居酒屋「少女文学倶楽部」御礼特別回 #エアコミティア #少女文学館
──ここは居酒屋「少女文学倶楽部」。夜な夜な少女文学の愛好家が集まる店だといふ。ここで見聞きしたことは、決して他言無用のこと。今日も、超常的な力でソーシャルディスタンスがとられながらの宴会が行われているようで……
栗原:ううっ……(ノートPCとレモンサワー抱えてくる)原稿おわらん
紅玉:おつかれさまです!! へい電源とWi-Fi一丁! ……って、今回ずいぶん遅い開始じゃない?????
神尾:ソウデスネ。遅いですね。
小野上:誰のせいかなぁ~
栗原:遅刻者を遅刻にしないための温情措置です
神尾:いや~なんとか間に合った……デスヨネ。
紅玉:なんと今回は!!!!! 最初から全員がいます!! あたりまえだ。というわけでわたしは国産ウィスキーのアイスティー割で!
小野上:ここは優しさがあふれる居酒屋ですね。ジンジャーハイボールで!
神尾:わたしは~、ロゼで!
栗原:ええと、では、エアコミティアと、少女文学第四号第二刷に、かんぱいかんぱーーい
神尾:かんぱーーーーーい!!!
小野上:いつにも増して凄まじい売れ行きめでたい! 乾杯!!
紅玉:かんぱーーーーーい!!!!! 第四号再版分、こちらにて大好評頒布中です!!!!!!
栗原:いや~~、まさに、羽が生えたように消えていきましたね、初版。
神尾:あっという間でしたね。
紅玉:毎回初版が長く残ること、ほぼないんですが、今回もはやかったですね。あれ!? って感じだった。
神尾:宣伝告知やらにもたもたしてたら、すでに在庫がなくなっていました……。
紅玉:いやもうほんとにね、「これが売れなきゃ嘘でしょ」って気持ちで毎号つくっていますが、いつも売れると、「ホントに売れたんだな……」って感動しちゃいますね。そしていっぱいいっぱい嬉しい反響もいただきました……。もっと欲しいです! もっとちょうだい! どうぞ皆さんよろしくお願いします!!!!!
栗原:スター級、ブラックホール級のゲストさんがいらしたのももちろんですが、全体的な好評を感じています
紅玉:なんでしょうね、よく響いた。
小野上:少女と戦争を結びつけた編集長の手腕に乾杯
栗原:みんな戦ってるしな……疫と……
神尾:そうですね。もれなく戦場まっただ中ですもんね
小野上:そういう意味では多少病を扱った私は本館に帰れるのでは(早口)
紅玉:静かにしててね。あれはね~~今回のテーマ、あれはわたしの手柄というか……まあ最終の発案は私でしたが……。そう、どうして今号「戦争」になったのかの話などなど、先日『大人だって読みたい! 少女小説ガイド』も編纂されたひとりである嵯峨景子さんにインタビューをしていただきました。僭越ながらわたくし編集長『少女文学館』代表として。今月中かな? には記事がお届けできるのではないかと!
栗原:小野上さんは今回は結構本館でしたよね
紅玉:なお嵯峨さんも別館の話されてましたよ
小野上:やったぜ
栗原:なんだろう、ハッピーエンド溺愛特集とかやると、別館送りにできるのかな
紅玉:これ以上送るんか? まあまあ、というわけで今回はボーナスステージということで。折々それぞれ、自作やゲストの作品に触れつつ、なんと今回は!!!! 居酒屋にお便りが届いております!!
神尾:わーーい!
小野上:なんで別館に送ること前提なの??? わーいお便りお便り!!
栗原:別館には別館のファンがいるから……お手紙ありがとうございます!!
紅玉:まず最初に、居酒屋ネーム「ピカ」さんから!ありがとうございます!好きなお酒は「梅酒です!」とのこと。いいですね!ピカさんに梅酒どうぞ!
栗原:梅酒おいしい!!
小野上:梅酒スターンッ
紅玉:「毎号楽しく拝読してます!!!第四号も注文しました。届くのがとても楽しみです。」ありがとうございます!「書き始めたらとまらないので居酒屋の感想を……。」居酒屋の……感想を……?????
神尾:はやく届きますよう…………居酒屋の感想??
