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Word 段落ジェネレータ Addin ~明細書の段落の自動付与・振り直し・削除機能~

1.何をするものなのか

 Word 段落ジェネレータ Addinは、日本国の特許明細書の段落番号を生成、振り直し、削除するWORDアドインです。Word 段落ジェネレータ Addinは、明細書の文章の区切りを考慮して、適切と思われる頻度で段落番号を挿入します。
 なお、上記アイキャッチ画像は、DALL-E3 で作成したものです。

2.ダウンロードとインストール方法

・GitHubにアップロードしています。こちらから danrakuG1101.zip をダウンロードしてインストールしてください。

3.各機能の紹介

・Word 段落ジェネレータ Addin をインストールすると、WordにAppLintリボンが追加され、以下の段落生成ボタン群が表示されるようになります。

段落ジェネレータのWordリボン

・「段落付与」ボタン

 明細書の文章に、新たに段落番号を付与します。

・墨付き括弧で括られたタグのうち、予め決められたものの直後には、段落番号が振られます。原則はこの動作です。

【技術分野】
 【0001】

・上記以外のタグの直後に段落番号が振られていたら削除します。(以下の【0002】は削除) つまり、誤って付与されている段落番号を削除します。

【先行技術文献】
 【0002】

・括弧で括られた見出しの直前には、段落番号が振られます。これにより、見出し部分を目立たせることができます。

 【0012】
(第1の実施形態)
 ・・・・

・図面を説明するための文章の直前で、かつ直前の段落番号から3行以上記載されていたら、段落番号が振られます。

 【0013】
 図3は、図1中の属性データ11bの例を示す図である。
  属性データ11bは、・・・・・

・直前の段落が句点で終了し、かつ直前の段落番号から6行以上離れていたら、段落番号が振られます。

 【0013】
 図3は、図1中の属性データ11bの例を示す図である。
 属性データ11bは、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・されている。
 【0014】
 属性データ11bは、画像データ11aが作成されたときに、・・・・・
・・・・・・・・・・・

・数式、化学式、表は、挿入された数式、表、画像のあとに段落番号が振られます。

 【数1】
 a+b=c・・・(1)

 【0014】
 上記した式(1)は、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・「段落振直」ボタン

 明細書の文章に付与された段落番号を追番に振り直します。ユーザは、手作業でダミー段落番号(例えば 【0000】)を付与したのちに、この「段落振直」ボタンをクリックしてください。なお、ダミー段落番号は、数字4桁ならば何でもかまいません。

・「段落削除」ボタン

 明細書の文章に付与された段落番号をすべて削除します。

・明細書をある程度記載したときには、「段落付与」ボタンをクリックして段落を付与してください。そして、新たに文章を記載する度に、適宜ダミー段落番号【0000】の行を記載して、「段落振直」ボタンをクリックしてください。

 以下に、ソフトウェア技術者向けの解説記事を書いています。C# のソースコードも掲載しています。なお、この記事を記載していたときにはインストーラを用意していませんでしたので、インストール方法は異なります。

4.明細書に段落を付与するソフトウェアについて

明細書の段落を付与するソフトウェアは、多くの方々が作成されています。多分、もっとあると思いますが、簡単に見つけられたものだけを以下に示します。


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