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螺旋階段

「うまくなりたい」という願いは昔からよく聞かれます。しかし、一朝一夕ではうまくなることはありません。これは誰もがよく知っていることです。ではなぜそう感じるのでしょうか?それは、学ぶ過程が螺旋階段を登るようなものだからです。

螺旋階段を1段登っても、見える景色はあまり変わりません。一周しても、遠くに見える景色は変わらないでしょう。しかし、10周や100周登ると少しずつ違う景色が見えてきます。

景色が変わることで「うまくなった」と感じるのです。100周登ると、景色が変わり、階段の登り方が分かり、10段飛びで登ることができるかもしれません。これもまた「うまくなった」と感じるでしょう。

急にヘリコプターで100周分登れることはありませんから、景色が変わらず途中で諦めることもあるでしょう。しかし、続けていれば違う景色が見えてきます。下手なままでも、螺旋階段は上に向かって進んでいます。

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