栗原:まあ、うん、言いたいことあるひとはいるだろう、うん
紅玉:「毎回こんなに面白いことってある??となるくらい笑いながら読んでます!みなさんテンポよく語彙力も豊かにツッコミが入っていて、これが物語る神々の会話……となっております……。本当にみなさんキレッキレで……。」
いやわたしもなんで毎回こんなに面白いのか、いつも不思議に思っていますね。豊かなツッコミ……(豊かなツッコミ……)
神尾:神々……
栗原:ほんとに我々が神々だったら、完全に神力の無駄遣いなんだよな
神尾:いや、ただの酔っ払い……
紅玉:神尾くんが面白いのは酔っ払ってるからじゃないんだよなぁ残念なことに……
神尾:続きを読みましょう
紅玉:「特に別館送りの話をしている時が好きなので、いつか誰が別館送りになった時の居酒屋が楽しみです!(笑)」
栗原:ほら来た、別館ファンだ
紅玉:ねぇ別館って、本当になんなの??????? こんなカジュアルに普通の用語として出てきていいものですか??
神尾:建てるしかありませんね、別館
小野上:神尾くんも別館においでよ、と言いたいところだけど、ここにおめーの席はねえんだよな……
紅玉:いきなり別館に拒否されるのやばない?
栗原:別館の椅子はひとつでいい……王座だから……
紅玉:ピシャンじゃん
神尾:別館……プレハブで建ててやる……
小野上:編集長と栗原さんは待ってるよ❤
栗原:私は精神が健全なんで無理ですね。
小野上:嘘だッ
紅玉:隔離だから別館なので……。待たれましても……。
小野上:別館はこう……生まれ持った「才能」というか「性癖」というか、「どうしてこう生まれてしまったんだ」みたいな……そういうのがいるから……
紅玉:ステイステイホームホーム。続きいきますね。
神尾:はーい
小野上:エーンエーン本館が私のホームだもん
紅玉:「(べにたませんせいgiftやショートショート集など首を長くしてお待ちしてます(超小声)(でも無理はなさらないでください……))」
(心はうけとりました)
まあでも、ショートショート集は、ちょっと野望としてやりたいところありますよね。
「これからも少女文学館が長く長く続いてほしいです!応援しています!!」
ありがとうございます~!!!!!!!
栗原:ありがとうございます~~!! 編集長の根性が続くかぎり、多分続きます!
紅玉:いや、なんか普通に、こんなにまじめに居酒屋について送ってくださって……ほんとに……。大丈夫ですか?(なにが?)
神尾:ありがとうございます! いつか別館が建ったら、小野上さんを訪ねてやってください。
小野上:べにたま先生の個人誌ものんびりお待ちしてますね(圧)
紅玉:まーーーまあね!!!!!!心はいつもあります!!!!!!(心はいつもあります)がんばります!!
小野上:マッテルヨ
栗原:頑張れ頑張れ! イベント出たい! リアルイベントに出る機会が巡ってきましたら、私も連載をまとめた本を出します~
小野上:リアルイベント……本当に頼む……
紅玉:そうそう、次はリアルイベントをね、小野上さんリアルであったらほんとうに優しくていいひとなんだよ!!(いや作品も本当にやさ……まあ……
小野上:三次元の人間には優しいと評判ですよ
紅玉:評判にしましょう。流れで小野上さんの今作の話もしましょうか。届いた方!ぜひ、この告知ページの扉と本を見比べてみようね!!
栗原:えぐい仕掛けを、ありがとう!!
小野上:表紙詐欺芸も慣れてきました!
紅玉:今回ちょっとでも、小野上さんにしては珍しくラスト〆手こずりましたよね
神尾:そうなんですか?
栗原:個人的にはめっちゃ好きでした~~女軍師! その時点で最高では!
