卯月 俳句 前半
四月馬鹿寝癖のままで嘘をつく
桃の花愛でてよ撫でて愛してよ
縁側の沓脱石に虻死せり
雨だれに踊る清明夜明け前
花衣落ちた椿はだれ拾う
若鮎の跳ねる水面に銀の月
理不尽な呟きに咲くフリージア
薄墨の空に蝶舞う野辺送り
オリーブはアスパラガスと浮気中
朝のこと。散る音もなく春落葉
四月馬鹿寝癖のままで嘘をつく
桃の花愛でてよ撫でて愛してよ
縁側の沓脱石に虻死せり
雨だれに踊る清明夜明け前
花衣落ちた椿はだれ拾う
若鮎の跳ねる水面に銀の月
理不尽な呟きに咲くフリージア
薄墨の空に蝶舞う野辺送り
オリーブはアスパラガスと浮気中
朝のこと。散る音もなく春落葉