essayの勉強により各論点の理解が深まりMBEの勉強にも役立ったので結果的にこのアプローチでよかったと思います。
・Essayを初めて解いた感想としては、時間が全く足りないということでした。その原因としては、どのような順序で書けばいいかが固まっていなかったこと、タイピングスピードが遅かったことがあったと思います。そこで、まずは、青本のIntroduction部分を一読するとともに各科目一周し、科目ごとの傾向や検討の仕方、書き方を学ぶようにしました。この時点では、時間を計って解くというよりは、問題を読む→論点・関係しそうな事実をピックアップする→青本の答案構成・参考答案と青本Introductionを読むというやり方でした。並行してEssay Priority Outlineに目を通し、ルールの暗記に努めました。
・各科目一周した後は、毎日1通を目標に時間を計って実際にラップトップで起案するようにしました。答案構成15分・起案45分を目安にしていましたが、Evidence等Race-horse型の問題では時間が足りないことが多かったです。起案後は青本の答案構成を確認するとともに、論証をEssay Priority Outlineでチェックするようにしました。また、適宜Past Examsの優秀答案もチェックしました。
・並行して、その日起案した科目の論証をEssay Priority Outlineで一読しルールのインプットに励みました。最初はHighやMedのうち多数回出題されているものに絞り、慣れてからはMed全部にも目を通すようにしました。結果的にこの作業によりインプットが進み、MBEの役にも立ちました。
・毎日の起案に加え、毎日1~2問答案構成をするようにしました。その際には、起案した科目とは別の科目に挑戦するようにしていました(例えば、起案がMBE科目だった場合、答案構成は非MBE科目とするなど)。
The State Bar of CaliforniaのPast Exams
・青本掲載の過去問は、主要論点を概ねカバーしていると思います。もっとも、Essay Priority Outlineによれば過去に複数回問われているものの、青本で取り上げられていない問題については、The State Bar of CaliforniaのPast Exams(過去問と優秀答案が掲載されています。)で問題を探し検討しました。Essay Priority Outlineには当該論点が出題された年月が記載されているので簡単に探すことができます。この作業は気になったものについてのみ行い網羅的ではありません。
・Feb 2022 Essay 5で問われたPromoter’s liabilityはEssay Priority OutlineでHighとされているものの青本では問われていないと思われ(もしかしたら私が見落としているだけかもしれませんが…)結果的にこの作業はやっておいてよかったと思っています。

Performance Test


・EbayでBarbriのPTのテキストの中古を購入し、冒頭のTips部分を読むとともに、Past Examsに掲載されている問題を1、2問ほど検討してみました(1問は実際に起案したと思います。)。
・何度か解いてみてアプローチを決めれば対策として十分だと思います。私の場合は、Instruction→Library(ルール)→File(事実)の順に読むのが合っていました。Instructionを読む→形式面(表題や宛先など)を記載→Libraryを読む→ルールをタイピング→Fileをざっと読む→あてはめ部分の起案(タイピング)という順序で取り組みました。

○当日の受験の様子


試験の運営についての感想


・試験の運営はいい加減です。実際の試験開始が本来の試験開始予定時刻より数十分単位で後にずれこみます。解答時間に影響はありませんが、午後の着席時刻は変わらないためその分だけ休憩時間が減ります(それでも1時間程度は確保されていたと思います。)。また、問題の配付が完了していないのにもかかわらず試験監督(Proctor)が試験開始の合図をするということもありました(会場が笑いに包まれました)。
・試験場へのペットボトルの持ち込みはできませんが、試験場の外の廊下にはウォーターサーバーとカップがあり水分補給は試験中もできます。試験中にトイレに行くこともできたと思います。

1日目の感想(以下、試験問題のネタバレを含むのでご注意ください!)


・ラップトップ受験の場合、答案は試験終了後自宅等で所定の操作しアップロードすることになります。試験場ではWi-Fi等の提供はなくその必要もありません。
・以下ではFeb 2022の試験の感想を記します。なお、Feb 2022のEssayの講評はOne-Timers Bar Review courseのYou Tube上で提供されています。


①Essay1
Criminal &Criminal Procedure。Conspiracy、Robbery、Murder、Attempted murder、4th Amendmentと職質・無令状捜索に関する論点などを論じました。検討する内容が多く時間を使いすぎてしまいました。
②Essay2
Community Property。各財産のSource of fundingに遡り財産の法的性質を論じる問題でした。分量もEssay1ほどは多くもなくEssay1での遅れを取り戻すことができました。ただし、起案した分量はそれほど多くなかったと思います。
③Essay3
Tort & Remedies。Nuisance、Trespass、TRO、Injunction(TemporaryとPermanent)、Damageなど。事実の分量が多く丁寧にあてはめることがポイントだと思いました。最後のdamageで途中答案になりました。
④Essay4
Evidence & Professional Responsibility。Prop8、関連性、伝聞、Attorney Client Privilege、Duty of Confidentiality、Duty of Communication、Scope of Representation、Withdrawalなどを論じました。設問数が多く時間を使いすぎてしまいました。また、Withdrawalの要件を覚えて切れておらず不正確な論述になってしまったと思います。
⑤Essay5
Business Association。Promoter’s liabilityなどあまり馴染みのない問題が出題されました。分量はそれほど多くなくここで時間を取り戻すことができました。一番自信がない科目です。ただし、あまり書けなかったので結果的にEssay4による時間の遅れを取り戻すことができました。
⑤PT
過去問に比べてLibraryの分量が多く感じ(条文、条文の解釈についての解説コメント、裁判例)、ルールの抽出・整理に時間がかかってしまったためあてはめが薄くなってしまいました。
・1日目終了後はホテルに戻ってからExam Softを起動し答案のアップロードを完了させました。

2日目の感想


・午前も午後もマークミスのチェックも行ったうえで10分ほどしか残らずとてもタイトな試験でした。時間が経つにつれて疲労が蓄積し読解スピードが遅くなっていったので、最初の方で予定より早いペースで解答できていても油断はできないと感じました。
・午前も午後も、最初の10問程度は比較的平易な問題(設問を読んだ時点であたりがつくような問題)が多く、途中から難しい問題(最後の2択で迷う問題、さっぱり分からない問題)が混じってくるという印象でした。最後の方にも平易な問題が結構あったかと思うので、難しい問題に時間を費やしすぎずペースを守りどんどん進めるのが大事だと思いました。手応えはあまりありませんでした。

○おわりに


Cal Barは合格した場合に成績開示がされないので、何がよく何が悪かったかは分かりません。一受験者のケースとして今後受験される方のご参考になれば幸いです。

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