小野上:校正段階で分かりづらい、というかどう捉えるべきかの意見が分かれて。難しいですね、そのへんは。
紅玉:いつも奇妙な、奇妙な爽快感のあるラストですが、今回も非常に評判もよかったです。
小野上:でもあそこが分からんとダメな話なので、わかりやすい方にちょい寄せしました。
紅玉:こんだけいろんな人の意見を聞いて最終稿に反映させることってあんまないですよね。
栗原:ラストかっこよかった。確かにあそこはわからせてほしい。
小野上:イラスト、編集長のお友達がが好意で描いてくださったヒロインもサイコーなんですけど、大変本文に忠実なのでちょっとお見せしづらいのよな……
紅玉:デザインカットの☆さんですね。いつも小野上さんのめちゃくちゃ楽しんでます☆さんも。まあ、出てきたヒロインは完全にジブリの人外でしたが
神尾:今回、小野上さんの作品の感想、わりとまっすぐな熱い感想が多くて、「いつもと違う」って思いました。
栗原:黒小野上ファン多い
紅玉:編集長からの補足ですが、このラストの「わかりづらい」、「小野上さんだからもっとえぐいラストだろう」ととってた人間が(私含めて)数人いたのがおもしろかったですね。日頃の行い、作品の読み方に現れる。みんな肝に銘じましょう。
小野上:熱い信頼だなぁ(棒)今回、割とヒロインのやってることがエグいので、清涼感の配分に気を配ったところがあるんですけど、そこがそういう感想に繋がってるのかもしれない。
紅玉:確かに。また豪速の変化球、お待ちしております。
紅玉:では次のおたよりです。居酒屋ネーム「ツバメ」さんから。好きなおつまみは「チータラ」山盛りもってきてもらいましょ!
栗原:チータラ、うちの定番おつまみです!
神尾:チータラおいしいですよね! わたしも横からつまもう。
紅玉:「少女小説がまだ元気だった頃に中高生でした。まさか……」えっこれ、わたし読んでもいいやつ? 大丈夫? 泣いちゃわない? わたしか?人格分離した??
神尾:落ち着いて編集長!
栗原:そうさ、紅玉さんは世界に拡散しているんだよ……
紅玉:いっきにいきます!!!!「まさかコバルトが紙で出なくなる日がくるなんて思ってませんでした。何がどう変わるかなんて分からないなあと思いつつ、それでもあの頃私が好きだった小説は面白かった。それだけは大人になった今も変わらないのだということを、少女文学を読むと感じます。
今どこでどんな形で読もうともあの頃私が好きだった小説は面白かったし、私が好きだった小説家は最高だった。今もそうであるし、それは誰かに繋がっているのだと。これからも楽しみにしています。」
あーーーーーーーーー(居酒屋の床で大の字)
神尾:編集長ーーー!
紅玉:ぁーーーーーーーーーー(ゆるやかな死)ほんとに???仕込み??仕込みではない?? ないですか
小野上:少女文学自体のテーマ直球の感想じゃん……ありがとうございます……
紅玉:ああ………………ありがとうございます………………
小野上:報われたね……
栗原:よしよし……紅玉さんの叫びはちゃんと届いていますよ
紅玉:いやもう……………これについてはね……これについてはこの、少女文学の創刊時のエピソードなど……インタビュー記事で触れさせていただきましたので、読んでもらえれば……嬉しいです……
栗原:インタビュー楽しみ! 少女文学も注目されるようになってきましたねえ。育ったねえ
紅玉:おかげさまで……すくすくと……。
神尾:熱い思いを、ちゃんと受け止めてくれているひとがいるというのは、いいですね。ありがとうございます。
紅玉:本当にありがとうございました……チータラくらいしか御礼は出せませんが……。いやチータラ以外だと……少女文学、まだまだいろんな人に、届けていきたいですね。
栗原:あなたの声援が、少女文学第五号に!
小野上:これは次回もさらにがんばらないとだね!
紅玉:まあいつだってそう、いつだってそうですね。少女の声に応える、それが少女小説であり、少女文学です。
神尾:今ならもれなくチータラがついてきます!
紅玉:涙を拭いて次にいきましょう……
紅玉:お次、居酒屋ネーム「ゆきかな」さんから。
お????? お???????????
栗原:ん??????
神尾:あれ???
小野上:表紙詐欺芸の相方じゃん
紅玉:好きなお酒は「鳥飼(米焼酎)」、おつまみは「茶豆」大将!!!!!瓶とザルでもってきて!!!!!!!!! 隣のテーブルに!!!!!!!!!!!
栗原:あいよっ!!(大将から受け取り)
紅玉:ゆきかなさんからの熱いお便りです!!!!
「栗原さんの新刊告知台無し神尾さん許すまじ。聞いてますか、神尾さん!神尾!!!!!!!?!??!!」
栗原:わはははははは、神尾!!!!!!!!!!
神尾:えーと…………とりあえず、呑もうか。
紅玉:てなわけで栗原さん、新刊発売おめでと~~~~!!!!!🎉こちら、少女文学館の栗原ちひろさんとゆき哉さんの新刊になります!
