金ちゃん麻雀とは

2022/10/20 チャオフリー 金ちゃん +32k
今日は場末のおっさん達に誘われ金ちゃん麻雀を打ってきた。
金ちゃん麻雀とは
おっさん達の「ただ上がるだけならバカでもできる!より腕の出るルールにしよう」という志のもと作られた特殊麻雀である。

https://note.com/jinkuu/n/nc359d876c4d3

一応ルール表を貼っておく。せっかちな人のためにかいつまんで説明しておくと
三人打ち 0.5東南アリアリ ツモ損あり 北抜き
r5s3枚g5p3枚
40000持ち50000返しの首ルール。 浮は10pt
ハネ満未満を上がると供託に500円。
連続してハネ満未満を上がると供託金は、五百円、千円と上がっていく
ノーテン罰符は場に二千円と四千点。ノーテンは同半荘内で連続すると払いが倍になっていく。
1発でg5pをツモると3000円1発でr5sだと2000円オール貰い。
役満を上がると溜まっている供託金を総取りする。
他にも申告間違い訂正不可や、牌の取り間違いなど細かいミスで罰金多数。

察しのいい人なら既にお分かりだと思うが完全に『ハメセット』である。

レートも詐欺で0.5にも関わらず罰金が高く、普通に5,6万動くこともザラ。

麻雀漫画にも出てこないような独自ルールまみれで

ネット麻雀で鳴らした腕に自信のあるオタク君5千人分の致死量を有する
猛毒ルールだ。

筆者である私もオンライン麻雀天鳳では9段であり、かつ大学生オタク。
後ヒョロガリ。
死亡フラグはビンビンである。
では何故こんな場末初心者狩りセットに参加したのか。
答えは単純、日誌のネタになりそうだからだ。
毎日マーチャオでおじいちゃんの介護しててもネタがつきちゃうからね。

指定された日時は14時だったのでそれまでチャオフリーで暇を潰した。

貫禄あるおっちゃんと同卓し、48000持ちからDSG48(大三元48000の意)を放銃し役満祝儀込み一万二千円払いの飛びラスを食らうなどしていたが、終わってみればトントンで楽しく遊べた。

時間が来たので、指定された聞いたこともない場末雀荘に向かった。

入口

もう入り口から場末臭がすごい。
まずドアが金属製で錆び付いており、開閉するたびに不快な金属音が出る。
あと店員がいない。
中に入ると河が無限に横に伸びて20枚切りくらいになってる爺ちゃんセットが1卓。
少し奥の卓に、今回誘ってくれた社長がメンツの到着を待っていた。

少し話が逸れるのだが、麻雀を通して知り合った社長と呼ばれる人たちは、皆個性的でかなり独特な雰囲気なのだが、社長とは皆こうなのか。
いやきっと多忙な日々の中で常に心が張り詰めており、麻雀をする時だけが一息つける安らぎの時なのだろう。
職場では怖い顔して、部下に難しい横文字で指示を出しているはずだ。

話をもとに戻そう。
社長と雑談し、しばらくすると、職業不詳の金持ってそうなおっちゃんが二人きて始まった。どうやら四人回しでやるらしい。

麻雀の内容はかなり良かった


東2局3000点持ちで10巡目くらいに上の聴牌をした。打点は全くハネ満に足りなかったが、金を1発で引けば無問題。
立直後俺は当然のように金を引いた。
確かに俺はネトマ自信オタクヒョロガリ大学生だが
そこら辺のネトマ自信オタクとは一味違う。
何故ならリアマの洗礼など、猫5等で既に終えているのだ。
俺は新種のネトマオタク。場末のジジイ達など最早好物よ。
などと脳内実況しつつ「いや〜ついてました〜」とヘラヘラ笑い
卓上の和了祝儀込み約1万円分の千円札をかき集める。
0,5で一撃一万はおかしいよ。

この金ちゃん麻雀ではチップを使わず現金でやり取りする。
それを知っていたから俺は予め細かいのをたくさん用意していたがおっさん達はあまり細かくしておらず途中支払いに困ったりしていた。


発は副露している

またある時は上のような手が入った。
ドラは金5p一枚あるだけで、ハネ満のハの字もなかった。
だが俺は10巡目に出た発に迷わず食いついた。
その後流局間際に西が出たが見逃し。
流局し、一人聴牌となった。
何故こんなことが起きたのか。
それはノーテン罰符の扱いが原因だ。
まず俺以外の二人は手組にしくじったり、打点作りにいったりで聴牌も危うそうだなと感じた。
そしてノーテンは場に2000円と4千点。
安い手を上がるより、聴牌して流局を待った方が遥かにお得なのだ。

初見のルールにちゃんと対応できたのは持ち前のセンスだ。
と言いたいが実は違う。
それは俺が事前に金ちゃん麻雀の動画でみっちり予習してたからだ。

俺は金ちゃん麻雀の誘いが来て、ルールを見た時から
ハメセットで食い物にされてなるものか
と一心に思っていた。
だからYouTubeに上がっている金ちゃん麻雀の動画をみっちり見て予習しあらゆるパターンを考えた。

その熱意に配牌も応えてくれたようで、簡単な手がたくさん入った。

終わる頃には30kほどの勝ちが積み上がっており俺がハメセットを攻略したことの証明になっていた。
どうだおっさん共!食い物にしようとしていたガキにやられる気分は!
と思いながら「ありがとうございました楽しかったです〜」
とヘラヘラ挨拶した
するとおっさん達も「楽しかったなら何よりだよ〜誘って良かった!」
とニコニコしていた。
その笑顔に俺は毒気を抜かれた。
なんだ、ただこのルールを広めたかっただけなのか、勝手にムキになってなんだか恥ずかしいな。と自省しながら別れの挨拶を済ませ、帰路に着いた。

感想としては他家の高い手を鳴いて安く躱すことにデメリットがあり
どうしても面前おみくじゲーになりがちなので、技術介入度は下がっているように思われる。
ただ面前手組の山読みの精度の話になってくるとうまく比較はできない。
勝負手を流されたくない!という人にはオススメ。







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