日記(2022/09/20-21)
火曜日。台風。思ったより影響なし。退勤後、モーリス・ピアラ『ソフィー・マルソーの刑事物語/ポリス』見る。ゲオの宅配レンタルでいっぱい借りちゃったせいで映画ばかり見てる。ジェラール・ドパルデューは顔も体型も全部おもしろい。この人はめちゃくちゃ映画出てるけど一体ヨーロッパでどういう立ち位置の俳優なのか。日本で言うところの誰って考えたときバナナマンの日村が思い浮かんだけど完全に見た目だけの話。ドパルデューは大好きかもしれない。ピクサーの3Dアニメっぽい質感もある。初めてモーリス・ピアラの映画を見た。話が分からない!そして長い。何かつねに動いてる感じはしてそれは結構なことだと思うが……全体的にノレず。ジェラール・ドパルデューの映画は今後も見ていきたい。ピアラは時が経ったらまた見る。
水曜日。『失われた時を求めて』岩波文庫11巻読み進める。「偉大な文学者たちはただひとつの作品しかつくらなかった、というか、自分がこの世にもたらすただひとつの同じ美を多様な環境を通じて屈折させただけだ」(421頁)。後半はドストエフスキー論が長めに語られたりする。プルーストが一番好きなのは『白痴』らしい。読みたい。
退勤後、渋谷シネマヴェーラ。ジョン・フォード特集『野人の勇』。50分というコンパクトな尺ながら充実しまくってる。映画を倍速で見る人たちもこればかりは大人しく通常の速度で見ると思う、そのくらい速い速い。子猫が4匹くらいずた袋から這い出てくるカットがギョッとする。
帰宅後、ゲオのレンタル期限がアレなので追われるようにして澤井信一郎『17才 旅立ちのふたり』見る。『仔犬ダンの物語』と同様、澤井信一郎のモー娘映画だが、ヒモ男が連れ子の藤本美貴に言う「お母さんと同じように仕込んでやろうか!」、男子小学生が藤本美貴に言う「もうパンツ見たもんね!」、藤本美貴が石川梨華に言う「13年ぶりに会ったお父さんがデブでハゲだったら辛いもんね」等、こちらはセリフが結果キツいの多いな……。仔犬ダンもう1回見て癒されたくなった。