これは神尾くんのようこそ紅葉坂萬年堂に続いて、少女文学館の新刊といっても過言ではないですね(それは言い過ぎですね)
栗原:ありがとうございまーーーす! 打倒コロナのWeb小説が、ぴかぴかの本にーーー!
小野上:おめでとうございます❤ 表紙もとっても美しくて!
神尾:新刊おめでとうございます!! 今日は、猫がいない環境なので!!!
紅玉:栗原さんの新刊に対して神尾さんが何をしたかは、前回の居酒屋を参照してね♥♥♥♥
神尾:前を向いて生きていくのだ
紅玉:おまえがいうな
栗原:いや、後ろも見ろよ
小野上:神尾くんは下向いてね
神尾:うっ……うう…………
栗原:まあ、面白かったから許します いつも面白いから許される神尾さん
小野上:狙ってやれるタイミングじゃないもんね
紅玉:まあ、あれは、もはやギフトですから……。
小野上:よちよち、こうやって精神の修行を積むと、別館の「扉」が「視えて」くるからね……
神尾:書けば扉が視えてくる…………
紅玉:あ、小野上さん、店では宗教の勧誘はやめてもらえます?
小野上:宗教扱いはやめてください! 私はただ、全ての人間が大陽に救われるとは限らないとですね(早口)
紅玉:ほらお酒だよ~~。
栗原:太陽が大陽になってるのが、ほんと……いつもお世話になってます、大陽出版さん
小野上:大陽さんは社名が違うと修正入るんですよ(前科あり) いや~いつもお世話になっております。
紅玉:大陽さんほんとにほんとにいつも爆速センキューです。みんなも大陽出版さんで使われている本分用紙「アドニスラフ」を見たら少女文学を思い出すようになってほしい。
それはそれとして栗原さん、本当に、この本の連載で新しい読者さんと出会って、その方々にも今回少女文学をとても楽しんでもらえたようで、本当に感謝感謝です。栗原さんの作品も評判よかった!!
栗原:いや、ほんとに。ほんとうに、こう……書けば救われるんだなって……(宗教)
神尾:書けば救われる
紅玉:そうね、救いね。いつもね……。信じる者が救われるっていうか、救われるほど信じたかどうかっていうか……。
小野上:栗原さんの今回の少女文学の話、「積極的に死に続けてきた」っていう言い回しがめちゃくちゃ好きなので真似したい。
栗原:積極的に……そんなこと書いたっけか(おい)
小野上:思い出して!!! 141頁最終行を見て!!!!!!
紅玉:少女文学の作品もよかったですね。エモーショナルでキュートでした。愛らしい少女だった。
神尾:ラストの勢い、すごい好きです。
紅玉:まあそこで編集長は「ラスト、もうちょっと甘めにうたいあげてください」とか修正指示だすわけですが。応えてくださってありがとうございます!!!!
栗原:私は俯瞰で見る戦争より、人ひとりが見る戦争が好きだな、と思っていて……それこそ、新谷かおる先生の戦場ロマンシリーズとか。割と今回もそんなイメージでした。落ちる飛行機。コクピットから、地上の女の子と目が合う……
紅玉:いいイメージ!!
神尾:高い空の風を感じました。
小野上:清々しい死なんだよなぁ……
紅玉:小野上さんがいうとこわいんだよなあ……
小野上:コワクナイヨ コッチニオイデヨ
栗原:清々しい死と、それに関われない女。地上にいたり、兵士を生み出したりしているのが女、という葛藤が書けていれば何よりです!
紅玉:見事でした!(拍手
栗原:やったやったーー! 初稿はひどい終わり方だったのは内緒だ!
小野上:そっちのほうもいい香りがしますね
紅玉:ステイ、ホーム、ステイ
小野上:香しい地獄、ううんなんでもないよ、本館の子だしぃ
神尾:しがらみを引きちぎって上昇してった感じが、好きだったなあ。てかあれでひどい終わり方って…………
紅玉:私だけが知っている……。ふふ、そのあたりも編集長の特権だったりします。
紅玉:というわけで、次のおたよりに参りましょう
居酒屋ネーム「ヤスミスト」さんより。好きなお酒は「日本酒」金沢からは手取川の大吟醸をどうぞ!
小野上:愛媛の地酒で良ければ……
栗原:日本酒持って別館へ帰って
神尾:神奈川からは八海山かな。
紅玉:八海山は神奈川じゃなくない?
