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スポーツ選手は運動神経を、学者は知力を、主体的な人間は○○を鍛える。

※タイトルの○○だけ気になる人は目次から「3,最後に」だけ見てくださいンゴ

説得によって人は変わるものではない。誰もが変化の扉を固くガードしており、それは内側からしか開けられない。説得によっても、感情に訴えても、他人の扉を外から開けることはできないのである。
変化の扉を開けられる人にはこれからまとめる以下の習慣についての話は非常に有意義なものとなるでしょう。
変化を恐れ扉を固く閉ざすのであれば、その手に握っているスマートフォン(一生の親友)とともに同じような人生を自分の好きなように、自分の責任で生きてください。

人格は繰り返し行うことの集大成であり、それ故、秀でるためには、一度の行動ではなく習慣が必要である。
私たちの人格は、習慣の集大成である。「思いの種をまき、行動を刈り取る、行動の種をまき、習慣を刈り取る。習慣の種をまき、人格を刈り取る。人格の種をまき、運命を刈り取る」という格言もある。習慣は私たちの人生に決定的な影響を及ぼす。習慣とは一貫性であり、時に無意識に行われる行動パターンであり、日々絶えず人格として現れる。その結果、自分自身の効果性の程度が決まる。

ロケットがリフトオフして最初の数分間、距離にして数キロ足らずの上昇に必要としたエネルギーは、その後の数日間、約70万キロの飛行に使ったエネルギーをはるかに上回っている。
習慣の引力も非常に強い。ほとんどの人が考える以上の強さである。
先送り、短気、批判、わがままなど、人間の効果性を支える基本の原則に反する癖が根付いてしまっていたら、ちょっとやそっとの意志の力ではとても断ち切れない。
生活を多少変えるだけで断ち切れるものではない。「リフトオフ」には並み外れた努力がいる。しかし引力からいったん脱出できれば、全く新しい次元の自由を手にできるのである。

以下の内容はスティーブン・R・コヴィーさんの「7つの習慣」から引用させていただきます。

ここでは第六と第七の習慣についてのみ触れていきます。
第一から第五の習慣については、以前に記事にまとめているので、今回の記事と合わせて7つすべての習慣を身に着けて、個人的成功だけでなく、社会的成功までつかめる偉大な人間になってください!


注意!!この記事の内容は、第一から第五の習慣を身につけた人向けの内容になります。
マリオのようにステージをショートカットできればいいのですが、足し算を理解していないと掛け算が理解できないように、まず、第五まで、最低限でも第一と第二の習慣は身につけていないとこの先を進むには、きび団子の数が足りないかもしれません。

しかし、自分のかなわない相手と実際に戦ってみて歯が立たないことを肌で感じるのも大事なことなので、読んで損はないと思います。

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1,第六の習慣 シナジーを創り出す

第六の習慣は「シナジーを創り出す」です。
シナジーを創るとは一言でいうなら「全体の総和よりも大きなエネルギーを生み出す」ということです。
この習慣については正直、実際に本書を読むのが一番理解が早いです。
なので、ここではそんな内容をできる限り理解したことになるような問いをいくつか立ててみようと思うので、本当に身につけて人間としてのレベルを上げたいのであれば、紙とペンを用意して、読んでみてください。



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紙とペン、、用意しましたか?
どーせめんどくさいから用意してないんでしょ!
用意しなさい!いま用意するのとしないのとでは、試食と実食くらいの差があるんですからね!
試食で食べた気になっちゃだめですからね!
ネットニュースで世の中を知った気になっているのと同じですよそれ、

主体的であるならば、「紙とペン用意するのめんどくだいなーって気持ちが脳をよぎったけど、このさきの内容は自分のためになりそうだからせめてメモ帳アプリを開こう」となってくださいね。


問1、あなたと考え方のまるで違う人を一人思い浮かべてみる。その人との違いを土台にして第三の案を見つけるにはどうしたらよいですか?

問2,あなたをイライラさせる人の名前をリストアップする。あなたの内面が安定していて、自分と他者の違いを尊重できるなら、その人との違いを生かしてシナジーと創り出せるだろうか。一人一人考えてみよう。

問3,もっとチームワークを高めてシナジーを創り出したいと思う状況を一つ挙げる。シナジーを創り出すためには、どのような条件が必要だろうか。それらの条件をそろえるために、あなたにできることは何だろうか。

問4,今度、誰かと意見が違ったり、対立したりした時、相手の立場の裏にある事情を理解するように努力してみようと思えますか?
相手の事情を考慮して、お互いのためになる創造的な解決策を話し合ってみる気はありますか?それはなぜですか?


