コンポスターの容器
好気性細菌は主に地表から15cm~20cmで活発に活動します。20cmより深くなると徐々に酸素が少なくなり、活動が低下し、最終的には不活化してしまいます。したがって、コンポストの容器はおおよそ30cmくらいが望ましいです。なお、微生物の活動を促進するためには、定期的な攪拌が重要です。
市販されている高さ30cm以上の大型コンポスターは、効率が悪い可能性があります。次に、適切なコンポスターの容器を紹介します。
高さが30cm程度の不織布プランター
Amazonで5枚1000円程度で購入でき、コストパフォーマンスが良いです。布製なので通気性が良く、泥化しにくいです。また、比較的丈夫で通年使えるため、メンテナンス性にも優れています。高さが30cm程度の段ボール
スーパーなどで無料で入手できるため、コストパフォーマンスが非常に優れています。紙自体が炭素材として機能し、分解を促進します。ただし、段ボールも分解されていくため、将来的にはボロボロになります。さらに、雨水などを吸収すると一層劣化が進みます。劣化した段ボールは細かく切って新しい段ボールに入れることで、炭素材として再利用することができます。土嚢袋
50枚で1000円くらいで購入でき、コストパフォーマンスが良いです。袋に入れたまま上下左右に転がすことで攪拌できます。しかし、中にスコップを入れて中身を確認しながら攪拌するには、布が柔らかすぎて不向きです。土嚢袋は積み上げることができるというイメージがありますが、好気性細菌は15cm~20cm程度までしか活動しないため、積み上げるメリットはコンポスターとしては活かせません。
カニチャーハンはカニカマを入れると美味しくなる