神尾:えっ
栗原:東京は東京なので……おつまみに海苔でも届けるか
紅玉:「往年の「津原やすみ」読者です。
まずお礼を申し上げます。よくぞ引っ張り出してくださいました。
告知裏表紙画像の執筆者一覧で泣き、届いてから作品本編で泣き、著者紹介コメントで泣きました。
「やすみ」表記は編集部からの御提案だったと津原先生はおっしゃっていますが、GJです。あまりにもGJです。
本当に本当にありがとうございました。」
ありがとうございます!!! いえ、そんな、わたしにそんな力は……。大きなお力を貸していただいた、という感じです。本当に。
小野上:引っ張り出す、という言葉選びがなんかもうヤスミストだ
紅玉:名前の表記が編集部からの提案、とありますが、このあたりは何度かのやりとりがあり、それもまたドラマティックですので、インタビューの方で触れられるか、そうでなければまた折りをみてお話させていただきますね。それにしても、「津原やすみ」先生をお呼びできて良かったんだな、と反響を見て改めて思いましたね。
神尾:愛がすごい
紅玉:というわけでみんなさま!!!!!!!!!!!ぜひともコメントまで読んでくださいね!!!!!!!!!!!!
栗原:津原先生のお話は、もうほんと、泣いた、につきる。なんで泣いたのかな、ってはっきりはわからなくて。でも、読者さんたちの反応を見ていて、そうか、今を生きる少女に向き合った物語だからだ、今このときも少女は生きているんだ、と
紅玉:コメントだけでドラマじゃんね、もう。原稿取りもまた最上級ドラマでしたが……。
小野上:ドラマ性が高すぎて、打ち切りになるかと思っ なんでもないです。
紅玉:心中ですよ、こんなのは心中覚悟。生き残ってよかった。わたしの大勝利。
小野上:津原先生と少女小説との関わりがもう、ドラマが溢れすぎてますもんね……
神尾:真っ正面から「いま」の少女たちを描いた作品でしたよね。コメントまで含めて、胸が苦しくなってしまいました。
紅玉:原稿を受け取るまで死んじゃうかと思ってたけど原稿受け取ってついに無事死亡って感じだった……。
小野上:死なないで編集長 死ぬ前に別館においでよ
栗原:ひとが感動してる横で、別館勧誘やめてくださいます?
小野上:へへっ迷える子羊を見逃せないタチなんで
紅玉:(黙殺)いやほんと、自分の話をして恐縮なんですが、この話と、今回の自作を……一緒にのせなければならないわたしはですね……。
栗原:や、紅玉さんのお話よかったですよ! ぐーっと引き込まれるあったかい地獄
小野上:編集長、原稿を取らないといけないのに、取ったら取ったでのたうち回ってたから、愉悦……大変そうでした!
紅玉:みんなほめてくれてありがとうございました!!!!!!!! めっちゃほめてくれるじゃんみんな……………小野上以外……
小野上:へへっ編集長、みかんビールをどうぞどうぞ
紅玉:なんでもみかんをだせば許されるとおもって……!(美味しい
神尾:転げ回ってましたよね、編集長。
紅玉:ちなみに編集長はものすごく姑息なので自分の作品と津原先生の作品をできる限り離しました(みんな目次を見て頷いてくれよな)
小野上:現代少女ものって舞台以外、読めば全然違う話ではあるんだけど、まあ同じ舞台で勝負するのはちょっと怖いよな……
紅玉:話、違うけど、違うけど私は気にする!!! 小心者だから!!!!