はい、この四つの問いに自分なりに答えてみてください。
自分の脳が受け入れられない、脳が拒絶する相手と、自分の考えの先にある第三の案を見つけられるのであれば、あなたは主体的でかつ、理解に徹し、相手に理解されるような人間であろう。もし実際に今あなたが進めているプロジェクトや直面している問題があるならば、その人に意見を求めてみる。自分とは違う考え方を尊重して耳を傾けてみよう。

敵対心を向けられるような厳しい状況にあっても、自分の内面であればシナジーを創り出すことはできる。侮辱を真に受ける必要はないし、他者が発するネガティブなエネルギーは身をかわしてよければいい。他者の良い面を探し出し、それが自分とはまるで異なっていればなおさら、そこから学んで視野を広げていくことができる。

相互依存の状況の中で、あなたは勇気を出して心を開き、自分の考え、気持ち、体験を率直に話すことができる。そうすれば、他の人たちもあなたに触発されて心を開くだろう。

あなたは他者との違いを尊重することができる。誰かがあなたの意見に反対しても、「なるほど、君は違う見方をしているんだね」といえるのだ。相手の意見に迎合する必要はない。相手の意見を認め、理解しようとすることが大切なのである。

自分の考えと「間違った考え」の二つしか見えないときは、あなたの内面でシナジーを創り出して、第三の案を探すことができる。ほとんどどんな場合でも、シナジーにあふれた第三の案は見つかる。winーwinの精神を発揮し、本気で相手を理解しようとすれば、当事者全員にとってよいよい解決策が見つかるはずだ。


2,第七の習慣 刃を研ぐ

森の中で、必死で木を切り倒そうとしている人に出会ったとしよう。
「何をしているんです?」とあなたは聞く。

すると男は投げやりに答える。「見ればわかるだろう。この木を切っているんだ」

「疲れているみたいですね。いつからやっているんですか?」あなたは大声で尋ねる。

「もう五時間だ。くたくただよ。大変な仕事だ」

「それなら、少し休んで、ノコギリの刃を研いだらどうです?そうすれば、もっとはかどりますよ」とあなたは助言する。すると男ははきだすように言う。

「切るのに忙しくて、刃を研ぐ時間なんかあるもんか!」


第七の習慣は刃を研ぐ時間をとることである。成長の連続体の図では、第七の習慣が第一から第六までの習慣を取り囲んでいる。第七の習慣が身につけば、他のすべての習慣を実現可能にする。

第七の習慣は個人の成長を生み出す能力である。あなたの最大の資産、つまりあなた自身の価値を維持し高めていくための習慣である。あなたという人間と作っている四つの側面(肉体、精神、知性、情緒)の刃を研ぎ、最新再生させるための習慣である。

表現の仕方は違っていても、人生をめぐる哲学のほとんどは、何らかの形でこれら四つの側面を取り上げている
哲学者のハーブ・シェパードは、バランスの取れた健全な生活と送るための基本価値として、観点(精神)、自律性(知性)、つながり(社会)、体調(肉体)、の四つを挙げている。「走る哲学者」と呼ばれたジョージ・シーハンは(ごめんなさい、だれやねん、でなんで走ってんだよ)人には四つの役割ーよき動物(肉体)、よき職人(知性)、よき友人(社会・情緒)、よき聖人(精神)、ーがあると説いている。組織論や動機付けの理論の多くも、経済性(肉体)、処遇(社会・情緒)、育成や登用(知性)、社会に対する組織の貢献・奉仕(精神)の形で四つの側面を取り上げている。
「刃を研ぐ」というのは、基本的に四つの側面すべての動機を意味している。人間を形成する四つの測面のすべてを日ごろから鍛え、バランスを考えて磨いていくことである。

そのためには、私たちは主体的であらねばならない。刃を研ぐのは第Ⅱ領域(詳しくは第三の習慣へ)に入る活動であり、第Ⅱ領域は、あなたが主体的に行うべき活動の領域である。第Ⅰ領域の活動は緊急であるから、自分から主体的に動かなくとも、活動のほうからあなたに働きかけてくる。しかしあなたの成長を生み出す能力は、自分からはたらきかけなくてはならない。習慣として身について意識せずともできるようになるまで、いわば「健康的な依存症」の域に達するまで、自分から主体的に実践しなければならないのだ。その努力はあなたの影響の輪の中心にあるから、他の誰かに変わりにやってもらうことはできない。自分のために、自分でしなければならないのである。「刃を研ぐ」ことは自分の人生に対してできる最大の投資である。自分自身に投資することだ。人生に立ち向かうとき、あるいは何かに貢献しようとするときに使える道具は、自分自身しかない。自分という道具に投資することが「刃を研ぐ」習慣なのである。自分自身を道具にして成果を出し、効果的な人生を生きるためには、定期的に四つの側面すべての刃を研ぐ時間を作らなければならない。

