4華4北
2022/10/15 華85等 ー40k
夜中の21時くらいにセットメンツの大学生メンバーK君と合流して飯を食った。
彼は国立医学部でありながら、バイト先の名札の一言欄に『大きい金動かそうや』と書いてあるギャンブル中毒だ。
常にサイコロを持ち歩き、財布には白ポッチ用のシール(通称ギャンシール)が入っており、職場で誰彼構わずチンチロをふっかけるのをシノギとしている。
K君は「俺が先輩だから」と飯を奢ってくれたが、コンビニで「ベネッセが奢られ負けしたら可哀想だからレッドブル奢ってや」とGoogle検索しても絶対に出てこない概念を当たり前のように語ってきた。
この日K君は、既に12時間バイトした後でかなりくたびれていた。卓に着くまではローテンションだったが、配牌を開いた途端めちゃくちゃうるさくなり、どうみてもシャブ食ってるようにしか見えなかった。
人を治す立場の彼が既に病人なのは如何なものだろか。
麻雀の内容は散々だった。
楽しそうに華を抜く他人をよそ目に下の配牌で秋(5等において秋は赤金がダブドラになる効果があるので下の配牌だと全く意味がない。)を一枚抜き、リンシャンから9m(もしくは1m)を補充するのを繰り返したり
ダブリーに手詰まって南を切ったら、役満と言われたり、俺だけ違う意味で遊んでいた。
オーラスマンツモトップ条件でライバルとめくりあいしてる時に5pを掴んだ。
俺の目から向こうの待ちは58pか47pの2択だった。6pを切って受けかえたが、それは今になってみれば悪手だった。
ツモ切りが続く中、ラス目のK君が4華4北シュバをかましてきた。
受け変えた俺は、鉄壁君みたいに上がり切ることもなく、普通に4pをつかまされ、撤退した。
ハイテイはK君で、世界中の誰もが流局を祈る中、無慈悲にもハイテイはKくんの手元に手繰り寄せられた。
24飜、132枚オールの爆誕だ。
このあがりをきっかけにK君は噴火し、マグマを噴き上げ、俺は完全に消し炭になってしまった。
このメンツで麻雀を打つといつも俺が負け、K君に「君は強い」と慰められる。クソムカつく。
本当に8華で勝ったことがない。8華は今回で完全引退しようと思う。
二度とやらない。俺は簿記の勉強で忙しいのだ。