栗原:紅玉さんの作品も「今」をやろうとしてたのはありますね。今VS今、だと思うと確かに。
神尾:そう、たしかに
紅玉:いただいたあとに、自分の話を直すか、と思いましたが直せませんでしたね。完全なる実力不足です。こてんぱんの完敗で、なので、間違いなく私がいちばん得るものの大きな寄稿でした。今風に言うと「対ありでした」(深々三つ指
小野上:津原さんのはテーマ外ですが、ソーシャルとマスクという、二つの「今」を「戦争」テーマの本で読めるのはかなり贅沢かと。どっちも読み応えたっぷりで。
神尾:「今」なんだけど、まったく方向性と世界がちがって、紅玉さんはのたうち回ってたけど、二作同時に読めて楽しかったです。
紅玉:って言ってみたけど、いや、いちばんでは無いな……いちばんは……扉の鳴海さんだな……鳴海さんの魂に……献杯……。
栗原:鳴海さんはかなりのヤスミストであられるので……
紅玉:あ、死んだな……と思いましたよね。
栗原:悲鳴があがっていた。
神尾:鳴海さんものたうち回っていましたね。
紅玉:爆泣きしながら描いてたであろうことがめちゃくちゃわかる絵だった。よかったね。少女文学はとても偉いね。
栗原:阿鼻叫喚よ。
小野上:鳴海さん、大変そうだけど満たされてたんだな……と思った。
神尾:twitterのTLでも、けっこうな人がのたうち回ってましたよ。
小野上:しかもあの扉絵を、津原先生がアレしてくれたじゃないですか。ファン冥利に尽きますよね……
栗原:雰囲気が、偲ぶ会みたくなっとるが……みんな元気で、次のやすみ作品と出会うまで生きて欲しい
紅玉:いやまあ偲ぶ会みたいですけど……鳴海さんに関しては……。読者さんももっとみんなのたうっていただいて大丈夫ですよ!!! いっぱい売ります!!!! あとこれをここまで読んでる各社編集さん、はやくちゃんと収録してくださいね。この作品は絶対ちゃんと商業で出るべき話ですし、他の話も……。その時は少女文学に感謝しろとはいいませんから……もしももしも一声かけてくれたなら……「あなたたちがふがいないばかりに……」と私は言いますから……(普通にやめなさい
栗原:もぎとった者は強いな
紅玉:本当に編集さんにはちゃんとピックアップして欲しい。みんなのものを。いやしかし、ほんとーーーーに、須賀先生の「魔女の選択」といい、ほんとすばらしくて、本当に……………なぜこれを………ここに……いやあの、本当に感謝してるんですが……
神尾:この作品が生まれたのは確実に少女文学があったからですもんね。編集長、いい仕事をされた。
紅玉:本当に本当に冥利に尽きるんですが、みんな「全力で投げるからミット構えてください!!!!!」ってするのちょっとヤバくないですか???いつか私の肩が壊れるのでは いや本望ですが
栗原:紅玉さんはミットもいいけど、仕事もしてね!!!
紅玉:ほんとそれだよね!!!します!!!!!します……する心はある……その……まあ……ミットとしては優秀なのでわたしは……。壊れないので……。
栗原:魔女の選択も、本気の須賀先生であった……。私はあれ、一種の実らないラブロマンスだとも思っていて、その実らないぶりが大好きでした!
小野上:いつもありがとう編集長、多分最初の暴投私だったよねごめんねいや~須賀先生の作品すばらしかったですね!
紅玉:須賀さん、最後の最後まですごく直して下さったんだよな……。みんなにこの変遷を見ていただきたかった。本気ですよ、これは。本気の作品です。感謝しかないです。
神尾:「魔女の選択」、戦争を直には味わってないはずの自分にも、「あれ?この感覚覚えがある」って思わせる、少女の普遍の苦しみと戸惑いと強さがあって、大変好きです。
小野上:メインキャラももちろんいいんですけど、脇まで隙がないというか、前の居酒屋でも言ったけど私はエミがお気に入りなんですよ。一見普通の彼女の存在が、ヒロインたちに陰影を与えているというか……そこが匠の技なんですよね。
栗原:確かにディティールもあって、奥行きと広がりがあって、普遍的だけど個人的だった。
紅玉:いいですよねえ。この絶妙な色合いをね、文章で書くことができるんですね。本当に、梶原さんのこの、グラデーションのような色合いを。
栗原:は~~小説が上手くなりてぇな~~~
小野上:うまくなりたいな~なんとか性癖を変えずに本館に潜り込みたいな~
栗原:小野上さん切実だね~~
紅玉:まあ小野上さんはともかく、なりましょうね。書けば救われるので。きっともっとね。ではでは、これが最後のお便りということで、もう一通。
紅玉:居酒屋ネーム「ななみ」さんから。「好きなお酒は杏露酒、おつまみは卵焼きです!」ロックでいいですか!? 卵焼きは焼きたてで!
神尾:卵焼き、がんばって焼いてきますね。
栗原:神尾は家を焼かないように
小野上:卵焼き、私は甘いのが好き
神尾:うっ……焼きそうになったら、火災報知器がおしえてくれるから……。
小野上:別館なら、なんと家も村も焼き放題!