本書には詳しく四つの側面について「これこれこうやって刃を研げ」と書いてありますが、ここでは簡単にまとめようと思います。

肉体→運動をしましょう、雨が降っていても主体的になり、「雨か、よし、今日は肉体だけでなく、精神も鍛えられるぞ!」と張り切って外へ出よう

精神→瞑想を習慣的に実行し、リーダーシップを発揮しましょう!偉大な宗教改革者ルターは、「今日はあまりにもすべきことが多いから、一時間ほど余分に祈りの時間をとらなければならない」といったという。

知性→本を読め!本を読まない人間は本を読めない人間と変わらない!

情緒→自分の価値観に誠実に生きる、相手とモノの見方が食い違うのであれば第四の習慣を実践し、winーwinを考え「お互いが納得できる案を探しませんか?」という、そして第五の習慣に移り、「最初にあなたの考えを聞かせてください」という。

3,最後に

相手の内面に眠っている潜在能力が見える人は、記憶よりも想像力を使う。相手にレッテルを貼ろうとせず、会うたびに新鮮な目でその人を見ることができる。そうしてその人自身が自立し、深い満足感を持ち、豊かで生産的な人間関係を育てていけるように手助けるのである。
ゲーテさんはこういっている「現在の姿を見て接すれば、人は現在のままだろう。人のあるべき姿を見て接すれば、あるべき姿に成長していくだろう」

四つの側面を磨くことは、成長と変化を繰り返しながら、螺旋階段を登るようにして自分自身を継続的に高めていく原則である。

そして、この螺旋階段を確実かつ継続的に登っていくためには、四つの側面を磨くことに関するもう一つの側面について考える必要があり、それによって人は螺旋階段を下りるのではなく、上へ上へと登っていけるのである。
それは人間だけに授けられた能力の一つ、良心である。
フランスの小説家スタール夫人は「良心の声はいかにもか細く、もみ消すことは簡単である。しかしその声はあまりにも明解で、聞き間違えることはない」という表現を残している(この表現非常に印象に残った)

良心とは、心の声が聞こえる限り私たちが正しい原則に従っているかどうかを感じ取り、正しい原則に近づかせてくれるもって生まれた才能なのだ。

スポーツ選手にとっては運動神経と肉体を鍛えることが不可欠であり、学者にとっては知力を鍛えることが不可欠であるように、真に主体的で非常に効果的な人間になるためには良心を鍛えなければならない。しかし、良心を鍛えるには、より高い集中力、バランスの取れた自制心が必要であり、良心に誠実であることを常に心掛けなければならない。精神を鼓舞するような書物を定期的に読み、崇高な思いを巡らせ、そして何より、小さく、か細い良心の声に従って生きなければならないのである。
ジャンクフードばかり食べ、運動しない生活を続けていれば肉体の調子がおかしくなるのは当然である。それと同じように、下品なもの、猥褻なもの(これでワイセツってよむのか)卑劣なもの、ばかりに接していたら、心に邪悪がはびこって感受性が鈍り、善悪を判断する人間本来の自然な良心が追いやられ「バレなければかまわない」という社会的な良心が植え付けられてしまう。

私たち人間は、いったん自覚を持ったなら、自分の人生を方向付ける目的と原則を選択しなければならない。その努力を怠ったら、刺激と反応の間にあるスペースは閉ざされ、自覚を失い、生存することと子孫を残すことだけを目的に生きる下等動物と同じになってしまう。このレベルで存在している人は生きているとは言えない。ただ「生かされている」だけである。人間だけに授けられた能力は自分の中でただ眠っていて、それらを意識することもなく、動物のように刺激に反応して生きているにすぎないのである。

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誤字脱字あったらすいません。気づいたときに直します。

この7つの習慣は、ワイに大きな影響をあたえてくれた本の一つで、
読んだから本棚行きというものではなく、日々実践する中で読み返しが必要なもので、きっとボロボロになるまで読み返すと思います。
そして真にこれらの習慣を身につけた際には、今度は教える側になって多くの人の人生を導いていけるようになってみせます。

おわり

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