紅玉:小野上さん、シッ
小野上:ハイ
紅玉:神尾さんは炭職人になりませんように
栗原:本館が焼けたら自動的に全員別館です
神尾:それは……
小野上:(その手があったかのかおもじ)
紅玉:やめな。
小野上:おやおや、屋敷が燃えてしまったと? お気の毒に、今夜はこのあばら屋にお泊まりなされ、ヒッヒ……
紅玉:(再度黙殺)長いお便りを本当にありがとうございます!大変嬉しく読ませて頂きました。今回は抜粋にて、第四号について。
「魔女の選択で一気に周囲の景色が見えなくなるほど没頭して、戦場にも朝がくるで甘い夢みたいな生活が現実に壊される様に息を呑み、蛙になったお姫様でその誇り高さと報われない恋情に涙し、あなたはだあれで堕落の甘美さに酔いました。そした竜乗りエッダで心癒されて夜に咲く花に心を撃ち抜かれて挿絵を眺めて呆然とし、雛が墜ちるで自分も墜落するように酔って、恋するマスク警察がまさに現代を反映した内容でその瑞々しさに苦しくなって、お馴染みのクウとシオのどこか歪んだ苦しい世界観に、嗚呼この本を読み終わってしまうのだと寂しくさせられました...
長く取り止めもなくなりましたが、今までの少女文学の中でもとりわけ好きです。本当に面白かった。読めて良かったです。どうもありがとうございました。」
紅玉:ほんと~~にこんなに丁寧に読んでくださって、わざわざ感想を包んでお伝えいただけるの、ただただひたすらに感謝ですね。
栗原:名文……
小野上:理想の読者様じゃん……
紅玉:できすぎでは? 自演ではここまで名文おくれないですよね……。
神尾:熱い感想……ありがとうございます
紅玉:神尾くんもほめられてるよ!!!よかったほんとうに、よかったな……。
栗原:いや、今回の神尾くんは素直によかったので……初稿以外は
神尾:うう……うれしい
紅玉:初稿もよかった(ところもたくさんあった)よ!!!
神尾:初稿……初稿って……なんだっけ
栗原:そういうところ、紅玉さんはすごく優しい
紅玉:すぐ記憶喪失になるのはやめてくれません? 叩けば直るか?
栗原:「何言ってっかわかんねーんだよな……でも、なんか、いい気がする」って頭抱えて読んでた
小野上:エキサイティングな直しでしたね
神尾:紅玉さんが受け止めて投げ返してくれるから……つい、とりあえず投げてみるか!って投げて……しまって……
紅玉:もうちょっと!!!!!!読者の気持ちになってかくことおぼえような!!!(がくがくがく
神尾:すみませんでした!!!!!
紅玉:神尾くんに足りないのはそこ。精進するように。
栗原:何言ってんのかはわかる、のラインがスタートだからな……
神尾:はーーーーーーーーい!!!!!
紅玉:というわけで、たくさんご紹介いたしましたが、おたよりは以上になります。本当に本当にありがとうございました。おかげさまで居酒屋が収録することができました。お便りを下さったみなさまに、かんぱーーーい!!
神尾:かんぱーーーーーい!!!
小野上:かんぱーーーーい! 本当にありがとうございました!!
栗原:かんぱーーーーい! またお会いしましょう! 五号とか別館とか!
紅玉:居酒屋ポストですが、一応今月中はあけておこうかなとおもいます。でも普通にツイートしてくださっても嬉しいです。みんな拾います。栗原さんとかが!!!!!
栗原:仕事終わってないけど頑張るよぉ……!!
紅玉:ごめんね、ごめんね、他のメンバーが……そういうの不得手なばっかりに……
小野上:一回本当に全員別館送りの本を出したいよね! がんばろうね!!
神尾:また本館で会いましょう!!
紅玉:まあそうですねぇ、第五号もがんばりたいし、ちょっとかわったなにかも、やりたいですね。少女文学館、夢は尽きない。でもとりあえず!! ちゃんと仕事を!! します!!!!!
神尾:仕事、大事。
紅玉:神尾くんもね。
神尾:へい……
栗原:それがーいちばんだいじーーー新作書いてるよぉ
神尾:わたしも、そのうち出ますので……そちらでもお目にかかれると嬉しいです。
小野上:私も一応やってるよぉ、なろうも……アップしたいな……
紅玉:わたしもずっと書いてはいるんだけどな……?
それでは皆様、どうか健やかにお過ごしください!!!!!! 次の居酒屋でお会いしましょう~~!!!!
こうして、今日も「少女文学倶楽部」の夜は更けていく──
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